日商簿記3級を最短で合格する勉強法は?実体験から解説します

簿記素人だけど早く日商簿記3級を合格して、キャリアアップに繋げたい!

歳 男性

仕事をしながらでも日商簿記3級を合格するには最短でどのくらいの期間がいるの?

こんな思いや疑問をお持ちではないですか?

結論、簿記素人が日商簿記3級合格するには最短で1ヶ月は必要です。

なぜならば、日商簿記3級に合格するために必要な時間はおよそ100時間は必要であり、毎日最低3時間の勉強時間を確保しておよそ33日かかるためです。

40歳を前にして完全簿記素人だった私は、仕事をしながら土日も含めて毎日1時間の勉強を3ヶ月続けたことで、日商簿記3級に一発合格できました。

そのため、計算上、1日の勉強時間を3倍に出来れば、勉強期間を1/3の1ヶ月に短縮することが可能です。

効率的に勉強をして最短で合格したいと考える人は少なくありません。

簿記素人ながら仕事をしながら日商簿記3級に合格できた勉強経験を基に、最短で合格する方法をご紹介します。

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日商簿記3級合格の基礎知識

日商簿記3級合格の基礎知識

日商簿記3級について下記3点を理解して、対策を講じることが最短合格の近道です。

  • 合格の条件
  • 試験の点数構成
  • 試験の種類

早く試験を受けて、必要な合格条件をクリアすることが、すなわち最短合格であるためです。

日商簿記3級は試験の種類も複数あり、合格条件も公開されています。

そのため、最短合格の重要なカギは、合格することから逆算された勉強に取り組むこと。

最短合格を狙うならば、合格条件と試験の特徴を把握してから勉強に取り組むことが不可欠です。

合格の条件

日商簿記3級は70点を取れれば合格です。

日商簿記3級は満点を取らなくても合格でき、例えば高得点者上位数%に入ることが必要といった検定ではありません。

公式webページにおける日商簿記3級の合格基準は下図の通り。

試験科目商業簿記3題以内
試験時間60分
合格基準70%以上
引用:日商簿記3級 試験科目・注意事項

日商簿記3級に合格するためには70点以上を得点することが必要です。

一方で、逆に考えると30点の失点をしても合格できる検定です。

よって、日商簿記3級の試験は無理にでも満点を狙う必要はありません。

そのため、高確率で出てくる問題に対して集中して対策することが、最短1ヶ月での日商簿記3級の合格を引き寄せることに繋がります。

試験の点数構成

日商簿記3級は3つの設問で構成されていますが、点数は均等配分されていません。

なぜならば、日商簿記3級が簿記の基礎知識の有無を確認することを重視した点数配分になっているためです。

大問の内容と点数配分は以下の通り。

問題内容点数
設問1仕訳問題45点
設問2勘定記入等の問題20点
設問3決算関連問題35点

日商簿記3級の最大の特徴は、最初の設問である仕訳問題だけでほぼ半分の45点が配分されていることです。

つまり、仕訳の理解こそ、日商簿記3級合格の肝と言えますね。

試験の点数構成は、合格に必要な知識内容や領域を示します。

すなわち、点数構成は勉強の濃淡を決める重要なヒントであり、最短合格をするための効率的な勉強のヒントになります。

試験の種類

ネット試験は、受験する場所や日時を自由に選択できる試験だからです。

日商簿記3級検定の試験形式は2種類あり、その違いはご覧の通り。

試験方式ネット試験統一試験
試験形式パソコンへの入力答案用紙への記入
試験日程/場所全国140超の会場で原則いつでもどこでも年3回の特定日時と場所
試験結果判明即時実施の商工会議所によって異なる

ネット試験は従来型の試験形式である統一試験と比べて、即時性が高いのが特徴です。

早く合格するためには、早く試験を行い、早く結果を知ることは欠かせませんよね。

ネット試験はこの2つを兼ね備えた試験なのです。

最短合格を狙うならば、自由度と即時性に優れたネット試験を受験することは外せません。

日商簿記3級に最短合格するための攻略法

日商簿記3級に最短合格するための攻略法

日商簿記3級に最短合格するために重要になる攻略方法は「満点獲得ではなく合格条件をクリアする勉強に集中する」ことです。

日商簿記3級の試験は100点満点でも70点でも同じ合格として判定されるからです。

満点を目指そうと考えると、頻出度合いの低い問題にも対処が必要なため、細やかな勉強は不可欠。

その細やかな勉強は、際限がない勉強になりかねず効率性も決して高くありません。

つまり、時間がかかるということです。

時間がかかっては最短合格はできませんよね。

そこで、ここからは「合格条件をクリアする勉強」に大切な3要素をご紹介します。

  • 日商簿記3級に必要な勉強時間
  • 日商簿記3級合格に向けた勉強スケジュール
  • 日商簿記3級におすすめの勉強方法

合格条件クリアから逆算した勉強に取り組み、目指す最短合格を実現しましょう。

日商簿記3級に必要な勉強時間

日商簿記3級に合格するために必要な勉強時間は100時間です。

100時間も勉強が必要になる理由は、日商簿記3級の内容を「理解」、「記憶」、「習熟」する3段階の勉強が必要だからです。

3段階の勉強の目的、内容や所要時間は以下の通り。

勉強の3段階目的勉強内容所要時間
試験範囲の単元を理解試験で問われる単元を1回の勉強では理解するのは困難のため、反復して満遍なく一定以上の理解度に到達試験範囲を一通り勉強することを1周と考えて、4周
(初回+3回の復習)
40時間
試験範囲全体を記憶・模擬試験を利用して、試験範囲全体の理解度に加えて、内容の記憶度を確認
・試験問題の流れや傾向の把握
(特に点数配分の多い「設問1.仕訳問題」と「設問3.決算関連問題」のパターンを理解)
4回分の模擬試験を4周
(初回+3回の復習)
30時間
試験の解答方法を習熟・ネット試験特有の、「手元の用紙で検討をしてパソコンに回答」をすることに慣れるのが最大目的
・60分の試験時間内に解答と見直しができるように回答速度を高める
4回分のネット試験用の模擬試験を4周
(初回+3回の復習)
30時間

この所要時間は、私の経験に基づいた、初めての簿記の勉強が日商簿記3級となる人向けです。

初めて触れる勉強内容が1回の勉強では身につかないことは、学生時代に経験した人も多いのではないでしょうか。

私の経験上では、確実に合格できる水準に達するためには初回勉強+3回の復習が必要です。

実際、日商簿記3級勉強の際は、上記の回数を重ねたことで一発合格できました。

もし1ヶ月で合格を目指すならば、必要な勉強時間である100時間を30日で割ると、毎日3時間以上の勉強が必須となります。

もし、仕事の傍らで日商簿記3級合格を目指そうとしているならば、毎日3時間以上の勉強時間の確保は至難ですよね。

そのため、本当に1ヶ月合格を狙うならば3時間以上の勉強時間を捻出するための覚悟が必要になります。

日商簿記3級合格に向けた勉強期間とスケジュール

1ヶ月を3つに分けて、「理解」、「記憶」、「習熟」の3段階の勉強を順番に進めていくことになります。

どこかの段階が抜けてしまうと、合格に必要な要素を獲得できないからです。

実際のカレンダー形式で1ヶ月で合格することを狙った勉強スケジュールを組んでみました。

合格に必要な勉強時間100時間を考慮すると、仕事がない日には4時間以上の勉強を集中実施する必要が出てきます。

日商簿記3級合格に向けた勉強期間とスケジュール

仕事をしながら100時間の勉強を1ヶ月で対応するのは非常に難易度の高い挑戦であることは間違いありません。

しかし、実際に上記カレンダーのように進めることが出来れば、1ヶ月で合格も十分に成しえます。

日商簿記3級におすすめの勉強方法

日商簿記3級におすすめの勉強方法

おすすめの勉強方法は、3点です。

  • 理解:質問可能なオンライン講座の受講
  • 記憶:最新の出題範囲が反映された模擬試験の利用
  • 習熟:パソコンを利用したネット試験の受験練習

1ヶ月で効率的に「理解」、「記憶」、「習熟」するためにはムダを省いて勉強を進めなければならないからです。

3つの勉強方法をおすすめする理由は以下の通り。

おすすめの勉強方法おすすめする理由
質問可能なオンライン講座の受講テキストを読む場合に比べて、視聴覚の学習定着効果は2倍*¹
質問による不明点の払拭に加えて、内容理解が促進(特に初心者)*²
最新の出題範囲が反映された模擬試験の利用テキストを読む場合に比べて、問題解答の学習定着効果は3倍*¹
繰り返しの復習による記憶の長期化*³
パソコンを利用したネット試験の受験練習ネット試験特有の動作への慣れ
(パソコンで問題を読む→手元の紙で計算→パソコンに回答を入力)

参考1:平均学習定着率が向上する「ラーニングピラミッド」とは?

参考2:質問作りが説明文の理解に及ぼす効果

参考3:Curve of Forgetting

仕事をしながら、毎日3時間以上の連続した勉強時間を確保するのは非常に困難ですよね。

その観点からも、勉強時間を小分けにしてスキマ時間も活用して取り組むことができる勉強方法であることが、現実的に取りうる方法です。

「理解」、「記憶」、「習熟」の勉強の3段階に合わせて、効率的に目標に到達可能な勉強方法を選択しましょう。

まとめ:日商簿記3級に最短合格するために不可欠なこと

ネット試験で70点以上を獲得できる簿記の知識と回答技術を身につけることが、日商簿記3級に最短で合格するために必要なことです。

つまり、ネット試験のクセに慣れ、点数配分の大きい問題を取り逃さないように問題パターンを理解し、それを正解できる最低限の知識の確保が最短合格の肝になります。

参考書をイチから力技で取り組むのではなく、合格から逆算した勉強に取り組んで、最短合格を実現させましょう。

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株式会社エキセント編集担当
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