クレアール簿記講座でおすすめのコースはどれ?等級別に解説

簿記の通信講座には様々なものがありますが、その中でもクレアール簿記講座について気になっている方も多いのではないでしょうか。

クレアールは設立から54年の歴史あるスクールで、講座の価格や評判も上々です。

ですが、実際にクレアールの簿記講座のWebサイトを見てみると、簿記講座には様々な種類があって、どのコースを受講していいか迷っている人も多いと思います。

私自身も実際にクレアール簿記講座を受講したことがあるのですが、簿記のコースを選ぶ時、どのコースを選べば良いのかかなり迷いました。

そこで、今回はそんなクレアール簿記講座のおすすめコースを、等級別にそれぞれ解説。

これからクレアールの簿記講座を利用して、資格取得を目指している人の道しるべになれば幸いです。

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簿記3級講座の比較表

CPA会計学院スタディングクレアール
料金0円3,850円16,000円
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クレアール簿記講座のコースの特徴

クレアール簿記講座のコースの特徴

まずクレアールの簿記講座のコースの特徴を簡単に記しておきましょう。

クレアールの簿記講座のコンテンツはすべて共通して、以下の3つの特徴があります。

  • 非常識合格法
  • Vラーニングシステム
  • マルチデバイス対応映像講義

この後、それぞれの特徴について用語と共に簡単に見ていきますが、これらの特徴は簿記3級~簿記1級のすべてのコースについて当てはまります。

非常識学習法

非常識合格法とは、合格必要範囲の確実な得点の習得を目指し、量よりも質、インプットとアウトプットによるバランスの取れた学習方法のことを指しています。

Vラーニングシステム

次にVラーニングシステムですが、こちらは非常識合格法の学習効果を最大限に引き出すため、単元別に講義をまとめ、反復学習による知識の定着を目指すためのコンテンツを指しています。

以下に、従来の講座と比較できる図表を載せておきます。

マルチデバイス対応映像講義

クレアールの映像講義は、パソコン・スマホ・タブレットなど、マルチデバイスにも対応。

様々なデバイスで視聴できることで、Vラーニングシステムによる学習を最も効率的に進められるようになっています。

また、音声学習や倍速による高速学習、何度も繰り返し視聴することで苦手な単元を克服するための高回転学習にも対応しています。

活用方法としては、クレアールの簿記講座のサイトで以下のように示されています。

隙間時間や移動時間でスマホで手軽に学習できたり、倍速で講義を視聴できたりするのは良いですね。

簿記学習 、初学者へのおすすめのコース

簿記学習 、初学者へのおすすめのコース

では、ここからより具体的にクレアールの簿記講座のコースについて見ていきましょう。

まずは、初学者へおすすめのコースについて、4つご紹介します。

  • 3級パック
  • 3・2級講義パック
  • 3・2級マスター
  • 簿記検定マスター

それぞれのコースの特徴について簡単に比較しておきましょう。

3級パック3・2級講義パック3・2級マスター簿記検定マスター
対象者まったく初めての方2級レベルの知識を習得したい方3級から2級までの合格を目指したい方まったく初めての方
学習スタイルWeb通信Web通信Web通信Web通信
カリキュラム「インプット・アウトプットの連動」・「質問体制の充実」で、学習時間の効率化を最大限に図るインプット学習を最大限に重視「インプット・アウトプットの連動」・「質問体制の充実」で、学習時間の効率化を最大限に図る合格に最低限必要な範囲に絞った教材に基づき、合格に必要な計算力や正確性を養うカリキュラム
インプット63単元(42時間程度)176単元(102時間程度)176単元(102時間程度)493単元(259時間程度)
アウトプット答案練習答案練習答案練習
平均学習時間100~120時間350~420時間350~420時間1,100~1,220時間
一般価格16,000円(税込)50,000円(税込)58,000円(税込)
※教育訓練給付金制度対象
172,000円(税込)
※教育訓練給付金制度対象
保証期間申込月から1年間申込月から2年間申込月から2年間検定目標月から+1年間
参考:2023・2024年合格目標 簿記検定コースパンフレット (meclib.jp)

なお、表にある平均学習時間ですが、3・2級講義パックと簿記検定マスターについては公式サイトに時間の記載がなかったため、こちらでそれぞれの簿記コースに記載のあった時間を合算して算出しています。

3・2級講義パック

3級パック(100~120時間)+2級パック(250~300時間)=350~420時間

簿記検定マスター

3級パック(100~120時間)+2級パック(250~300時間)+1級ストレートフルパック(750~800時間)=1,100~1,220時間

3級パック

3級パックでは、簿記・会計の基礎知識を身につけながら、「商業簿記」の全体像を把握していきます。

単元としては、そもそも「簿記」とは何か?という所から始まり、仕訳のルールや勘定科目を覚えながら、最終的には決算整理をおこなって財務諸表の作成までを目指します。

インプットとアウトプットにも重点を置いているうえ、質問体制も充実しているので初学者には最適のコースです。

平均学習時間は100〜120時間ほどですので、平日夜や土日のまとまった時間を利用すれば、働きながらでも充分対策が可能でしょう。

3・2級講義パック

3・2級講義パックでは、3級と2級の資格取得を目指す内容となっていますが、後述する3・2級マスターのコースよりも、インプット学習に重点を置いています。

講義内容は同じですが、答案練習の教材が無い点、教育訓練給付金制度の対象外である点に注意しましょう。

仕事や転職等で簿記2級レベルの知識が必要になるものの、業務等である程度の知識があれば良い、という方にはおすすめです。

必ず簿記3級と2級の資格を取りたい方は、この3・2級講義パックではなく、インプットとアウトプットの両方に重点を置いた3・2級マスターの方を受講する方が良いでしょう。

3・2級マスター

3・2級マスターは、インプットとアウトプット双方の学習に重点を置いています。

また、簿記の学習がまったく初めての人で、確実に3級・2級を目指す人にもおすすめのコース。

3・2級講義パックと違い、答案練習教材がある点、教育訓練給付金制度の対象になっている点にも注目です。

受講料も3・2級講義パックと8,000円しか違わないため、確実に3級と2級の簿記資格を取得したい場合は、こちらの講座を選ぶと良いでしょう。

また、3級パックと2級パックを別々に申し込みするより受講料が安く抑えられています。

簿記検定マスター

簿記検定マスターは、3級から1級までのすべての級に合格することを目指すコース。

3級からスタートするので初学者からでも学習可能ですが、すべてのコースを受講し終えるまでに最低でも1,100〜1,220時間ほどの学習時間を確保しなければなりません。

また、教育訓練給付金制度の対象ではあるものの、一般価格の受講料は172,000円と、他のコースに比べて高額。

大手企業での会計実務、監査法人、税理士や公認会計士など、難易度の高い業界・職種を目指しているのであれば受講する価値はおおいにあるでしょう。

3級修了者へのおすすめのコース

3級修了者へのおすすめのコース

ここからは、3級修了者へのおすすめのコースをご紹介します。

  • 2級パック
  • 1・2級マスター

これら2級以上の資格を目指すコースは、3級程度の知識があることを前提に問題が作られています

そのため、3級の学習をまったくしないで、2級以上の合格を目指すことは不可能に近いでしょう。

もし受講する場合は、3級のコースを終了したうえで申込みするようにしましょう。

2級パック1・2級マスター
対象者簿記3級修了者(合否は問いません)簿記3級修了者(合否は問いません)
学習スタイルWeb通信Web通信
カリキュラム「インプット・アウトプットの連動」・「質問体制の充実」で、学習時間の効率化を最大限に図る合格に最低限必要な範囲に絞った教材に基づき、合格に必要な計算力や正確性を養うカリキュラム
インプット113単元(60時間程度)430単元(218時間程度)
アウトプット答案練習答案練習
平均学習時間250~300時間1,000~1,100時間
一般価格53,000円(税込)
※教育訓練給付金制度対象
168,000円(税込)
保証期間申込月から1年間検定目標月から+1年間
参考:2023・2024年合格目標 簿記検定コースパンフレット (meclib.jp)

なお、表にある平均学習時間ですが、1・2級マスターについては公式サイトに時間の記載がなかったため、こちらでそれぞれの簿記コースに記載のあった時間を合算して算出しています。

1・2級マスター

2級パック(250~300時間)+1級ストレートフルパック(750~800時間)=1,000~1,100時間

2級パック

2級パックは、簿記2級の試験範囲である商業簿記と工業簿記、2つの分野の教材を主軸としています。

平均学習時間は3級パックの約2〜3倍の250〜300時間で、教育訓練給付金制度の対象です。

日商簿記2級まで取得すれば、転職や就職で大きな武器になりますし、どんな業界・業種からも重宝されるでしょう。

3級の勉強をやってみて、これなら続けられそうだということであれば、2級合格を目指してみると良いでしょう。

1・2級マスター

1・2級マスターは簿記1級と2級、ダブル合格を目指すためのコースです。

1級の主な学習内容は、商業簿記・会計学と工業簿記・原価計算がメイン。

もし1級合格まで目指すならば、2級の学習時間と合わせて、おおよそ550〜1,100時間ほどの学習時間が必要です。

価格も168,000円と高額ですが、教育訓練給付金制度の対象となっていない点は注意。

そのため、まずは2級パックの方を受講し、確実に2級に合格してから1級のコースを受講するかどうかを判断しても良いでしょう。

2級修了者へのおすすめのコース

2級修了者へのおすすめのコース

2級修了者へのおすすめのコースは、以下の2つのコースです。

  • 1級講義パック
  • 1級ストレートフルパック

どちらもほぼ同じ内容になっていますが、若干教材の中身や価格に違いがあります。

簡単に表で確認をしてから、1つずつ具体的に説明します。

1級講義パック1級ストレートフルパック
対象者簿記2級修了者(合否は問いません)簿記2級修了者(合否は問いません)
学習スタイルWeb通信Web通信
カリキュラム合格に最低限必要な範囲に絞った教材に基づき、合格に必要な計算力や正確性を養うカリキュラム合格に最低限必要な範囲に絞った教材に基づき、合格に必要な計算力や正確性を養うカリキュラム
インプット317単元(160時間程度)317単元(160時間程度)
アウトプット4回(ファイナル答練3回+公開模試1回)20回(答練16回+ファイナル答練3回+公開模試1回)
平均学習時間750~800時間750~800時間
一般価格132,000円(税込)145,000円(税込)
※教育訓練給付金制度対象
保証期間検定目標月から+1年間検定目標月から+1年間
参考:2023・2024年合格目標 簿記検定コースパンフレット (meclib.jp)

1級講義パック

まずは1級講義パックについて、内容は1級ストレートパックとほぼ同じ

教材の中身で異なる点は、単元ごとの答案練習16回分が含まれていないという点です。

こちらの答案練習が要らないという方で、費用を安く抑えたい場合は1級講義パックの方を選びましょう。

ただし、1級講義パックの方は教育訓練給付金制度の対象外。

この制度を利用予定の方は、条件にも寄りますが、1級ストレートフルパックを利用する方がお得になるでしょう。

1級ストレートフルパック

先ほども書いた通り、1級ストレートパックには単元ごとの答練が16回分含まれており、教育訓練給付金制度の対象にもなっています。

1級講義パックには無い答案練習16回分がセットになっているので、各講義のあとに実施すれば効果は抜群でしょう。

こちらの答練の内訳は、「商業簿記・会計学が8回分」、「工業簿記・原価計算が8回分」となっています。

合格体験者の声

合格体験者の声

最後に、クレアール簿記講座で日商簿記3級から1級まで合格した人の声を紹介します。

自分がどのコースを選んでいいか、最後まで迷っている場合の判断材料にしてください。

日商簿記3級合格者の声

  • 1回の講義が基本40分という短さが、まとまった勉強時間がとれない私に合っていました。お金の基礎知識0でしたが、山田先生のわかりやすい講義のおかけで、ついていくことができました。質問の返答が翌日~3日程度であり、丁寧に答えてもらえたことにも感謝です。(日商簿記3級合格 A・Tさん)
  • Web授業なので、自宅で自分の都合の良い時間に受講でき、また内容も分かりやすかったです。理解しやすい箇所は、早送りで聞くことで時間短縮ができる一方、1回で理解できなかった単元は、何度も聞き直す等、自分のペースで学習できることも良かったです。(日商簿記3級合格 S・Mさん)
引用:2023・2024年合格目標 簿記検定コースパンフレット (meclib.jp)

クレアールの簿記講座の特徴として、1コマが30~40分前後の講義なので、会社員の方であれば、通勤時間にもちょうど勉強できるので便利です。

また、既に理解できているところは倍速で、少し理解が甘いところは何度も繰り返し聞けるというのも魅力的ですね。

日商簿記2級合格者の声

  • クレアールのテキストは、合格するための学習ポイントを簡潔に押さえており、また講義では、合格のための実践的な解答方法を伝えてくれる等、短期合格を目的としていた自分にとっては最適でした。また、講師の方のやわらかな物腰の話し方が自分には合っていて、分かり易く、長い講義時間も苦痛にならなかったのが大きかったと思います。(日商簿記2級合格 井澤 浩道さん)
  • 受講料の安さと保証制度のほか実際に受講して良かったと思うことは、

1.講義の他に問題集にも解説動画があること。

2.学習につまずいたときの質問方法が多くあること

3.難しい内容でもしっかり理解できる講義であること

合格するために必要な環境は整っているので安心して学習に打ち込めました!(日商簿記2級合格 志賀 誠さん)

引用:2023・2024年合格目標 簿記検定コースパンフレット (meclib.jp)

簿記の学習範囲はかなり広範囲に渡っていますが、クレアールでは合格するためのポイントが簡潔にまとめられており、効率よく勉強できるのが特徴。

他にも、講義だけでなく、問題集にも解説動画があったり、メールや電話、Skypeなど様々な方法で気軽に質問できたり、受講生が挫折しづらいサポート体制が整っています。

参考:合格サポート体制 | クレアール簿記検定講座 (crear-ac.co.jp)

日商簿記1級合格者の声

  • 最初に感じたのは講義の受けやすさです。私は、どの簿記1級講座を受講するか選ぶにあたり、クレアールのサンプル講義動画を視聴しました。そこで感じたことは、1つの講義時間が30分前後であり、負担が少なく、講義の内容も分かりやすかったのです。また、クレアールの講座の利点は、簿記検定の全試験範囲をまんべんなく学習するのではなく、合格に必要な範囲を重点的に学習することです。普段、大学の講義等で忙しい私にとっては、クレアールの講座が一番あっていると感じました。(日商簿記1級合格 松本 武尊さん)
  • 通信講座でペースを自分で作ることができ、毎日の継続も実施しやすいです。「講義ノート」「答練」を中心に情報が纏まっており、繰り返しの学習も非常にし易く、かつその内容で試験合格が可能です。(日商簿記1級合格 F・Tさん)
引用:2023・2024年合格目標 簿記検定コースパンフレット (meclib.jp)

隙間時間を活用して勉強するには、30~40分前後で講義がまとまっているのが受講生にとっては魅力的のようです。

特に、苦手な単元だけを繰り返し視聴するのにも、これくらいの時間数だと丁度良さそうです。

簿記のおすすめコースは、どの級をどれくらいの期間で目指すかによって変わる

簿記のおすすめコースは、どの級をどれくらいの期間で目指すかによって変わる

クレアールの簿記講座は全部で8種類あります。

最後に、もう一度整理してみましょう。

  • 3級パック
  • 3・2級講義パック
  • 3・2級マスター ※
  • 簿記検定マスター ※
  • 2級パック ※
  • 1・2級マスター
  • 1級講義パック
  • 1級ストレートフルパック ※
    ※印は、教育訓練給付金制度の対象

これまで見てきたように、それぞれのコースには、インプットによる講義をメインにするのか、ダブル合格を狙うのか、答案練習に重点を置くのか、等の理由によってその特徴が変わってきます。

いずれのコースも、級や内容は違えど、講義の分かり易さや教材のクオリティは高水準で担保されています。

そのため、一番大切なのは、自分がどの級をどれくらいの期間で取得したいか?という点です。

簿記の学習にはそれなりに学習コストが掛かります。

金銭面での負担はもちろんですが、学習時間にも大きなコストが掛かるのが特徴。

他の資格試験と比べて簿記は暗記だけでは対応できないため、繰り返し問題を解く時間を確保しなければなりません。

時間に余裕がある人であれば、3級・2級マスターのようなダブル合格を目指すコースや、じっくりと取り組める簿記検定マスターがおすすめということになるでしょう。

一方で、なるべく短時間で簿記資格が欲しいという人の場合は、3級パックや2級パックで集中的に学べる講座がおすすめです。

クレアール簿記講座のおすすめは、予算の範囲、個人のライフスタイル、学習の進捗度合、自身の目標に合わせて何級を目指すのか、等によっても変わってきます。

それらの点も踏まえて、どのコースを選ぶかを総合的に判断すると良いでしょう。

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