高校生にもおすすめ!簿記3級を取得して就職や進学で同級生を一歩リード!

一般的に学校の先生や塾の先生からおすすめされる資格と言えば、漢字検定や英語検定がメジャーでしょう。

そのため、高校生にとって「簿記」の資格はあまり馴染みが無いかもしれませんが、いざ勉強してみると私たちの日常生活とも深く結びついてることに気付きます。

そもそも、簿記とは「会社の日々のお金の出し入れや仕入・売上などの取引を記録していく能力」のことをいいます。

普段お店で買い物したり、親が塾の授業料を支払ったり、アルバイトで収入を得たりするのも、簿記取引の一環です。

ただ、高校の授業では簿記について触れることはほとんどありません。

今でこそ、家庭科で金融教育の授業が取り入れられていますが、学習内容は簿記のことではなく「預貯金・保険・クレジット・ローン・投資」など金融商品についてがメインです。

参考:中学生・高校生のみなさんへ : 金融庁 (fsa.go.jp)

商業科の高校生なら、簿記については学校の授業で習うので比較的馴染みがあると思いますが、普通科の高校生にとってはほぼ馴染みがありません。

けれども、簿記を勉強することで世の中の経済の仕組みが深く理解できますし、就職や進学でも有利になります。

ここでは、高校生が簿記3級を取得するメリットや、合格するための勉強法、スケジュールついて詳しく見ていきます。

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高校生が簿記3級を取得する3つのメリット

高校生が簿記3級を取得する3つのメリット

はじめに高校生が簿記3級を取得すると、どんなメリットがあるか見ていきます。

大学入試で優遇される

学校や塾の先生でも知っている人は中々居ないかも知れませんが、簿記の資格は大学入試でも優遇される資格となっています。

漢字検定や英語検定などの資格は入試や学校の授業と重なる部分も多く、保有している人も多いでしょう。

ただ、保有している人が多いということは、せっかく取得しても同級生とあまり差がつきません。

一方で、簿記3級の資格を保有している高校生は少ないため、持っているだけでもかなり目立つ資格となります。

特に、商学部、経営学部、経済学部を志望している学生にとってはかなり有利に働くでしょう。

具体的にどこの大学や学部の入試で優遇されるかについては、商工会議所のHPで確認できます。

参考:簿記 入試で優遇される大学 | 商工会議所の検定試験 (kentei.ne.jp)

簿記3級を勉強してみて、今後、さらに深く勉強してみたいと思ったら簿記2級へとステップアップすることも可能です。

簿記2級まで取得すれば、一気に入試で優遇される大学も増え、進路の選択肢も増えるでしょう。

就職で有利になる

簿記は会社のお金の出し入れや取引を記録する能力ということもあり、特に就職でも有利に働きます。

例えば、簿記3級の資格を保有していると、中小企業の会計補助、個人経営店などの経理業務などに携わることができます。

また、簿記を勉強すると、会社の経営成績や財政状態を数字で把握することが可能。

そのため、就職活動をする際に「財務諸表」と呼ばれる決算書をみて、客観的に将来有望な会社を判断できるでしょう。

履歴書にも書けますし、面接でも簿記の資格を持っているだけで話題になるかも知れません。

もちろん入社してからも、簿記の知識があるだけで社員さんとのコミュニケーションもスムーズになります。

高校生にとって簿記はあまり馴染みのある資格ではありませんが、社会に出ると持っているだけで一目置かれる資格なのです。

経済ニュースを理解できるようになる

テレビやネットでニュースを見ているときに以下のような用語を見聞きしたことがあるのではないでしょうか。

  • 売上高
  • 営業利益
  • 経常利益
  • 決算書
  • 損益計算書
  • 貸借対照表

上記のような言葉を目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。

これらの用語は全て簿記3級の試験範囲の中に出てくる言葉です。

学校や塾の授業では習っていなくても、世の中では当たり前のようにこれらの用語が使われ、報道番組などでも頻繁に使用されています。

それにもかかわらず、普段私たちが普通に生活しているだけでは、簿記について深く学ぶ機会はほとんどありません。

簿記について学び始めると、徐々に専門用語や数字の意味が分かるようになり、経済ニュースについても理解できるようになるでしょう。

ニュースが理解できると、徐々に世の中の経済の仕組み、景気動向、自分が利用しているお店や会社について、段々と興味・関心が湧いてくるはずです。

簿記を学ぶことで、幅広い視野を持って世の中を見渡せるようになるでしょう。

そもそも簿記ってどんな資格?

そもそも簿記ってどんな資格?

ここまで、簿記について学ぶとどんなメリットがあるかについて見てきました。

ですが、具体的に簿記の試験がどんな内容で、どのように試験がおこなわれるのかイメージが湧かない人も多いと思います。

また、いざ簿記の資格を取ろうと思って調べ始めてみると、主催する団体によっていくつか種類があることに気付くでしょう。

そのため、この段落では簿記資格の種類や概要について簡単に見ていきます。

日商簿記、全経簿記、全商簿記について

簿記には、日商簿記、全経簿記、全商簿記などの試験がありますが、この中で最も有名なのが日商簿記試験です。

簿記の資格といえば、この日商簿記を指すことが多いので、特に理由が無ければ日商簿記3級の資格取得を目指すと良いでしょう。

参考までに、日商簿記、全経簿記、全商簿記のことについて詳しく知りたい人のために参考リンクを記載しておきます。

参考:簿記 | 商工会議所の検定試験 (kentei.ne.jp)

参考:公益社団法人 全国経理教育協会 ZENKEI 簿記能力検定

参考:簿記実務検定試験 | 公益財団法人全国商業高等学校協会 (zensho.or.jp)

簿記3級試験の概要

ここでは、最も有名な日商簿記3級の試験の概要について見ていきます。

商工会議所のHPを見てみると、簿記については次のように記されています。

簿記は、企業規模の大小や業種、業態を問わずに、日々の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能です。 

引用:簿記 簿記とは | 商工会議所の検定試験 (kentei.ne.jp)

簿記の試験は、これらの取引に必要な会計の知識や、決算書を分析したり、作成したりするための能力を計る試験とも言えるでしょう。

ビジネスに必要なコスト感覚を身に付けられるということもあり、大学生や社会人にも人気のある資格です。

現在、簿記3級の試験は、ネット試験(CBT方式)と統一試験(紙の試験)のどちらかの方式を選んで受験することが可能。

受験料はネット試験も統一試験も、2,850円(税込)で同一価格となっています。

ちなみに、ネット試験に関しては各試験会場の指定日を除いてほぼ毎日、紙の試験については年に3回、いずれかの試験日を選んで受けられます。

参考:簿記 | 商工会議所の検定試験 (kentei.ne.jp)

高校生からみた難易度やレベル感、合格率

次に、高校生からみた簿記3級の難易度やレベル感、合格率について見ていきましょう。

簿記3級の難易度は一般的に、「簡単〜普通」くらいのレベルと言われています。

商工会議所のデータから数字で客観的に分析すると、ネット試験も統一試験も、平均して40〜45%前後の合格率となっています。

受験者数(申込者数)実受験者数合格者数合格率
163(2023.2.26)37,493名31,556名11,516名36.5%
162(2022.11.20)39,055名32,422名9,786名30.2%
161(2022.6.12)43,723名36,654名16,770名45.8%
160(2022.2.27)52,649名44,218名22,512名50.9%
引用:簿記 受験者データ | 商工会議所の検定試験 (kentei.ne.jp)

ここで、高校生に人気のある資格で合格率が40〜45%前後の資格試験をピックアップしてみましょう。

馴染みあるところだと、漢字検定準2級試験の合格率が35%前後、ITの基礎知識を証明するITパスポート試験の合格率が50%前後になっています。

合格率40%前後という数字だけで判断すると、簿記3級試験はこれらの試験と同じくらいのレベル感ということになります。

参考:2022年度 受検データ | 調査・データ | 日本漢字能力検定 (kanken.or.jp)

参考:ITパスポート試験とは?難易度・合格率や必要な勉強時間まで解説

高校生で漢字検定準2級以上、あるいはITパスポートの資格を既に保有している人もいるでしょう。

これらの資格試験と同じくらいの合格率と聞くと、そこまでハードルの高い試験ではないということが何となく実感できるかと思います。

簿記3級の試験は、きちんと対策をすれば高校生でも充分に合格できる試験ですので、資格取得を目指す場合は安心して勉強を進めてください。

高校生が簿記3級に合格するための勉強法

高校生が簿記3級に合格するための勉強法

ここまで、簿記3級取得のメリットや試験の概要について見てきました。

そこで、今度は高校生が簿記3級に合格するための具体的な勉強法について具体的に見ていきます。

「簿記」という言葉の響きを聞くと、何か難しい数字や公式を使って複雑な計算をしていると思う人もいるかも知れません。

ですが、簿記3級合格のためには、中学校までに習った数学、四則演算程度の算数の知識があれば基本的には問題ないでしょう。

そのことを踏まえた上で、簿記3級の試験に合格するための勉強法を3つご紹介します。

学校や資格試験予備校の授業を受ける

1つ目は学校や資格試験予備校の授業を受けるという方法です。

商業科の高校生であれば、簿記についての詳しい内容は基本的に学校の授業で習います。

普通科の高校生については、高校の授業で簿記を習う機会は皆無と言っても過言ではありません。

そこで、資格試験予備校の講座を利用するという方法が挙げられます。

高校生でもそういった予備校に通えるの?という疑問を持つ人もいるかも知れませんが、たとえば、資格の学校TACでは中・高校生向けに簿記講座の割引キャンペーンを実施しています。

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もし、簿記を学ぶ環境が身の回りに無いという場合、このような資格試験予備校に通うという選択肢があります。

塾に通うように、同じ目標を志す仲間ができるというのも魅力の一つでしょう。

通信教育やオンライン学習動画を利用する

2つ目は通信教育やオンライン学習動画を利用するという方法です。

こちらの方法の場合、わざわざ教室に通わなくてもよいので、無駄な移動時間を省けるというメリットがあります。

特に、学校の授業や部活動をメインに学生生活を過ごしたい人にとってはとても有効なコンテンツ。

今は、移動中もスマホなどで講義を視聴できるので、隙間時間にもサクッと勉強時間を確保できます。

ただし、動画コンテンツはスマホのデータ通信量をかなり消費するため、契約しているスマホのデータプランに注意が必要です。

自宅などWi-fiが利用できる場所であればデータ通信量を抑えられるので、そのような環境が構築できている人であれば特に問題ないでしょう。

日商簿記3級のオススメ通信講座5選【メリット・デメリットも解説】

テキストや問題集を買って、独学で勉強する

3つ目はテキストや問題集を買って、独学で勉強するという方法です。

こちらは昔ながらのやり方ですが、自分の好きな時に、好きな場所で、データ通信料や電子機器のバッテリー残量などを一切気にすることなく勉強を進めることが可能。

先に紹介した他の2つの方法にはないメリットがあります。

ですが、専門の講師から簿記の授業を直接受けられるわけではないので、最初は理解するまでに少し苦労を要するかもしれません。

もし可能であれば、まずは別の方法でプロの講師の講義を聞いて、そのあとテキストを読んだり、問題集を解いたりする方がスムーズに勉強が進むかと思います。

日商簿記3級のおすすめテキストを解説【独学方法も紹介】

高校生が簿記3級を取得するまでのスケジュールについて

高校生が簿記3級を取得するまでのスケジュールについて

最後に、高校生が簿記3級を取得するまでのスケジュールについて見ていきます。

授業や部活動と両立するため、隙間時間や空き時間を利用する

高校の授業は中学校までの授業とは比べものにならないくらい科目数も多く、各教科の学習内容もかなりボリュームがあります。

それに加えて平日や土日に部活動などがあったりすると、その合間を縫って簿記の勉強をしなければなりません。

そのため、授業や部活動と簿記の勉強を両立するための方法を考えていく必要があります。

具体的には以下のような方法が挙げられます。

  • 通学のための電車の移動時間を利用する
  • 授業と部活までのちょっとした隙間時間を利用して図書室や自習室で勉強する
  • 土日は遊びに行く予定を変更して勉強時間を確保する

他にも、家に帰るまでの間にカフェやファミレス、ファーストフード店で勉強したり、予備校の自習室を利用したり。

授業や部活動と両立するためには、ちょっとした空き時間や、隙間時間を利用することも重要となります。

学校の行事やテストに支障が出ないよう、緻密な計画を立てる

高校生活は授業や部活動だけではなく、季節によって学校の行事やテスト期間などの大きなイベントがあります。

学校の行事は高校生活を送るうえで大事なイベントですし、テストも赤点を取ってしまうと進級や卒業にも影響が出てしまうでしょう。

そのため、これらのイベントに支障が出ないよう緻密な計画を立てる必要があります。

特に、文化祭、体育祭、合唱コンクールの前は、夜遅くまで準備や練習に追われて、思うように勉強が進まない可能性が高いです。

学校から配布されている1年間の年間行事予定表を眺めてみて、自分のペースで無理なく勉強できる期間を設定しましょう。

時間の取れる夏休みに集中して勉強をおこなう

高校生活は思いのほか忙しく、普通に過ごしていてもあっという間に3年間は過ぎていってしまいます。

ですが、そんな慌ただしい高校生活でも、夏休みだけは授業の詰まっている平日に比べて時間を確保しやすいという人も多いでしょう。

そのため、短期集中で一気に簿記3級の勉強を終わらせてしまうという方法もあります。

コツコツと少しずつ勉強を進めるというよりは、テスト前に集中して一気に勉強し、高得点を狙っていくやり方に近いかもしれません。

夏休みであれば、クーラーの効いている図書館に1日中こもって勉強することも可能でしょう。

短期集中で一気に勉強を進める方法は、集中力に自信のある人に、特におすすめの方法です。

簿記3級を高校生のうちに取得して、将来の選択肢を増やそう

簿記3級の資格は、進学や就職に有利になるだけでなく、世の中のお金の流れを理解するのにも役立つ知識が満載です。

最初は聞きなれない用語や、会計処理独特の癖やルールに慣れるまで少し抵抗があるかも知れません。

ですが、その部分さえクリアしてしまえば、友達や同級生よりも確実に一歩リードできます。

簿記3級の資格は一度取ったらそれで終わりというわけではなく、大学生なって就職活動をする際にも、社会に出て会社で働く際にも、とても役立つ資格です。

さらに内容を深めて簿記2級、簿記1級の資格を目指すことで、大企業の経理部門への就職、税理士や公認会計士になるという道も開けるでしょう。

簿記の資格を持っているだけで大きく世界が広がります。

ぜひ高校生のうちに簿記3級の資格を取得して、将来の選択肢を増やしていきましょう。

なお、もっとも安い費用で利用できる簿記の通信講座はスタディングです。

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