簿記講座が無料?ハローワーク訓練制度の内容や申し込み方法、受講時の注意点を解説

簿記講座が無料?ハローワーク訓練制度の内容や申し込み方法、受講時の注意点を解説

ハローワークで申し込める講座って何?

ハローワークの簿記講座は誰が受けられる?本当に無料?

ハローワークが提供する講座で簿記検定に合格できる?

堅固なスキルや資格を獲得して、就職活動を有利に進めたいと考える人は少なくありません。

一方で、定常的な収入がない状態で、有料の簿記講座を受けるのは経済的な負担が大きいです。

実は、ハローワークが提供する簿記関連講座は、原則として受講料が無料で受けられます。

なぜなら、国が経済的な負担を軽減し、労働市場が求めるスキル獲得を支援するために、ハローワークによる訓練制度が設けられているからです。

この記事では、簿記講座を無料で受けられるハローワークの訓練制度の概要や利用手順、関連講座受講時の注意点を順にお伝えします。

この記事を読むと、ハローワークの講座を活用したスキルアップ方法が明確になり、コスパ良く簿記検定に合格して転職活動に弾みをつけられます

簿記3級講座の比較表

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簿記も学べるハローワークの訓練制度とは?

簿記も学べるハローワークの訓練制度とは?

ハローワークは、離職者や求職者向けに、就職に直結する資格やスキルの獲得ができる訓練制度を設けています

さまざまなビジネス環境の変化により、労働市場で求められるスキルと就職希望者のスキルが一致しないことが増えたため、就職のチャンスを逃がしやすいのが現状です。

そこで、国は最新のビジネス市場のニーズに合致したスキル・資格の獲得支援を行い、国民の就職の機会増加を目的に運用しています。

ハローワークの訓練制度を活用して、効率的にスキルアップを図り、就職の可能性を高めましょう。

公的なスキルアップ制度「ハロートレーニング」の内容

ハローワークを通じて利用できる、仕事のスキル強化や資格取得を支援する制度が「ハロートレーニング」です。

ハロートレーニングは、ハローワークで求職を申し込んでいる人が対象となり、事前の審査や選考を通過すると受講できます。

キャリアアップや希望する仕事への就職を後押しする制度のため、提供される講座内容も幅広いです。

受講料は原則無料であり、収入が減って経済的余裕がない人を念頭に置いた、就職を後押しする公的なスキル強化プログラムとなっています。

ハロートレーニングでは簿記3級から2級、1級まで全て対象?

ハロートレーニングで提供される講座では、最高で簿記1級レベルまでの内容を学習可能です。

例えば、東京都の場合、3ヶ月で終わる短期講座があり、簿記2級レベルまでを学べるようになっています。

一方、学習期間が1年以上に渡る長期講座では、税理士を目指す講座の中で、簿記1級までの内容が学習範囲になっています。

参考:東京都「公共職業訓練 委託訓練」

つまり、ハロートレーニングでは簿記1級まで学習可能ですが、学習期間が大きく異なるため、かけられる時間と必要な簿記レベルから受講する講座の選択が必要です

ハローワークを通じた簿記講座の申し込み4ステップ

ハローワークを通じた簿記講座の申し込み4ステップ

ハロートレーニングで簿記関連講座を申し込む場合には、4つのステップを順番に進める必要があります。

ネット上で希望する講座・コースを見つけたら、申し込み期間が2週間程度のため、直ちに申し込み手続きを進めるのがポイントです。

希望講座・コースの申し込みから受講開始までの流れは以下の通りです。

  1. 求職申し込みをする
  2. 受講を申し込む
  3. 選考試験を受ける
  4. 受講あっせんしてもらう

それぞれの作業には準備期間の考慮が必要な場合もあるため、締め切りから逆算して余裕を持って手続きを進めましょう。

ステップ1:求職申し込みをする

ハロートレーニングを受講するための最初のステップは、ハローワークでの求職の申し込み手続きです。

求職申し込みの完了がハロートレーニングの受講資格を得るための基本条件となるためです。

求職申し込みは、2つの方法があり、求職希望者の状況や環境に応じて選択できます。

  • ハローワークに行って手続きを実施
  • ハローワークインターネットサービスから手続きを実施

いずれのケースでも、ハローワークの相談窓口で職業相談を行うとハローワーク利用登録者となり、ハローワークでの就職支援を受ける前提が整います。

ステップ2:受講を申し込む

ハローワーク利用登録者となれたら、次の作業はハローワークの担当者へのハロートレーニング受講希望の申し入れです。

ハローワークの担当者がハロートレーニングの受講の必要性を判断すると、受講申込書が渡されます。

必要事項を記入し、ハローワークで受付印を押印してもらった受講申込書を、希望する講座の申込期間内に訓練実施機関に提出します。

受講申込書は、次工程の選考試験でも利用されるため、受講希望理由・就職活動状況・就職希望内容について漏らさず記載しましょう。

ステップ3:選考試験を受ける

受講希望書が無事に受理されると、次のステップは訓練実施機関による選考試験の受験です。

試験内容は、受講希望のコース・講座によって異なりますが、筆記試験と面接で構成されているケースが多いです。

訓練実施機関から合否結果を受け取り、合格している場合には、合格通知書のほかに受講準備に関する書類も同封されてきます。

合格者向けの説明会などの案内も入っている場合があるので、受講までに必要な手続きや書類が送付された郵送物はしっかりと確認しましょう。

ステップ4:受講あっせんをしてもらう

ハロートレーニング受講における最後の作業ステップは、受け取った合格通知をハローワークに持参して就職支援計画書を交付してもらうことです。

ハローワークの訓練受講には、「受講あっせん」が必要であり、就職支援計画書をもらい受けるのが、それに該当します。

求職者支援訓練における職業訓練受講給付金を希望する場合には、同時に手続きを行う必要があります。

就職支援計画書はハロートレーニングの受講中・受講後も利用するため、すぐに使えるよう分かりやすい場所に保管しましょう。

ハローワークの簿記講座を受講する際の注意点やデメリット

ハローワークの簿記講座を受講する際の注意点やデメリット

ハロートレーニングの簿記関連講座は、専門学校などでの簿記に特化した講座とは異なります。

そのため、簿記検定の合格を目指す際には、ハロートレーニングの講座の特性として押さえておくべき点が5つあります。

  • 講座を受けたいときにすぐに受けられない
  • 選考試験に落ちることもある
  • 簿記に関係ない内容も講座に含まれる
  • 簿記検定費用や教材購入費は別途発生する
  • 講座で不十分な場合には自己学習が必要になる

経済的負担を少なく簿記の学習ができるハロートレーニングは有用ですが、簿記検定合格に向けて追加で必要な事項を事前に把握しておきましょう。

講座を受けたいときにすぐに受けられない

ハロートレーニングの簿記関連講座を受講したいと思っても、すぐに受講できない場合があります。

なぜなら、ハロートレーニングの応募はハローワークが指定した期間でないと受け付けてもらえないためです。

例えば、東京都のハロートレーニングで、2024年度の簿記2級まで学習できる3ヶ月講座の応募期間の予定を見ると、およそ14日程度です。

募集期間講座開始日
2024年03月05日~2024年03月18日2024年05月01日
2024年04月04日~2024年04月17日2024年06月03日
2024年05月07日~2024年05月20日2024年07月01日
2024年06月06日~2024年06月19日2024年08月01日
2024年07月05日~2024年07月19日2024年09月02日
2024年08月02日~2024年08月16日2024年10月01日
2024年09月04日~2024年09月18日2024年11月01日
2024年10月04日~2024年10月18日2024年12月02日
2024年11月05日~2024年11月18日2025年01月06日
2024年12月02日~2024年12月13日2025年02月03日
2024年12月27日~2025年01月17日2025年03月03日
参考:TOKYOはたらこネット「令和6年度訓練実施スケジュール」

募集対象の講座が毎回同じとは限らないため、ハロートレーニングのウェブページで募集対象講座と期間を確認して応募しましょう。

選考試験に落ちることもある

ハロートレーニングを受講したいと考えても、選考試験に落ちてしまう場合もあります。

選考試験に落ちてしまう理由としては以下のような場合が考えられます。

  • 受講希望する理由が不明瞭
  • 受講希望の講座内容の理解が不十分
  • 就職に対する意欲が低い

そのため、受講申込書の記載内容や面接での受け答え内容には、事前に十分に準備・対策をしましょう

簿記に関係ない内容も講座に含まれる

ハロートレーニングで提供される簿記関連講座の内容には、簿記以外の学習内容も含まれていることが多いです。

ハロートレーニングは就職に必要なスキル強化を目的としており、特定の資格試験対策の講座として提供しているわけではないからです。

例えば、東京都の公共職業訓練で提供される簿記講座では、経理に関する知識や関連システムについての学習も含まれています。

ハロートレーニングの講座は、簿記を学問として学ぶだけでなく、実際の業務利用を視野に入れた、網羅的に学習・体験できる講座として構成されています。

簿記検定費用や教材購入費は別途発生する

ハロートレーニングの簿記関連講座の受講料は原則無料ですが、肝心の検定試験の受験費用は無料ではありません

ただ、予備校や通信講座で簿記講座を受講する場合でも、簿記検定試験の受験費用は講座費用に含まれていないため、取り扱いは資格講座と同じです。

また、ハロートレーニングの講座では、受講する講座で必要になる教材費は別途自己負担となります。

先述の簿記関連講座の案内では、教科書代が別途発生する点が明記されています。

そのため、ハロートレーニングの講座受講の際には、個別に自己負担が必要な項目を整理して、必要な金額を明らかにしておきましょう。

講座で不十分な場合には自己学習が必要になる

ハロートレーニングの簿記関連講座は、簿記試験合格を目的とした講座ではないため、必要に応じて自己学習が必要です。

私が独学での簿記3級と2級の合格に必要だった学習時間は、おおよそ100時間と250時間の合計350時間でした。

先ほど紹介した講座の場合、簿記の学習時間が291時間で構成されており、その中には、社会保険事務や源泉徴収事務に関する学習時間も含まれます。

私の学習時間と比較すると、講座受講だけでは60時間足りない状況で、簿記に関する学習時間で比べると、さらに不足時間が増えると見込まれます。

そのため、ハロートレーニングの講座から簿記検定の合格を目指すならば、講座の学習時間だけではなく、自習時間の追加が必要となる可能性が高いです。

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この記事では、簿記講座を無料で受講できるハローワークの訓練制度の概要とともに、受講までの手順や受講時の注意点を解説しました。

  • ハローワークが運営するハロートレーニングの講座を受講すれば、その費用は原則として無料
  • ハロートレーニングを利用するには、ハローワークで求職申し込みの後、受講を申し込み、選考試験の合格が必要
  • ハロートレーニングの講座は簿記検定合格に特化した講座ではないため、検定合格に必要な学習・費用の準備が不可欠

ハローワークが提供するハロートレーニングの簿記関連講座の受講費は、原則として無料です。

ただし、ハロートレーニングを利用するためには、ハローワークで求職者として認定される、選考試験に受かるなど、複数の条件を満たす必要があります。

そのため、簿記検定の合格だけを考えるなら、通信講座やオンライン講座を利用した方が効率的に学習を進められます。

目的に応じて学習方法を適切に使い分けて、希望する仕事や職種への就職を目指しましょう。

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