簿記3級のネット試験に落ちたらすべきこと【間違えたところを確認】

2020年に開始した日商簿記3級のネット試験。

新型コロナウィルスの影響に伴って、会場確保が難しくなったことから開始されたネット試験は、パソコンの画面上で問題を解いていくのが特徴です。

年に3回しかないこれまでの統一試験(ペーパー)とは異なり、テストセンターで随時受けられるうえに合否がその場で判定されるというメリットがあります。

反面、気軽に受けらえることがかえってモチベーションの低下を招いたり、ダラダラと学習期間を取ってしまったりすることにも繋がりがち。

この記事では、簿記3級のネット試験に落ちてしまった方の、考えられる原因とするべきことを解説します。

ネット試験と統一試験の難易度に違いはありませんが、ネット試験特有の注意点などもあるので、これからネット試験での受験を検討している方も参考にしてください。

なお、簿記3級をある程度勉強していたのに落ちたという人に足りないのは圧倒的な実践経験です。

テキストをダラダラ読み続けるよりも、とにかく問題を解きまくって、間違えたところを復習したほうが効率的に合格できます。

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簿記3級のネット試験に落ちるのはショック?不合格は恥ずかしいこと?

簿記3級のネット試験に落ちるのは普通?不合格は恥ずかしいこと?

簿記3級のネット試験に落ちるのは恥ずかしいことなのでしょうか?

簿記3級の合格率は概ね以下の通りです。

合格率
統一試験約47%
ネット試験約40%
出典:簿記 商工会議所の検定試験

日商簿記3級は比較的取得しやすい取得で、合格率が50%を超えることもありますが、とはいえ半数の人は落ちる計算です。

「半分も受かる」ととるか、「半分しか受からない」ととるかは個人の認識ですが、落ちたから恥ずかしいというような試験ではないので安心してください。

また、統一試験よりネット試験の方が、わずかですが例年合格率が低い傾向にあります。

試験範囲や難易度に違いは無いのですが、パソコンで直接問題を解いたり、いつでも試験を受けられる手軽さが合格率の差異に繋がっていると考えられます。

ただし、近年では簿記2級においてネット試験の合格率が上回ったこともあるので、試験の形式に慣れれば特に気にする差では無いといえるでしょう。

簿記3級のネット試験は統一試験と比べて難しい?

ネット試験に試験範囲や難易度の違いはありません。

日商簿記3級における、ネット試験と統一試験の違いは以下の通りです。

ネット試験統一試験
(ペーパー試験)
試験日ほぼ毎日・2月
・6月
・11月
試験時間60分60分
試験場所全国のテストセンター指定の会場
出題範囲出題区分に基づく出題区分に基づく
問題内容ランダム全員同じ
申し込み方法・ネット申し込み
・会場問い合わせ
・ネット申し込み
・コンビニ
・商工会議所
受験票無し有り
解答方式パソコンに入力
合否判定即日2~3週間後
合格証デジタルペーパー
受験料(税込)2,850円2,850円

ネット試験は全国各地のテストセンターにてほぼ毎日受験が可能です。

パソコンに解答入力していき、試験が終われば即合否が分かるのが特徴。

どちらを受けるかは試験日のスケジュールの兼ね合いや好みで選んでOKですが、合否が即日分かるのですぐに次の行動に繋げやすいのはネット試験の方です。

簿記3級のネット試験に落ちた人の声

簿記3級のネット試験に落ちた人の声をご紹介します。

一度落ちても諦めずに挑戦してみてください。

落ちた原因を考えることで、次に繋げることができます。

ネット試験は受験料はかかりますが、腕試しとしていつでも受けられるのも利点です。

簿記の試験はケアレスミスが命取りなので注意してください。

実際の試験や模擬試験の結果をもとに、苦手な分野を対策しましょう。

簿記3級のネット試験に落ちた理由

簿記3級のネット試験に落ちた理由

簿記3級のネット試験に落ちる理由として考えられる原因を解説します。

主に以下の3点です。

  • 一夜漬けなど、そもそも十分な勉強時間を取れていなかった
  • 理解が浅かったり、苦手に感じたりする分野がある
  • ケアレスミスをするなど試験形式に慣れてなかった

ネット試験特有の原因と、試験全般に当てはまる原因の2つが存在します。

ネット試験に落ちた、また落ちるかもしれないと不安な方は、上記に対して対策が十分に取れているかどうかを考えてみましょう。

上記内容についてひとつずつ解説します。

一夜漬けなど、そもそも十分な勉強時間を取れていなかった

簿記3級を一夜漬けで受験する方はあまりいないかと思いますが、勉強時間は十分に確保し、きちんと準備を行ってから試験に臨むようにしましょう。

一般的に、日商簿記3級の試験に合格できる目安の勉強時間は100時間と言われています。

学習スタイルや理解度にもよるため、あくまで目安ではあります。

自信の無い方は、まずは100時間で学習内容のインプットと、模擬試験や過去問などでのアウトプットを完了することを目標に取り組んでみましょう。

スケジュール管理に自信の無い方は通信講座や資格スクールの利用もおすすめです。

簿記の一夜漬け

理解が浅かったり、苦手に感じたりする分野がある

簿記3級を進めていく中で、自分の苦手な分野がどこなのかを理解することも重要です。

仕訳が苦手だったり、計算問題のケアレスミスが多かったりと、点を取りこぼしそうな部分を重点的に行うようにしてください。

「自分がどこが苦手なのか分からない」という方は、ひと通り出題範囲の学習を終えたら過去問を繰り返し解いてみるとよいでしょう。

毎回間違っている部分や、解くのに時間がかかっている部分があればそれが苦手な範囲です。

苦手な範囲を重点的に学習し、次回の試験に活かすようにしてみてください。

ケアレスミスをするなど試験形式に慣れてなかった

ネット試験はこれまでの統一試験とは解答の方式が異なるので、初めて受ける方は戸惑う可能性があります。

環境が変わるとうまく頭が働かなかったり、普段はしないようなミスをしてしまったりするものです。

日商簿記の試験は、ケアレスミスで数字を間違えてしまっただけで大幅に失点する場合があります。

焦らず試験を解き進められるように、模擬試験などでネット試験の受験対策を行っておくとよいでしょう。

また、たとえ一度落ちたとしても、試験の形式に慣れた2回目以降はあっさりと合格することも。

ちょっとしたケアレスミスでギリギリ合格点に足りず落ちてしまったという方は、ネット試験はいつでも受けられるのであきらめずに再挑戦してみてください。

簿記3級のネット試験に落ちたらどうする?ショックを受けた人がすべきこと

簿記3級のネット試験に落ちたらどうする?ショックを受けた人がすべきこと

では、ネット試験に落ちてしまったら具体的には何をすればいいのでしょうか。

頑張って学習してきた方や、ギリギリのラインで落ちてしまった方ほどショックを受けて諦めたくなるものです。

そんな時は、以下の点を押さえて再度学習に取り組んでみてはいかがでしょうか。

  • 試験結果の振り返りをする
  • 目標を決めて勉強を進める
  • 独学にこだわらない

落ちた直後はショックでモチベーションが上がらないかもしれませんが、合格点に近かった方ならあと少し対策すれば受かるかもしれません。

落ちたとしてもこれまでの学習内容が無駄になるわけではないので、ぜひ上記を押さえて再挑戦してみてください。

試験で間違えたところを振り返る

まずは自分がどこを間違えたのかを把握することが重要です。

ただし、ネット試験は問題を持ち帰ることはおろか、受験者ごとに問題内容が違うので試験後に答え合わせをすることができません。

スコア結果には大問ごとの点数しか表示されないため、自身の間違えた箇所を把握できないのが難点です。

幸い、合否がその場で分かるので、問題内容を思い出しながら、自分がどこでつまづいたのかを思い出して振り返りましょう。

目標を決めて勉強を進める

次回の試験日や、苦手分野への対策など、具体的な目標を決めて再度取り組んでみてください。

ダラダラと次回までの期日を引き延ばすと、モチベーションも下がりやすくなるので、達成できそうなギリギリのラインを決めてその日に向けて学習しましょう。

目標は具体的であるほど理解もしやすくなってくるはず。

一度受験するところまでは到達できているので、基礎的な部分はある程度押さえられているのではないでしょうか。

過去問などを駆使して、試験の形式に慣れることで合格の可能性を上げていきましょう。

独学にこだわらない

もしも前回試験までの学習を独学で行ったという方は、学習スタイルを見直してみてください。

たとえば、通信講座なら各社のノウハウに基づき効率よく学べるだけでなく、分からないところを質問できるなどの利点もあります。

独学だと分からない部分を理解するのが難しいので、簿記3級の合格率をより高めたい場合は検討してみましょう。

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間をあけずに再挑戦すべき2つの理由

間をあけずに再挑戦すべき2つの理由

ネット試験は統一試験とは異なり好きなタイミングで受験できるのが利点なので、間をあけずに再挑戦するのがおすすめです。

理由としては以下の2点から。

  • 勉強した内容の記憶が薄れてしまうから
  • 試験範囲や試験形式が変わる可能性があるから

試験に落ちた当日は残念ながら再受験はできませんが、最短で翌日には受験できます。

特に合格点ギリギリで落ちてしまったという方は、ぜひ短期間で対策を行って再度受験しましょう。

勉強した内容の記憶が薄れてしまうから

あまり間をあけずに試験に再挑戦した方がよい理由として、間をあけすぎると勉強した内容の記憶が薄れてしまうという点が挙げられます。

再試験だけでなく、学習期間を2年などあまりにも長期間にしないほうがいい理由も同様です。

学習した内容が頭に入っているうちに、対策をして再度試験に臨むようにしましょう。

日商簿記3級は、6ヶ月程度でも十分に合格を目指せる資格です。

スケジュール管理を行い、狙った試験日に向けて着実に学習を進めて下さい。

試験範囲や試験形式が変わる可能性があるから

再試験までの間をあけ過ぎると、試験の出題範囲が変わってしまうおそれがあります。

簿記は各種法令などによっても内容が変わることがあるので、学習を開始して時間が経過し過ぎると、開始した時には出題範囲になかった部分が問題として出てしまうかもしれません。

例えば、2019年には株式会社の会計に関する出題範囲が追加されており、代わりに個人商店の会計処理が削除されました。

本来2級の範囲だった電子記録債権が3級に追加され、有価証券の購入・売却処理が2級に移動するなど出題範囲のバランスが取られる場合もあります。

同じような理由で、独学でテキストを自身で購入する際は、何年も前に発売された古いテキストは使用しないようにしてください。

古いテキストに書いてある内容が現在でも通用するとは限らないためです。

日商簿記3級の試験は、どんなに長くても1年以内には受験するようにしましょう。

ネット試験で再挑戦する場合の注意点

ネット試験で再挑戦する場合の注意点

ネット試験で再挑戦する場合の注意点について解説します。

主に以下の2点です。

  • いつでも受けられるからといって油断しない
  • ネット試験に対応している模擬試験などで慣れておく

再挑戦する方だけでなく、これからネット試験での受験を考えている方は、ぜひ上記をチェックしておいてください。

統一試験と同じ感覚で進めるのではなく、ネット試験はネット試験として準備・学習をしていくのがよいでしょう。

その理由について解説していきます。

いつでも受けられるからといって油断しない

ネット試験は随時行われている性質上、いつでも受験できる利点がかえって学習の妨げになる場合があります。

年3回しかチャンスの無い統一試験とは異なり、ネット試験はいつでも受けられるので再挑戦が容易です。

その分モチベーションの低下や、手軽に受験できる形式が油断に繋がりがち。

ちょっとした数値の間違いでも大きく失点に繋がる簿記の試験において、油断はケアレスミスに直結します。

再挑戦にも受験料はかかるので、目標とする期日はきっちりと決め、そこで合格するつもりで取り組んでいくようにしましょう。

ネット試験に対応している模擬試験などで慣れておく

前述の通り、ネット試験は統一試験とは形式が異なるため、ネット試験用の対策をしておくのがおすすめ。

試験範囲や難易度には変わりが無いものの、パソコンに直接入力するのとペーパー試験を解くのでは少し勝手が異なります。

操作方法の面で戸惑うのを避けるためにも、ネット試験の模試などで対策しておくとよいでしょう。

また、各種通信講座や資格スクールではネット試験用の対策を別で行っているところもあります。

これから通信講座の利用を考えている方は、ネット試験用のカリキュラムを活用してみてください。

簿記3級のネット試験にもし落ちたら原因を確認して対策しよう

簿記3級のネット試験にもし落ちたら原因を確認して対策しよう

この記事では、日商簿記3級のネット試験に落ちてしまった方の原因と対策について解説しました。

2020年に開始したネット試験は、パソコンへの直接入力で回答できるほか、随時試験が行われているというメリットがあります。

一方で、いつでも受験できることから油断してしまったり、慣れない解答形式に思わぬケアレスミスを起こしたりとデメリットも。

もしネット試験に落ちてしまった方や、これからネット試験に臨むという方は、ぜひ本記事の内容を参考に対策してみてください。

難易度や出題範囲に違いはありません。

もしもネット試験の対策を行いたい場合や、独学での学習に自信が無い場合は通信教育の利用も検討しましょう。

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