理系でも簿記3級を学んだ方が断然有利!就職・転職でライバルに一歩、差をつけよう!

簿記の資格は、経理を専門としている社会人や文系の大学生に人気の資格です。

簿記資格があれば、転職や就職でも有利になりますし、新聞やテレビで報道される経済ニュースが把握しやすくなるなどのメリットも。

そのため、老若男女問わず幅広い年代の方が資格取得を目指して日々勉強に励んでいます。

そんな人気のある簿記資格ですが、理系の人が簿記資格を取得する意味があるのか疑問に思う人もいるでしょう。

やはり簿記の資格と聞くと、経済とか商業・経営を学んでいる文系科目の資格じゃないの?と思う人が大半ではないでしょうか。

ですが、結論からお伝えすると、簿記資格は理系の人にとっても大変役に立つ資格です。

ここでは、理系でも簿記を学んだ方がいい理由、理系の人が簿記知識を持っているとどんなメリットがあるのかについても、徹底的に解説していきます。

なお、結論からお伝えすると、理系でも簿記が役立つ場面は多いです。

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理系が簿記の資格を取るのは意味ない?

理系が簿記の資格を取るのは意味ない?

はじめに、「理系が簿記の資格を取るのは意味がないのでは?」とか、「簿記を習得するには向き不向きがあるのでは?」と感じている人もいると思いますが、決してそんなことはありません。

そもそも、私たちが普段利用しているお店や、勤務している株式会社などは簿記の概念をもとに、経済活動をおこなっています。

簿記の概念が分からないと、企業は売上や利益目標を立てることができませんし、資産や負債などを合わせた正確な純資産を把握することもできません。

どんぶり勘定で適当に企業活動を続けていれば、会社が黒字なのか赤字なのか分からず、従業員の給与が減らされたり、会社が倒産したりするリスクもあります。

もし今、自分が理系の大学生であれば、そのような危なっかしい企業に就職したいとは思いません。

ですが、簿記の知識があれば決算書を見て事前にそのような危ない企業を受けることは避けられますし、理系の専門性と簿記の知識を活かして有利に就職・転職活動を進めることができるでしょう。

簿記3級に意味なし

理系が簿記を学ぶ3つのメリット

理系が簿記を学ぶ3つのメリット

ここで理系が簿記を学ぶ3つのメリットについて整理しておきましょう。

  • 就職や転職での選択肢が広がる
  • 経済やビジネスの基礎知識を習得できる
  • コスト感覚に優れた研究者・開発者になれる 

この3つが、理系の人が簿記を取得する主なメリットとなります。

理系という強みを活かしながら簿記資格をプラスアルファすることで、採用担当者から見ても喉から手が出るほど確保したい人材になれるでしょう。

就職や転職での選択肢が広がる

1つのメリットとしては、何といっても就職や転職での選択肢が広がるという点です。

理系の人は、文系の大学生や社会人に比べて就職の間口が広いというのは周知の事実。

ですが、理系職種で簿記の資格を保有している人はさらに少なくなるので、もし履歴書に簿記資格の記載があれば、採用担当者からも一目置かれる存在となります。

他の採用希望者と比較した時に、書類でも面接でも圧倒的に光る存在となるでしょう。

面接で話題に挙がることも予想されますし、聞かれるであろう想定質問を準備しておけば、就職活動や転職活動でライバルに一歩リードできます。

ほかにも、利益や費用の具体的な数字をベースにして技術的な提案・アイデアなどを面接官に伝えられたら、採用までの距離はグッと縮まるでしょう。

経済やビジネスの基礎知識を習得できる

2つめのメリットとしては、普段ニュースなどで目にする経済やビジネスの基礎知識を習得できるという点です。

たとえば、理系の大学生は自分の好きな研究に没頭するあまり、経済やビジネスの基礎知識がおろそかになることがあります。

ですが、簿記を勉強することで自然と自分が就職しようとする業界や会社のニュースが気になり始めてきます

そうすると、会社の経営状態が良いか悪いかを数字で判断できるようになり、志望先の企業を知名度やブランド名からだけでなく、経営能力をもとに判断できるようになるでしょう。

コスト感覚に優れた研究者・開発者になれる

3つのメリットとしては、コスト感覚に優れた研究者・開発者になれるという点です。

理系は専門的なことに長けていることで、自分の興味・関心のある分野に特化しているのが強みです。

ですが、専門性に特化しすぎているがゆえに、コスト度外視で研究に没頭してしまったり、技術的には可能でも莫大な予算が必要になったりすることもあります。

もし簿記の知識があれば、コストパフォーマンスに優れた研究活動、会社だったら数字を示して経理や会計の部署から説得力を持って予算を引っ張ることができるはずです。

他にも経理部や営業部とのコミュニケーションがスムーズとなり、会社の経営状況をしっかりと把握しながら最適な提案ができるでしょう。

そうすると、たとえ技術職であっても経営感覚に優れた逸材として、上司や同僚からも一目置かれる存在になります。

理系が簿記を学んだ後のキャリアパスの具体例

理系が簿記を学んだ後のキャリアパスの具体例

ここまで理系が簿記の資格を取るメリットについて見てきましたが、具体的にどんな業界や職種に就職・転職が可能なのかも見ていきましょう。

イメージとしては「簿記の知識をベースに理系の専門性を活かせる職種」、あるいは、「理系で学んだ専門性をベースに経営判断をメインにおこなう職種」等があります。

代表的な業界としては、以下のようなところが挙げられます。

  • IT・テクノロジー業界
  • バイオテクノロジー・医薬品業界
  • 環境・エネルギー業界
  • 製造業界

いずれも理系に馴染みのある業界ですので、簿記資格があればより就職・転職がしやすくなるでしょう。

ここでは、その業界で簿記資格が活かせる職種にどんなものがあるのかをご紹介します。

IT・テクノロジー業界

IT・テクノロジー業界で簿記資格が活かせる職種として、データアナリストプロジェクトマネージャーなどが挙げられます。

まずはデータアナリストの仕事内容について見てみましょう。

データアナリストとは、収集した情報を分析するプロフェッショナルのことを指します。分析した情報で仮説を立て、クライアントの悩みや課題への解決策を提案するなども行うため、高度な分析技術やスキルが求められる仕事です。

引用:データアナリストとは?仕事内容・平均年収・必要スキルや資格も解説! | AKKODiS(アコーディス)コンサルティング株式会社

次にプロジェクトマネージャーですが、主な仕事内容はプロジェクトの予算管理やコスト評価です。

プロジェクトマネージャーとは、システム開発などを行うプロジェクトチームの責任者です。プロジェクトの企画から計画の立案、人材や費用の確保、進捗の管理などを行います。常にプロジェクト全体の進行を気にかけ、問題や課題が発生した場合はただちに対処します。端的に言えば、プロジェクトマネージャーとは「期日までに成果物(プロジェクト)を完成させるようマネジメントをする人」でしょう。

引用:プロジェクトマネージャーとは?仕事内容・年収・必要なスキルを解説 | マイナビクリエイター (mynavi-creator.jp)

バイオテクノロジー・医薬品業界

バイオテクノロジー・医薬品業界で簿記の資格が活かせる職種として、バイオテクノロジストが挙げられます。

バイオテクノロジストの仕事は、研究開発において予算管理や経済的評価を行うことです。

バイオテクノロジストは、細胞や組織の構成要素を理解するために、それらの遺伝子や物理的特性を研究します。そして、そのような特性を選択的に操作して、医療、食料生産、エネルギー効率などの特定の技術の機能性を向上させます。

引用:日本細胞農業協会 CAIC | 細胞農業を学びたいあなたへ (cellagri.org)

環境・エネルギー業界

環境・エネルギー業界では、エネルギーエンジニア環境コンサルタントが簿記の資格が活かせる職種として挙げられます。

エネルギーエンジニアは、エネルギー効率向上やコスト削減に関わるエンジニア職のことです。

電力やガスなどを安定的に供給する技術開発や、太陽光や風力などのエネルギーの研究開発を行う仕事。公的な研究機関や電力会社、ガス会社などに勤め、新エネルギーの研究開発や燃料電池の開発、エネルギーのリサイクル技術の開発に関する研究に取り組む。

引用:エネルギー系研究・技術者になるには|大学・専門学校のマイナビ進学 (mynavi.jp)

環境コンサルタントは、エネルギー関連のコンサルティングで経済的側面を担当しています。

主に環境コンサルティング会社に勤務して、公的機関や民間企業、団体からの依頼を受けて環境保全に関わる調査・予測・解析を実施し、指導やアドバイスを行う仕事。依頼によっては環境対策の企画立案をしたり、事業の推進役として業務管理に携わったりすることもある。

引用:環境コンサルタントになるには|大学・専門学校のマイナビ進学 (mynavi.jp)

製造業界

製造業界では、製造プロジェクトマネージャーなどが簿記の資格が活かせる職種として挙げられます。

製造プロジェクトマネージャーは、主に製造プロジェクトの予算管理やコスト評価を担当します。

製造業におけるPMは、開発を牽引するプロジェクトマネージャーやものづくりのリーダーというものを対象にしています。製造業のメーカーさんが、お客さんと仕様調整し、これで開発しましょうっていうような基本的な仕様書ができてから、契約し、開発を行い、最終的に製品を出荷するまでの工場内で仕切るプロジェクトのトップ、リーダーを指します。

引用:PMの仕事とは?|製造業向け設計者育成研修「ゼロから設計シリーズ」 [2021年01月28日] (zerokara-sekkei.com)

理系におすすめの簿記学習方法

理系におすすめの簿記学習方法

これまで見てきたように、理系でも簿記の資格を取ると多くのメリットがありますが、就職・転職先の間口も大きく広がります。

簿記の学習内容は、今まで学校で勉強してきた文系科目や理系科目とも違い、会計独特のルールがあるため、最初は困惑するかもしれません。

そこで、最後に理系の人におすすめの簿記学習方法を簡潔にお伝えします。

具体的には以下のような方法で進めていくと、スムーズに学習が進むでしょう。

  • 会計ルールへのアプローチ
  • 財務諸表の数字の分析
  • 過去問の演習と分析

それでは順番に見ていきましょう。

会計ルールへのアプローチ

簿記は、帳簿を作成する際に左右の数字が必ず一致するよう記録するというルールがあります。

感覚的には、数学で公式のルールに当てはめて解いたときにきちんと数字が合った!という感覚に近いでしょうか。

簿記では数学のように複雑な計算をすることはないのですが、解けたときに感覚的に近いものがあります。

そのため、理系の人はまずこのような会計のルールを覚えるところから始めると、取り組みやすいでしょう。

財務諸表の数字の分析

簿記では、企業の経営状態を表す貸借対照表や、企業の経営成績を表す損益計算書といった表があります。

この2つを合わせて財務諸表と呼ばれたりしますが、簿記ではこの財務諸表を作成する単元をマスターしなければなりません。

その際、多くの数字を取り扱うので、理系の人は日頃から研究や仕事でおこなっているデータ分析や統計的な手法に接するような感覚で財務諸表を作成・分析していくと良いでしょう。

過去問の演習と分析

簿記をマスターするためには、過去問の演習と分析が絶対に欠かせません。

そのため、理系の人は多くの数字や計算問題を含んだ問題を解きながら、問題の出題傾向を分析していくと良いでしょう。

仮説を立てて、検証をおこなう場面と同じような手順で簿記の学習を進めていけば、どんな問題がどのような頻度で出題されるのかをある程度想定できるはずです。

なるべく多くの問題に取り組んで、配点比率の高い単元からマスターするようにしましょう。

ここまで順調に学習をすすめれば、簿記資格の取得は目前です。

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簿記の資格は、文系だけでなく理系の人にとっても、大変役に立ちます。

特に、就職活動中の大学生や、転職活動中の社会人であれば、採用担当者から一目置かれることは間違いないでしょう。

会社の営業部や経理部で働いている人でも、簿記の資格を保有していない人は沢山います。

それが理系で簿記資格を保有しているとなれば、目立たない訳がありません。

ぜひ簿記資格を取得し、「簿記の知識×理系の技術」の掛け算で最強の強みを作って将来の可能性を広げていきましょう!

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