簿記が向かない人の特徴とは?向いている人の特徴や向いていないと感じる原因

簿記が向かない人の特徴とは?向いている人の特徴や向かないと感じる原因、勉強停滞の打開策も解説

簿記が向いていない人の特徴は?

簿記が向いていないと感じるのはなぜ?

向いていないと感じた際の対策はある?

簿記勉強を始めてみると難しくて壁にぶち当たり、向いていないと感じる人が多いです。

貴重な時間やお金をかけて勉強したにもかかわらず、合格できなければ人生を無駄したような感覚になります。

結論から言うと、簿記が本当に向かない人は非常に限られており、向かないと感じるのは理解が進まない勉強方法に原因があります。

なぜなら、勉強の効果を実感できないと、自信を失ったり停滞感を感じやすくなるためです。

そこで今回は、簿記に向かない人の特徴とともに、簿記が向かないと感じる原因と打開策を順を追ってお伝えします。

この記事を読み終わるころには、簿記勉強における不安や懸念がなくなり、合格に向けてまい進できるようになります。

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簿記が向かない人の特徴3つ

簿記が向かない人の特徴3つ

簿記の勉強をしても思い通りに理解が進まず「簿記が向かない」と感じやすい人は、ある特徴を持つ人に絞られます。

具体的な簿記が向かない人の特徴は3つに整理されます。

  • 簿記の勉強に目標や目的がない
  • 数字が嫌い
  • お金に興味が無い

今、簿記が向かないと感じ始めているならば、あなたが上記の3つの特徴にいずれかに当てはまるか確認しましょう。

もし、当てはまらない場合には、あなたは簿記が向かないのではなく、今の勉強方法に向かないと感じさせる原因があると考えるのが妥当です。

簿記の勉強に目標や目的がない

簿記に対する勉強に主体的な目標や目的がないと、腰を据えて簿記の勉強に取り組むのは容易ではありません。

やらされ仕事の状況だと自ら学ぼうとする意欲にかけており、勉強したことは身にならないためです。

意欲の源である目標がないと、理解が進む勉強方法を探そうともしないという報告もあります。

勉強法が分からないとますます理解が進まず、最終的には簿記が向かないと感じてしまうのも自然な流れです。

参考:東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所 共同研究プロジェクト「子どもの生活と学びに関する親子調査 2022」

そのため、簿記への挑戦を継続したいならば、まずは簿記を勉強する能動的な目標・目的の検討や整理から始めてみましょう。

数字が嫌い

数字を毛嫌いしている人からすると、簿記の勉強は非常にハードルの高い勉強に分類されやすいです。

なぜなら、簿記は数字を主として取り扱う学問のため、数字が嫌いな人にとっては理解が進みにくくなりやすいためです。

ただし、簿記は多くの数字が出てきますが、そこで行う計算は四則計算のみであり、計算も電卓を利用できるため計算力は特に求められません。

極端に言えば、簿記で必要なのは問題文を正確に読解したり、解法を整理し論理立てたりする力です。

そのため、中学校以降の数学で数字嫌いになった人でも、小学生レベルの算数が分かっていれば、問題なく挑戦可能です。

お金に興味が無い

お金に興味がない人にとって、簿記は学ぶ意欲が湧きにくい学問の1つと言えます。

簿記は企業におけるお金の流れを整理・分析する取り組みであり、お金の話が絶えず付いて回るためです。

実際、簿記を学ぶ人の多くは、就職や転職、資産形成、ビジネス運営管理において必要なお金にまつわる知識を身に付けようと考えています。

前述の通り、目標・目的が無ければ勉強意欲が湧きにくいため、お金に興味がない人にとっては簿記の勉強は苦痛になりかねません。

そのため、お金に興味が無い人が無理やり簿記を勉強をしても、知識は身につかず無駄な時間になる可能性が高いです。

簿記が向かないと感じてしまう原因3つ

簿記が向かないと感じてしまう原因3つ

簿記が向かない人の特徴に合致していなくても、簿記が向かないと感じているならば、その原因は勉強法にあります。

勉強による学習効果が実感できないと、苦手意識やネガティブな思いが湧きやすいためです。

簿記が向かないと感じやすくなる原因の勉強法として、3つ挙げられます。

  • 学習効率の悪い勉強方法をしている
  • 暗記だけで対策している
  • 問題演習量が不足している

いずれかの勉強法をしていて簿記が向いていないと感じているならば、簿記に向いていないのではなく学習方法が適切でないだけです。

学習効率の悪い方法で勉強をしている

学習効率が悪い勉強をしていると理解が進まず、分からない状態が続くと勉強に費やしている時間が無駄に感じやすくなります

例えば、簿記勉強にかけられる予算が限られているために市販の参考書だけで勉強していると、学習効率が悪くなりやすいです。

学習方法ごとの学習定着率を比較すると、読書は一方的に話を聞く講義よりも定着率は高いものの、効率の良い勉強法とは言えません。

参考:平均学習定着率が向上する「ラーニングピラミッド」とは?

せっかく勉強しても身につかず達成感が得られないと、徐々に簿記が向かないと感じやすくなってしまいます。

暗記だけで対策している

簿記を暗記科目として取り組んでいると、すぐに理解の伸びに限界がきてしまい、簿記勉強につまずきやすくなります

確かに簿記は暗記要素がありますが、試験では問題文から解くべき内容を解釈し、適切な計算方法を選択・実行する思考の段取りが重要だからです。

例えば、日商簿記3級は典型的な仕訳の問題数も点数配分も多いため、仕訳のパターンを暗記できると高得点が狙えます。

しかし、簿記2級以降になると、問題が複雑化するため正しく問題を読み解く力の必要性が高まり、暗記一辺倒での合格点獲得は簡単ではありません。

簿記の専門用語や解き方を暗記するのは非常に大切ですが、上位級の試験問題では暗記した内容の適切な使い方が問われやすくなります。

問題演習量が不足している

参考書を読んだり講義を聞いたりすることに時間を使う割合が多いと、学習内容の理解が進みにくいです。

見聞きする学習の効果は問題を解くことと比較すると、学習効果が1/3しかないとされているためです。

参考:The Critical Importance of Retrieval for Learning

簿記勉強を始めた当初は試験範囲の内容が把握できていないため、いきなり問題を解くのは難しく、まずは試験範囲のインプットが欠かせません。

しかし、一通り試験範囲を見聞きしたら問題を解いてみて、理解できていない箇所は再度見聞きして改めて問題を解く、繰り返し作業が肝要です。

もし、参考書や講義の見聞きに重点を置いた勉強をしているならば、学習内容が定着しづらいため、簿記が向かないと感じやすくなってしまいます。

簿記勉強の停滞を打開する方法3つ

簿記勉強の停滞を打開する方法3つ

簿記の勉強が停滞していて簿記が向かないと感じているならば、勉強方法の変更や見直しの検討がおすすめです。

簿記に向かないと感じる原因の裏返しが、停滞打開のための変更・見直しポイントです。

  • 勉強教材の見直し
  • 勉強時間・タイミングの見直し
  • 問題演習回数の見直し

あなたの簿記に向かないと感じる原因に合わせて、勉強方法を見直してみましょう。

学習教材の見直し

利用する勉強教材や勉強方法を学習定着率の高いものに見直すと、学習効果の高まりが実感できます。

例えば、参考書の読書から講義動画の視聴への変更で2倍の学習効果が期待でき、疑問を質問すると質問しない場合に比べて効率的に理解度が高まります。

参考:質問作りが説明文の理解に及ぼす効果

わたしも簿記3級の勉強当初は参考書での学習を試みましたが理解が進まず、講義動画の視聴に切り替えると記憶定着も進み学習の効率度が上がりました。

現在YouTubeなどで高品質で無料の講義動画を視聴できるため、参考書での勉強に行き詰まりを感じているならば、勉強教材を切り替えてみましょう。

勉強時間・タイミングの見直し

勉強時間や勉強のタイミングを見直して、学習効果を高めるのも効果的な学習停滞の打開策です。

例えば、15分勉強の3回繰り返しと、1時間連続の勉強での記憶定着を比較すると、合計勉強時間が短い前者の方が長期的な記憶に効果があります。

また、勉強時間帯は夜間よりも日中の方が学習内容を記憶に定着しやすいことが学術的に報告されています。

参考:Effect of intermittent learning on task performance: a pilot studyDiurnal variation in declarative memory and the involvement of SCOP in cognitive functions in nonhuman primates

私の場合、仕事後の勉強だと頭も体も疲れていて勉強効率が悪く、通勤前に勉強する習慣に変えたら学習ペースが上がりました。

講義動画の視聴勉強法をしているけれど学習効果に不満がある場合には、勉強時間や勉強タイミングを変えてみましょう。

問題演習回数の見直し

今の勉強方法では、問題演習数が少ないなら、問題演習する時間や回数を増やすと学習内容の理解が実感しやすく、記憶定着にも効果的です。

問題演習は学習内容の復習作業であり、復習の反復は学習内容の長期的な記憶定着の効果があるためです。

参考:記憶の二重貯蔵モデル

問題演習は、理解不足な論点の明確化にも役立ち、集中して理解不足をつぶせるため、試験範囲の理解効率化にも繋がります。

インプット時間が多いならば、問題演習にかける時間や演習回数を増やして、学習内容の理解促進や記憶定着を加速させましょう。

簿記に向かないと感じるのは真剣に取り組んでいる証

簿記に向かないと感じるのは真剣に取り組んでいる証

この記事では、簿記に向かない人の特徴とともに、簿記が向かないと感じる原因や簿記勉強の停滞打開方法を紹介しました。

  • 簿記が向かない人の特徴は特定の状況や特性のある人に限られ、それ以外の人は勉強方法が原因で向かないと感じるケースが多い
  • 簿記が向かないと感じさせる原因は、勉強による学習効果が実感できないことによる苦手意識や停滞感
  • 簿記勉強の停滞感の打破には、簿記勉強の取り組み方の変更や見直しが有効

簿記を勉強しようと志した人の中で、簿記が向かない人は非常に限られた人しかいません。

それでも簿記に向かないと感じているならば、その原因は勉強方法が効果的でなく、学習効果や理解の進捗が実感できない点にあります。

そのため、勉強方法をできる範囲から見直し、より理解が進んでいると体感できる勉強法への切り替えがポイントです。

簿記が向かない感覚は勉強の効果が低いサインであるため、勉強の取り組み方を変えて、合格を目指しましょう。

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