日商簿記3級に合格するコツ20選!勉強方法から教材選びまで

簿記コツ

皆さんは日商簿記3級にそんな簡単に合格するわけはない、と思っていませんか?

確かに簡単ではありません。

難しい仕訳など、色々覚えることが多くて困りますよね。

しかし、日商簿記3級に合格するコツがないわけではありません。

日商簿記3級は過去何十万人も受験してきた試験です。

その受験生が培った合格ノウハウがあります。

今回は日商簿記3級の合格のコツを5つに分類してお伝えします。

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勉強方法の4つのコツ

勉強方法の4つのコツ

勉強方法には主にコツが4つあります。

  • 暗記よりも理解を
  • 予習よりも復習を
  • 応用問題よりも基本問題を
  • インプットよりもアウトプットを

順次ご説明していきます。

暗記よりも理解を

簿記3級を学習するにあたっては暗記よりも理解を重視しましょう。

その理由として、暗記では簿記学習の面白さが分からないからです。

簿記3級であれば暗記に重点を置いても合格できます。

しかし、本番の試験で応用問題を出題された場合には手も足も出ません。

そして何より簿記の仕組みを理解した方が、簿記の面白さを発見できるかもしれません。

簿記が面白くなると自然と学習時間も増えるので、その分合格の可能性も高まり、一石二鳥です。

予習よりも復習を

簿記3級は基本の分野を学習し、学習した基本分野に別の分野を積み上げるという勉強方法が一般的です。

具体的には、基本の仕訳をもとにして、さらに別の分野の仕訳を覚えるという感じです。

重要なのは基本です。

基本を理解していないと別の分野の仕訳は理解できません。

このことから、資格スクールに通われている方であれば習っていない分野を予習するよりも、過去に学習した分野を復習しましょう。

応用問題よりも基本問題を

簿記3級の基本問題を重要視する理由は、基本問題を理解しないと応用問題は絶対に解けないからです。

簿記3級は基本の知識から積み上げる形で応用の知識を学習します。

仕訳を学習した後に損益計算書や貸借対照表を作成するのが簿記3級の流れです。

仕訳が分かっていないのに損益計算書や貸借対照表を作成できません。

このことは簡単な仕訳が分からないのに難しい仕訳が解けないのと同様です。

無論、応用も大事ですがその基礎となる基本問題を理解してください。

インプットよりもアウトプットを

簿記は「習うより慣れろ」といわれており、問題を解くという感覚より問題を見ると無意識に手が仕訳をしている感覚が要求されます。

実際に経理の現場では仕訳をいちいち頭で考えて記帳しているわけではありません。

自動的に手が動いて仕訳をしているという感覚です。

このようなレベルになるため、必要なインプットを行えば、ひたすらアウトプットを反復するとよいでしょう。

テキスト・教材選びの4つのコツ

テキスト・教材選びの4つのコツ

テキスト選びも合格のために重要です。

コツを4つ集めました。

  • 最新バージョンのテキストを使う
  • 網羅性のある少し分厚い本を使う
  • 自分のレベルにあった本を使う
  • 問題の解説が詳しい本を使う

以下、ご説明します。

最新バージョンのテキストを使う

簿記3級のテキストを中古で購入した方が確かに安上がりです。

しかし、中古テキストには最新の出題傾向の情報が含まれておらず、過去の仕訳処理を現在の仕訳処理として回答してしまう可能性があります。

当然その場合不正解です。

インターネットで最新の出題傾向・会計基準を把握するという方法もありますが、最新のテキストには出題傾向に合致した問題が収録されていますのでそちらを使う方が無難といえます。

網羅性のある少し分厚い本を使う

最近のテキストは要点がまとまっていて、イラストを多用し理解しやすく作られています。

しかし、分かりやすい反面、簿記3級の論点全てをカバーできていないものが多いです。

なぜなら理解しやすく書かれているものは、分かりやすく解説するという点に重点が置かれ、理解が難しい応用問題には触れていないからです。

この問題に対応するため、理解することに時間がかかりますが、このテキストをマスターすれば知らない論点は出ない、というくらいの、網羅性のある分厚いテキストを購入するといいでしょう。

自分のレベルにあった本を使う

簿記3級の合格率を見ても明らかなように、受験生全員が合格できるわけではありません。

当然簿記3級の受験生の中には、受験回数が2回目以上の方もいます。

初回受験以外の受験生の勉強方法は、当然初学者と同じテキストを使っていると効率が悪く、練習問題が多く掲載されたテキストや問題集を用いるといいでしょう。

問題の解説が詳しい本を使う

簿記3級学習を始めたばかりでは、簿記の仕組みや原理を理解するのが難しく、なぜこうなるのか?という点でつまずく方もいます。

練習問題を解いてみても「なぜ間違ったのか?」という点を解決できない場合があり、その疑問点を解決できないまま次の段階へ進んでしまうのはよくありません。

また同じところでミスをする可能性が高いです。

このことから問題集は解き方や問題の考え方に重点を置いたものを利用するといいです。

スケジュール管理の5つのコツ

スケジュール管理の5つのコツ

スケジュール管理のコツも5つご用意しました。

  • 体を鍛えて体調管理をする
  • 早朝学習で時間の余裕をつくる
  • スケジュールはできるだけ長くとる
  • 他の受験生と比較しないでマイペースに進める
  • 時間がなければ予想問題集より過去問を解く

ご説明します。

体を鍛えて体調管理をする

精神科医の樺沢紫苑氏によると、「運動することによって、ドーパミンやセロトニンという脳内物質が分泌され、脳にとって良好な状態」になるといいます。

また、苦しい運動をすることによって精神力や忍耐力がつき、楽とは言えない受験時代にプラスとなることは間違いないでしょう。

参考:スポーツで頭がよくなる? 最新脳科学が解き明かした、スポーツと脳の意外な関係 | パラサポWEB

早朝学習で時間の余裕をつくる

社会人で簿記3級を受験する場合、仕事から帰ってから勉強をするのは疲れます。

疲れからくる眠気で集中力が低下して、勉強が頭に入らないこともしばしば。

そのようなときは思い切って寝てしまい、その代わり早朝学習しましょう。

これなら、睡眠時間を十分とった後なので眠くありませんし、静かな早朝なので集中できます。

スケジュールはできるだけ長くとる

簿記のスケジュールは長ければ長い方が合格の可能性が高まります。

理由は「問題集を繰り返し解くことができる」からです。

簿記3級の学習のコツは「習うより慣れろ」です。

仕訳を頭で考えてから仕訳を書くという作業では実際の仕事では遅く、簿記3級の試験でも時間が足りなくなるかもしれません。

テキスト・問題集を繰り返すことを回すと言いますが、特に問題集は答えや解法を覚えるまで回しましょう。

他の受験生と比較しないでマイペースに進める

簿記3級の試験は、学生や社会人、国家資格のステップアップとして受験される専業の方など、多種多様な方が受験されます。

勉強時間を多くとれる人やとれない人、資格スクールを利用する人から独学派まで様々です。

当然受験環境は違うのですから、学習進捗度や理解度は違って当然です。

他の受験生と比べていいことは、ひとつもありません。

繰り返しますが、簿記3級は対策を練れば誰でも合格できます。

自分を信じてコツコツマイペースで行きましょう。

時間がなければ予想問題集より過去問を解く

過去問をおすすめする理由は「出題傾向」をが分かるからです。

例えば、現金過不足の問題だとどの資料が出題され、どのような問題の見せ方がされるのかといった問題のクセが分かります。

そしてその問題に何分かかったかなど、今の実力が分かります。

しかし、2021年度6月からのネット試験では過去問は公表されなくなりました。

このため過去問を何度も解くといった勉強法はできません。

その場合は、過去問ではなく予想問題集で基本論点の問題を解きましょう。

モチベーションの3つのコツ

モチベーションの3つのコツ

資格試験の勉強をする上でモチベーションの維持が最大の難関です。

時が経つにつれてやる気がなくなってくることはよくあります。

モチベーションのコツを3点ご紹介します。

  • 目標は明確に
  • 公認会計士・税理士の登竜門
  • 初めはやる気がなくても行動を

目標は明確に

簿記3級の受験を決めた理由も人それぞれ。

就職に有利な点などほかに多々あります。

しかし勉強を進めるにつれて何が簿記の魅力なのか答えを見出せなくなります。

そのようなときは、静かな場所で簿記3級を学ぶ意味を再確認してみてはいかがでしょうか?

公認会計士・税理士の登竜門

簿記3級の試験はあくまで簿記の初歩を学びます。

簿記3級を学習してみて面白いと感じた方は、簿記2級を取得して公認会計士や税理士といった国家資格を目指してみるのもいいと思います。

公認会計士や税理士は会計資格の最高峰の資格です.。

簿記3級を取得することでこれらの資格を取得するという可能性も広がります。

初めはやる気がなくても行動を

勉強を続けるコツは「とにかくやる、をルーティン化する」ということです。

作家の村上春樹さんは起床後軽くランニングをしてから朝食を食べ、その後は午前中いっぱい机に向かうというルーティンを毎日実行しているそうです。

書くことがないときでも必ず毎日実行する。

そうすると勝手に筆が進んでいくそうです。

とにかく机に向かうのが大事なのだとおっしゃっていました。

勉強のやる気を出す方法12選!やる気の前にまず行動!すぐに試せる方法を専門家に聞きました【高校生なう】

これを参考にして、やる気が出なくても必ず机に向かう、テキストを読むといったことを実行してみてはいかがでしょう?

日商簿記3級受験の4つのコツ

日商簿記3級受験の4つのコツ

以下では受験本番でのコツを4つ説明します。

本番でミスをすると今までの努力が水の泡。

十分な対策をお願いします。

  • テスト慣れをしておく
  • 時間が足りなくなることを踏まえて時間配分をする
  • 本番で答えを書く前にまずすべての問題に目を通す
  • テスト本番直前までテキストの復習をする

テスト慣れをしておく

簿記3級に限らずテストは緊張します。

絶対に合格したいという気持ちならなおさらです。

この対策として、資格スクールで開催される公開模擬試験で場数を踏んでおくといいと思います。

仮に模擬試験で失敗しても、本番の試験ではないので模擬試験の失敗の対策を本番の試験に活かせます。

時間が足りなくなることを踏まえて時間配分をする

2021年6月の試験より、「収益認識に関する会計基準」という新制度の導入がなされ、試験範囲も改定されています。

この新試験範囲は仕訳問題の配点が増加するというように基本問題をどれだけ理解しているか?という点を重視しています。

試験時間も60分に短縮されることから予定より問題を解くのに時間がかかってしまった、ということも十分考えられます。

対策として下記などがあります。

  • 基本問題の繰り返しによる考える時間を減らす
  • 自分が解ける問題を見分ける力を養う
  • すぐに解答を導き出せる問題を解く(最初に仕訳問題、次に決算の問題を解く)
  • 文字を早く書く練習をする

本番で答えを書く前にまず全ての問題に目を通す

試験官の「試験、はじめ」という掛け声で面食らってしまい、問題をよく見ないまま回答してしまい、凡ミスの連発で不合格という笑うに笑えない話もあります。

試験が始まったらすぐに問題を解かず、一呼吸入れて一度全問題に軽く目を通すのもいいでしょう。

テスト本番直前までテキストの復習を

勉強を十分にしてきた方は問題ありませんが、試験勉強を思うようにできなかった方は試験本番の直前まで仕訳の暗記や理解をしましょう。

試験開始直前に見ていた暗記項目がたまたま本試験で出題されたという話もなくはありません。

まとめ

まとめ

これまで簿記3級に合格するコツを20個ご紹介しました。

確かに簿記3級は慣れるまでは難解です。

簿記のルールを覚えるのに時間がかかります。

しかし、そのルールを自分のものにすれば新たな可能性が待っています。

就職・転職に有利といったことや、公認会計士・税理士の国家試験受験の道がその可能性です。

これらの可能性はあなたの人生を豊かにし、あなた自身を精神的にも成長させてくれます。

試験が難しいと諦めないでください。

繰り返しますが、簿記3級は対策さえ練れば合格できます。

あなたの人生が豊かになることを応援しています。

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