USCPA予備校のTACについて解説!料金や評判・口コミも

USCPA予備校のTACについて解説!料金や評判・口コミも

米国公認会計士の資格「USCPA」は、いくつかの予備校で取得を目指す講座が開講されています。

そのうちのひとつが、資格予備校の大手である「TAC」です。

そんなTACについて、以下のような疑問をお持ちではないでしょうか。

TACのUSCPA講座はどんな内容?

TACのUSCPA講座の評判が知りたい

TACのUSCPA講座の料金やメリットは?

この記事では、TACのUSCPA講座の特徴について解説します。

料金や利用時の注意点などを紹介するので、どこの予備校でUSCPAの学習をしようか迷っている方は参考にしてください。

また、ネット上での口コミ・評判も調査しました。

良い評判・悪い評判どちらも紹介しているので、合わせて確認してみましょう。

なお、USCPA予備校は4つあり、下記記事では他の予備校との比較をしています。

USCPA予備校4つを徹底比較!後悔しないおすすめ講座

USCPA予備校の比較表

アビタスTAC
合格実績・日本人合格者の3分の2を輩出
合格者累計6,500人
記載なし
単位取得コースに含まれる別途購入
合格期間最短9ヶ月1〜2年
サポート期間5年間記載なし
スタイルオンライン + 東京/大阪に教室/自習室ありオンライン講座と教室講座があり
教材オリジナル海外予備校Beckerの教材
公式無料で資料請求無料で資料請求

USCPA予備校のTACとは、どのようなスクール?

USCPA予備校のTACとは、どのようなスクール?

資格予備校のTACは、USCPAに限らず公認会計士から公務員試験までさまざまな講座を提供している大手予備校です。

知名度が高く、さまざまな資格において実績があるので、大手という安心感があります。

また、通信・通学の2種類からカリキュラムを選択可能で、自身に合った形式で学べるのが特徴です。

通学の場合も、教室とビデオブースで受講する2パターンがあります。

一方で、アビタスのようにUSCPAなどの国際資格に特化した予備校ではないため、ノウハウやUSCPAの実績の面から考えると他の予備校と比較しながら検討するのが良いでしょう。

ただし、教材はUSCPA試験成績優秀表彰者の9割が使用するとされている、「Beckerの教材」を使用しています。

合格を目指せるカリキュラムが採用されているので安心してください。

TACの特徴やメリット、オススメの理由

TACの特徴やメリット、オススメの理由

TACの特徴やメリット、オススメの理由は以下の2点です。

  • 演習問題が多く、実践的に学べる
  • 質問が無制限でできるので疑問点をとことん解消できる

USCPAの教材としてはメジャーなものを使用するので、合格を目指しやすいのが利点です。

質問しやすい環境も整っているので、初めてUSCPAを目指すという方にも向いています。

演習問題が多く、実践的に学べる

TACで使用されているのは、テキスト・問題集ともにBeckerとコラボレーションして制作された問題集で、実践問題が豊富に収録されているのが特徴です。

Beckerとは洋書のUSCPAの問題集を出版している企業のこと。

本来は英語のテキストですが、TACとのコラボレーションで、日本語に英語併記のテキスト・問題集となっています。

USCPAのテキストとしてBeckerはメジャーなので、日本語併記でより使いやすくなっているのはTACの強みのひとつです。

また、本試験と同じ形式で問題を解く「Becker Online演習ソフト」も使用できるので、実際の試験に即した実践的なカリキュラムが提供されています。

USCPAの試験合格のためには、英語で出題される問題に慣れることも重要なので、英語が併記されたTACのテキスト・問題集はオススメです。

質問が無制限でできるので疑問点をとことん解消できる

TACでは、受講生へのフォロー・サポートが手厚く、質問が無制限でできるので疑問点があっても解消しやすいのがメリットです。

特にUSCPAは英語で問題が出題されるため、独学だと問題以外に英語のニュアンスが分からない場合につまずきやすく、思うようなペースで学習が進められないケースがあります。

TACは教室だけでなくメールで質問に答えてもらうことも可能で、他にも出願州選択&出願手続きセミナーや直前相談会など、分からない部分を減らせる機会が充実しているのが利点です。

USCPAはどの州に出願するかで必要な単位要件なども異なるので、専門家に相談に乗ってもらえるのは嬉しいポイントとなっています。

USCPA予備校のTACはいくらかかるの?

USCPA予備校のTACはいくらかかるの?

USCPA予備校のTACの受講料について、以下の3点を解説します。

  • USCPA予備校のTACの料金や費用
  • USCPA予備校のTACの割引情報
  • 他の予備校と比べてTACの料金は安い?

USCPA予備校の費用を他社とも比較して紹介するので参考にしてください。

基本的に、USCPAは難易度の高い試験です。

1,000時間程度の学習が必要ともいわれているため、予備校のカリキュラムもそれなりの量となり、必然的に費用もかかりがちです。

自身の予算や、資格取得後に見込めるリターンと見比べながら検討しましょう。

USCPA予備校のTACの料金や費用

TACのUSCPA講座の料金や費用について解説します。

コース料金(税込)教材
総合本科生・通学講座484,000円
・通信講座515,000円
※別途入会金:10,000円
・テキスト
・問題集6種
・Beckerオンライン演習ソフト
・CORE科目まとめ講義用教材
・CORE科目問題文翻訳集
総合本科生Plus・通学講座514,000円
・通信講座545,000円
※別途入会金:10,000円
総合本科生の教材に「英文会計入門テキスト」と「オリジナルの問題文翻訳集」が追加

上記以外にも学習経験者向けに、必要な部分のみを選んで受講するコースもありますが、初学者は上記の中から選択すると良いでしょう。

総合本科生とPlusの違いは、「英文会計入門テキスト」と「問題文翻訳集(TACオリジナル問題集)」がついているかどうかです。

より実践問題を多く解きたい方はPlusを選ぶと良いでしょう。

なお、いずれも約1年程度でカリキュラムは終了しますが、2年間サポートしてもらえます。

USCPA予備校のTACの割引情報

TACのUSCPA講座を受講する際、以下のような割引制度が活用できます。

割引対象者割引額(税込)
受講者紹介制度・TACでUSCPA講座を受講した方
・受講中の方から紹介された方
電子ギフト3,000円分
※紹介者ももらえる
会計士・税理士割引受講料以下の合格者
・公認会計士試験
・税理士試験5科目合格
15%割引
他校・学習経験者割引他校でUSCPA講座を受講されていた方25%割引
NEXT割引過去にTACで対象資格を受講していた方5%割引
日商簿記ステップアップ割引制度他校のTAC簿記検定講座本科生10%割引
株主割引TACの株主優待券を持っている方10%割引

対象となるものがある場合は、割引制度を活用して受講しましょう。

他の予備校と比べてTACの料金は安い?

TACの料金は他社と比べると平均的な価格です。

例えば、USCPAの予備校として有名なアビタスやCPA学院の料金は以下の通りです。

TACアビタスCPA学院
48~54万円前後62~82万円前後30万円前後

一見するとアビタスが最も高く見えますが、これは単位取得もカリキュラムに含まれているためです。

TACの場合は含まれないため、追加で単位が必要な場合は取得する必要があります。

ただし受験するために必要な単位要件は州ごとに異なるため、合格を目指すのかライセンスを取得して実際にUSCPAとして仕事をするのかでも、どこの州を受験すべきかは変わってきます。

USCPA予備校のTACの良い評判や口コミ

USCPA予備校のTACの良い評判や口コミ

TACのUSCPA講座に関する良い評判を解説します。

教材はメジャーどころなので、手堅く合格を目指せるのが好評です。

TACのテキストはBecker製で高評価です。

TACの動画は、講義を分かりやすく聴けるよう工夫されています。

TACは他の資格講座も多数開講していることから、受講者が理解しやすい講義のノウハウがあります。

TACは講義や教材の分かりやすさが好評です。

TACの講義は聞き取りやすく、頭にインプットしやすいのも良い点です。

USCPA予備校のTACの悪い評判や口コミ

USCPA予備校のTACの悪い評判や口コミ

TACのUSCPA講座の悪い評判を解説します。

良い評判だけでなく悪い評判もあるので、どちらも押さえておくと良いでしょう。

教材や講師の講義は、合う合わないがどうしても出てくるので参考にしてください。

https://twitter.com/USCPA233732/status/1752293713987219504?ref_src=twsrc%5Etfw

TACには自習室があるのが利点ですが、環境が合うかは人それぞれ異なります。

USCPAの試験は4科目合格や単位取得などハードルが高めなので、人によっては費用がかさむでしょう。

TAC自体はノウハウも実績もある大手予備校ですが、USCPAについては実績などは大々的には謳っておらず、知名度はまだまだです。

TACで追加単位が必要な場合、「BRADLEY(ブラッドリー)大学 単位認定試験プログラム」を別料金で受講する必要があります。

TACに限ったことではないですが、そもそもUSCPAの試験は英語という点には注意が必要です。

USCPA予備校のTACを利用する際の注意点やデメリット

USCPA予備校のTACを利用する際の注意点やデメリット

USCPA予備校のTACを利用する際の注意点やデメリットを3点解説します。

  • 英語のテキスト・教材を使うので英語力がないと厳しめ
  • サポート期間が2年と短く、焦りやすい
  • 単位取得のハードルが高い

TACは比較的短期間でUSCPAの合格を目指すカリキュラムとなっています。

その分サポート期間も短めで、英語も一から勉強しているようでは間に合わない可能性があります。

上記のようなデメリットを押さえたうえで、どこの予備校を利用するか判断する際の検討材料としてください。

英語のテキスト・教材を使うので英語力がないと厳しめ

TACで使うBeckerのテキスト・問題集は英語と日本語が併記されていますが、基本的にはある程度英語を読める必要があります。

前提として、USCPAは米国の公認会計士なので、試験も実務も基本的には英語です。

そもそも英語が苦手な方には、より難易度が上がるので注意してください。

一般的に、USCPAの合格にはTOEIC800点以上の英語力が必要とされています。

ただし、TACのテキストは英語に普段なじみがない方でも分かりやすく解説されています。

また、ある程度は学習していく中で慣れていくので、最初は理解するのに時間がかかっても徐々に分かるようにはなっていくはずです。

サポート期間が2年と短く、焦りやすい

TACのUSCPAのサポート期間は2年間と少し短めです。

アビタスは5年のサポートがあるので、TACだと2年以内に合格を目指して焦る可能性があります。

USCPAは4科目全てに合格する必要があり、1科目の合格有効期限は30ヶ月です。

以前は18ヶ月でしたが、2024年から30ヶ月に延長されます。

つまり、1科目目の合格から2年半以内に残りの3科目も合格する必要があるということです。

とはいえ、USCPAの試験は年に4回行われているため、極端に焦る必要もありません。

TACの個別カウンセリングや質問コーナーなどのサポートをうまく活用し、確実な合格に向けてカリキュラムに取り組みましょう。

単位取得のハードルが高い

TACは単位取得がカリキュラム内に含まれないため、単位が足りない方は別途取得の必要があります。

USCPAの資格取得には、試験の合格だけでなく学歴要件と単位要件の2つを満たさなければなりません。

要件は受験する州によって異なりますが、例えば実際にライセンスを取得する際にオススメとされているワシントン州の場合は以下の通りです。

ワシントン
学歴要件4年制大学の学位
単位要件・総取得単位150単位(受験だけなら120単位)
・会計24単位
・ビジネス24単位
ライセンス取得要件・1年以上かつ2,000時間以上の実務経験
 ※会計事務所や監査法人以外の一般企業でもOKな場合がある
・USCPAライセンスホルダー(Active5年以上)の認証
 ※直属の上司以外の認証もOK
参照:USCPA試験 出願州の選び方|資格の学校TAC[タック]

単位要件は厳しめですが、ライセンスが比較的取得しやすいので、USCPAとして働きたい方にはオススメとされています。

ただし、アラスカなどは会計15単位で受験できるので、アラスカで合格後にワシントンでライセンス登録を行うという方法もあります。

自身の単位を確認するには、卒業大学から成績証明書などの取り寄せが必要になりますが、TACをはじめ予備校入学時に説明されるはずです。

TACとアビタスの比較!あなたにはどちらがオススメ?

TACとアビタスの比較!あなたにはどちらがオススメ?

TACと、USCPAの資格予備校として有名なアビタスを比較し、どちらがオススメかを解説します。

表にまとめると以下の通りです。

TACアビタス
料金(税込)■本科生
・通学講座484,000円
・通信講座515,000円

■本科生Plus
・通学講座514,000円
・通信講座545,000円
※入会金:10,000円
■スタンダードパック616,300円
■フルパック815,800円
※入会金:11,000円
形式通信または通学通学受講+eラーニングで選択自由
サポート期間2年5年
単位取得別途取得必要カリキュラムで以下が取得可能
■スタンダードパック6科目分
 ※ビジネス・会計で合計15単位
■フルパック16科目分
 ※会計29単位・ビジネス24単位 

表を参考に、それぞれのオススメの人も紹介します。

  • TACがオススメの人
  • アビタスがオススメの人

いずれも特徴や料金が異なるので、自身に合ったサービスを選択するのが良いでしょう。

TACがオススメの人

TACは以下のような方にオススメです。

  • Beckerの教材を使いたい
  • 自習室を活用したい
  • 費用を抑えたい

TACはアメリカの有名なUSCPA教材であるBeckerのテキストが使用できます。

TACとのコラボレーションで、日本語併記でより分かりやすく解説されており、知名度の高い教材を使いたい方には向いているでしょう。

また、TACは自習室が使えるという利点があります。

アビタスも使えないわけではないですが、校舎が2ヶ所しかないため活用できる方はTACよりは少なくなります。

また、単純にアビタスより費用が安いのも利点です。

ただし、単位取得は含まれないため、ある程度大学時に単位を獲得していた方にオススメです。

アビタスがオススメの人

アビタスは以下のような方にオススメです。

  • 合格実績の高い予備校を選びたい
  • 短期間(9ヶ月程度)で合格を目指したい
  • 単位取得も合わせて行いたい

アビタスは料金は高めですが、過去に6,500名以上のUSCPA合格者を輩出している実績の高さが強みです。

最短9ヶ月で合格を目指せる要点を押さえたカリキュラムに加え、学習を進める中で単位取得も可能な点が魅力となっています。

USCPAの単位要件をクリアしつつ、スキマ時間も活用しながら短期間で合格を目指したい方に向いています。

TACは知名度も実績も高くUSCPA受験にはオススメの予備校

TACは知名度も実績も高くUSCPA受験にはオススメの予備校

本記事では、TACのUSCPA講座について解説しました。

TACは全国に校舎がある大手予備校で、質問が気軽にしやすく自習室を活用して学習できるなどの利点があります。

アメリカの有名教材であるBeckerを活用するので、知名度の高い人気教材を使いたい方はTACを検討しましょう。

多少費用をかけても、単位取得や短期間での合格を目指したい方は、高い合格実績が特徴のアビタスもオススメです。

まずはTACやアビタスの公式ホームページから、無料の資料請求を行ってみてはいかがでしょうか。

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USCPA予備校の比較表

アビタスTAC
合格実績・日本人合格者の3分の2を輩出
合格者累計6,500人
記載なし
単位取得コースに含まれる別途購入
合格期間最短9ヶ月1〜2年
サポート期間5年間記載なし
スタイルオンライン + 東京/大阪に教室/自習室ありオンライン講座と教室講座があり
教材オリジナル海外予備校Beckerの教材
公式無料で資料請求無料で資料請求
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