遊べる?遊べない?公認会計士を目指す大学生の試験対策やスケジュール

遊べる?遊べない?公認会計士を目指す大学生の試験対策やスケジュール

大学生といえば、勉強に遊び、アルバイトやサークル活動などキャンパスライフを満喫しているイメージが強いです。

一方で、大学生活の4年間という時間を活かして資格取得を目指す志の高い学生がいるのも事実です。

特に、公認会計士の資格は医者や弁護士と並ぶ三大国家資格の一つ。

経営学や経済学などを学んでいる学生にも人気のある資格です。

ただ、公認会計士の資格取得を目指すとなると、膨大な勉強時間が必要となります。

一般的には2,000〜5,000時間、平均して3,500時間前後の勉強時間が必要と言われていますが、それも人によってまちまちです。

大学に通いながらこの膨大な勉強時間を確保するとなると、公認会計士を目指す人は遊べないのではないか?と不安に思う人もいるでしょう。

ですが、結論からお伝えすると、全く遊べないということはありません。

うまくスケジュールを管理すれば、勉強も遊びも充実させながらキャンパスライフを謳歌でき、充実した4年間を過ごせるはずです。

ここでは、公認会計士を目指す大学生に向けて、スケジュール管理の仕方をお伝えしながらその不安を解消し、試験対策の方法についても解説。

勉強も遊びも両立させながら、公認会計士の資格取得を目指すためのTipsをご紹介します。

なお、大学生におすすめの公認会計士の通信講座もあるので、大学生の方は自分にあった講座を選ぶようにしましょう。

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一般的な大学生の学生生活

一般的な大学生の学生生活

公認会計士資格を目指すにあたって、まずは一般的な大学生の生活を見ておきましょう。

ここでは、公認会計士資格を目指す人数の多い、文系学部の学生を例に挙げています。

大学1・2年生の年間スケジュール

まずは、大学1・2年生の年間スケジュールについて。

1年生の入学当初は、ガイダンスや履修登録、新歓コンパ(いわゆるサークルなどにおける新入生歓迎のための飲み会)などで、1ヶ月ほど忙しい日々が続くでしょう。

5月以降になると授業にも慣れはじめ、大きな大学の行事も少ないので、そこまで忙しいという訳ではありません。

2年生になるとサークル活動やアルバイトなど、大学生活にも慣れてきて自分のペースでスケジュールを管理できるようになります。

特に、8月〜9月の夏休みと2月〜3月までの春休みは、長期で休みを取れるので自分がやりたかったことに時間を充てられる絶好のタイミングです。

大学3年生の年間スケジュール

大学3年生になると、本格的な就職活動はこれからですが、周りの同級生もそろそろ就職のことを考えなくちゃというような雰囲気になってきます。

また、大学の授業もより専門的になり、その都度おこなう課題やテスト、レポートなどの数も増えてくるでしょう。

ただし、夏休みや春休みは相変わらず長期で休みを取れるのでここで有効に時間を活用できます。

この、長期休みを利用して企業のインターンシップに参加する人なども増えてきます。

なお、夏休みを利用したインターンについては、長期インターン・有給インターンを探せる「ココシロインターン」の下記記事で詳しく解説されています。

【体験談あり】夏休みのインターンでは何をするの?内容や参加時期を解説!

大学4年生の年間スケジュール

大学4年生になるといよいよ本格的に就職活動がはじまり、大学のゼミや卒業論文執筆のために、忙しく過ごす人も多くなります。

年間スケジュールを見ても分かる通り、大学3年生の終わりごろから大学4年生のはじめに掛けては、会社説明会なども始まります。

夏休み前には採用活動も本格化し、書類選考・筆記試験・面接試験対策に追われ、かなり忙しくなる時期ですね。

会社説明会、筆記試験、採用面接など、移動時間にも時間を取られることを考えると、大学4年生の前半は忙しい毎日を過ごす人が多いでしょう。

1週間のスケジュール

先ほどは、年間スケジュールという比較的大きい幅の中で大学生活の概要を掴みましたが、今度は1週間単位で見ていきましょう。

成城大学の学生の場合

最初に成城大学の学生のスケジュールを見ていきます。

  • 文芸学部マスコミュニケーション学科1年生の場合
  • 文芸学部国文学科1年生の場合

ここでは2人の事例を挙げました。

文芸学部マスコミュニケーション学科1年制の場合

1人目は文芸学部マスコミュニケーション学科1年生の時間割です。

1限から5限まである日が月・火・金の週に3日ほどありますが、ちらほらと空き時間があることが分かりますね。

大学の授業は90分前後でおこなわれる所が多いので、この空き時間は丸々90分空いているということになります。

文芸学部マスコミュニケーション学科1年の場合

文芸学部国文学科1年生の場合

2人目は文芸学部国文学科1年生の時間割です。

こちらの学生は月・火・金が2限から始まっており、その他の曜日にもいくつか空き時間があることが分かります。

この学生の場合は、1限の授業が無い朝の時間も有効活用できそうですね。

文芸学部国文学科1年の場合

一橋大学の学生の場合

次は、一橋大学の3・4年生の週間スケジュールを見ていきましょう。

ここでは、以下の4人の学生の事例を挙げました。

  • 法学部3年の場合
  • 社会学部3年の場合
  • 経済学部3年の場合
  • 商学部3年の場合
法学部3年生の場合

1人目は法学部3年生のスケジュールです。

こちらの学生は、体育会水泳部に所属しながら大学生活を充実させているようです。

大学生活は人によってどの分野に重きを置くかが変わりますので、この部活の時間を資格取得の勉強時間に代替するとイメージが湧きやすいでしょう。

法学部 3年生の場合

社会学部3年生の場合

2人目は社会学部3年生のスケジュールです。

こちらの学生は勉強やゼミ、部活動やアルバイトなど、バランスよくこなしている印象です。

友人との会食や就職活動の時間も取れているうえ、空き時間も確保できているので工夫次第で更に充実した1週間を過ごせそうですね。

社会学部3年の場合

経済学部3年生の場合

3人目は経済学部3年生のスケジュールです。

こちらの学生も勉強やアルバイト、就職活動などをバランスよくこなしている印象。

空き時間も多いようですが、その間に上手くアルバイトやインターン、友人との会食の時間などを入れていますね。

商学部4年生の場合

4人目は商学部4年生のスケジュールです。

こちらの学生は就職活動と部活に全力シフトしていますね。

おそらく、大学1年生〜3年生までの間にほとんどの単位を取得しているのでしょう。

授業らしきものはゼミ位しかありませんので、このような大胆な時間の使い方ができるのです。

商学部4年生の場合

公認会計士試験の概要

公認会計士試験の概要

一般的な大学生活の内容が分かったところで、今度は公認会計士試験の概要を見ていきましょう。

公認会計士試験に合格するためには、具体的にどんな試験がおこなわれ、どの程度の対策が必要なのかを把握しなければなりません。

そのうえで、自身の大学生活と照らし合わせ、どこで対策のための時間を確保できるかを考える必要があります。

ちなみに、公認会計士は、国家資格の中でも受験資格のない珍しい試験であり、過去には高校生の合格実績もあります。

高校生でも合格の実績があると聞くと、自分もできるかも…という気持ちになりませんか?

高校生活を思い出してもらえば分かると思いますが、高校の時の時間割は月曜〜金曜までビッシリと埋まっており、空き時間などありません。

せいぜい、ちょっとした休み時間や昼休みが唯一自由にできる時間でしょう。

さらに部活や塾などに通っていると、かなり忙しい毎日を送ることになります。

その点、空き時間や長期の休みがある大学生は公認会計士資格を目指すにあたって、ベストなタイミングと言えるでしょう。

学習開始から合格までの流れ

まずは大きな流れをつかむために、学習開始から合格までの流れを掴んでおきましょう。

公認会計士試験は、短答式試験と論文式試験、2つの試験に合格する必要があります。

以下の図表を見てください。

図表からも分かる通り、年2回実施される短答式試験に合格しなければ、論文式試験へ進めません。

ちなみに、短答式試験に合格すると、その後2年間は短答式試験が免除されて論文式試験から受験可能となります。

また、論文式試験が不合格となった場合でも、一部科目合格制度によって、合格した論文科目についてはその後2年間免除されます。

大学生の勉強時間としては1日6時間~8時間ほどを対策に時間を充てた場合、概ね1.5年~2年ほどかかる計算です。

これだけ見るとかなり頑張らなければいけないという印象を持つ人もいるかも知れませんが、1週間のうち1~2日の休息日を設ける人も多いようです。

また、初めの頃はこの半分くらいの時間でスタートして、慣れてきたら徐々に勉強時間を増やしていくスタイルが一般的。

スタートダッシュではあまり無理をせず、少しずつペースを掴んでいくようにしましょう。

短答式試験

短答式試験の試験科目(試験時間/配点)は以下の通り。

  • 企業法(60分/100点)
  • 管理会計論(60分/100点)
  • 監査論(60分/100点)
  • 財務会計論(120分/200点)

実施のタイミングとしては年に2回で、どちらかの試験に合格すればOKです。

試験科目の中では財務会計論が200点満点となっており、他の科目よりも配分が大きいことが分かりますね。

短答式試験の概要
実施時期第Ⅰ回:12月上旬/第Ⅱ回:5月下旬
試験形式マークシート方式による択一式試験
試験科目財務会計論・管理会計論・監査論・企業法
合否判定1科目ごとではなく、4科目の総点数で合否判定
合格基準は総点数の70%を基準
短答式試験合格者は以後2年間申請により短答式試験が免除
※公認会計士試験受験案内より抜粋して要約掲載。詳細・最新情報は公式発表の受験案内をご参照ください。
引用:公認会計士になるには?試験突破から登録まで徹底解説!| 公認会計士|資格の学校TAC[タック] (tac-school.co.jp)

よくある質問として、以下のようなものがありますので抜粋して載せておきます。

短答式試験の第Ⅰ回と第Ⅱ回で違いはありますか?
原則として違いはありません。学習スケジュールに応じて受験できます。なお、第Ⅰ回短答式試験を受験する場合は、不合格になった場合でも第Ⅱ回短答式試験を受験でき、論文式試験を受験できる機会が広がります。

目指せ、公認会計士!~ 公認会計士試験にチャレンジしてみませんか ~

この内容を見る限り、2回の試験ともに、特に難易度に違いは無さそうです。

論文式試験

論文式試験の試験科目(試験時間/配点)は以下の通り。

  • 1日目…監査論(120分/100点)・ 租税法(120分/100点)
  • 2日目…会計学午前(120分/100点)・ 会計学午後(180分/200点)
  • 3日目…企業法(120分/100点)・ 選択科目(120分/100点)

試験科目は全部で5科目あり、上記の順に行われます。

年に1回の試験は3日間かけておこなわれるため、体調管理なども含めて万全の状態で臨む必要があります。

論文式試験の概要
実施時期8月下旬(3日間)
試験形式論述式による筆記試験
試験科目会計学(財務会計論・管理会計論)・監査論・企業法
租税法・選択科目(経営学・経済学・民法・統計学)
合否判定1科目ごとではなく、5科目の総点数で合否判定
合格基準は52%の得点比率を基準
不合格者の中で一部の科目で相当の成績を得たと認められた場合は、以後2年間の科目免除が可能
※公認会計士試験受験案内より抜粋して要約掲載。詳細・最新情報は公式発表の受験案内をご参照ください。
引用:公認会計士になるには?試験突破から登録まで徹底解説!| 公認会計士|資格の学校TAC[タック] (tac-school.co.jp)

合否判定で分かりづらい所が「合否基準は52%の得点比率を基準」という所だと思いますので、少し補足します。

論文式試験は、他の受験生と比較して合否が決まる相対評価です。

その合格基準が偏差値相当で言うと「52」前後。

つまり、受験生の平均よりも上回っていれば合格となります。

公式ホームページを見ると難しい説明が書かれているため、採点方法の計算式をそこまで詳しく知る必要はないでしょう。

参考:論文式試験の得点格差の調整について

論文式試験についてはざっくりと、「他の受験生の平均よりも上回っていればいいんだ」ということだけ認識しておきましょう。

必須科目

論文式試験の試験科目のうち、必須科目について簡単に整理しておきましょう。

必須科目は以下の通り。

会計学午後は財務会計論に相当し、他の科目が100点満点なのに対して、この財務会計論は200点満点。

必須科目の中で最も配点が高くなっています。

  • 財務会計論(会計学)
    • 計算[簿記]
    • 理論[財務諸表論]
  • 管理会計論(会計学)
  • 監査論
  • 企業法
  • 租税法

選択科目

論文式試験の試験科目のうち、選択科目について簡単に整理しておきましょう。

選択科目は以下の通り。

一般的には勉強するボリュームの少ない「経営学」を選択する受験生が多いようです。

  • 経営学
  • 経済学
  • 民法
  • 統計学

免除対象者一覧

公認会計士試験では、短答式試験と論文式試験で「試験科目免除」の規定を設けています。

免除対象者の方は一部の試験科目が受験不要となり、負担を軽減することができます。

現役の大学生の場合、免除対象者になる人はほとんど居ないかも知れませんが、このような制度があることは覚えておいても損はないでしょう。

短答式試験の免除

短答式試験の主な免除対象者は以下の通り。

免除対象者(主なもの)免除科目
税理士となる資格を有する者財務会計論
税理士試験の簿記論及び財務諸表論の合格者及び免除者財務会計論
大会社・国・地方公共団体等で会計または監査に関する事務または業務等に従事した期間が通算で7年以上になる者財務会計論
会計専門職大学院において、
①簿記、財務諸表その他の財務会計に属する科目に関する研究
②原価計算その他の管理会計に属する科目に関する研究
③監査論その他の監査に属する科目に関する研究により、上記①に規定する科目を10単位以上、②及び③に規定する科目をそれぞれ6単位以上履修し、かつ上記①から③の各号に規定する科目を合計で28単位以上履修した上で修士(専門職)の学位を授与された者
財務会計論管理会計論監査論
司法試験合格者短答式試験免除
引用:免除対象者一覧|公認会計士|資格の学校TAC[タック] (tac-school.co.jp)

論文式試験の免除

論文式試験の主な免除対象者は以下の通り。

免除対象者(主なもの)免除科目
税理士となる資格を有する者租税法
不動産鑑定士試験合格者経済学または民法
司法試験合格者企業法及び民法
引用:免除対象者一覧|公認会計士|資格の学校TAC[タック] (tac-school.co.jp)

大学生の公認会計士試験対策は、優先順位をつけるのがカギ

大学生の公認会計士試験対策は、優先順位をつけるのがカギ

ここまで見てきたように、公認会計士試験は短答式試験・論文式試験ともに、数多くの試験科目があるうえ、その範囲も広く、膨大な勉強時間を確保しなければなりません。

そこで、以下のように場合分けして、勉強を始めるタイミングでどのようにスケジュール管理をしていけばよいかを確認していきましょう。

  • 大学1年生・大学2年生から公認会計士の勉強を始めた場合
  • 大学3年生・大学4年生から公認会計士の勉強を始めた場合
  • 【難易度MAX】大学卒業後に公認会計士試験を開始した場合

大学1年生・大学2年生から公認会計士の勉強を始めた場合

大学1・2年生の時期は、単位取得に必要な一般教養や必修科目も多く、出席が必須の授業もあるため、大学構内にいる時間が長くなります。

時間が拘束されるという面を見るとデメリットに思うかも知れませんが、大学構内には図書館や自習室があるため、勉強できる環境は充分。

夏場はエアコンの効いている涼しい場所で勉強ができますし、足元が冷えやすい冬場も暖房の聞いている部屋で快適に過ごせます。

また、アルバイトやサークルなどの活動も盛んな時期であるため、資格取得のための勉強時間を確保するには、空き時間や土日の時間を上手に活用する必要があります。

自分の時間割をみて、空き時間や土日どちらかはフルで資格試験の勉強に充て、遊びと勉強のメリハリをつけながら対策をおこなうと良いでしょう。

この時期に予定を詰め込みすぎて無理をしすぎると、スケジュールがぎゅう詰めになってしまい、精神的にも肉体的にも負担が大きくなってしまいます。

気持ちにも余裕がなくなり遊んでいても楽しくなくなってしまうので、ペースをつかめるまではあまり無理をしないようにしましょう。

大学3年生・大学4年生から公認会計士の勉強を始めた場合

大学3・4年生の時期は、卒業に必要な単位もある程度取得し終わり、公認会計士試験の学習も比較的進めやすくなってくる時期です。

取得し終わっている単位数にもよりますが、人によっては空いた時間を自由にコントロールできます。

一方、就職活動などと並行して受験勉強を続けるとなるとかなり忙しくなると思いますが、公認会計士1本に目標を絞る場合は、そこまで大きな負担にはならないでしょう。

ただし、まわりの同級生が就職活動をしている中、試験勉強を続けていかなければならないため、メンタルを強く保つ必要があります。

【難易度MAX】大学卒業後に公認会計士試験を開始した場合

大学卒業後に公認会計士試験を目指す場合は勉強に専念できないという制約もあり、難易度が跳ね上がります。

例えば、日中仕事をしている会社員は平日の夜と土日くらいしか勉強時間を確保できません。

しかも、平日の夜はたとえ残業が無かったとしても、仕事を終えた後でかなり疲弊している可能性が高いです。

たとえ、通勤時間や土日を活用するにしても、平日は毎日働き、土日は試験勉強となると休まる暇がありません。

また、大学卒業後に就職浪人という形でフリーターとして勉強を続けるというのも、かなりの精神的負担を強いられます。

というのも、多くの友人や同級生はすでに社会に出て働き始めているので、段々と疎遠になったり、価値観も変わっていったりして、交流することも少なくなってきます。

社会人として、あるいは、就職浪人という形で公認会計士を目指す場合は、孤独な闘いが長期間続くということを覚悟しておかなければなりません。

そのため、もし公認会計士を目指すのであれば、できれば大学生のうちに対策を練っておくことをおすすめします。

公認会計士を目指す大学生は遊べないというのは、半分本当で半分うそ

公認会計士を目指す大学生は遊べないというのは、半分本当で半分うそ

ここまで大学生生活と公認会計士試験について比較しながら、大学生が自分のスケジュールを管理する方法や公認会計士試験の対策ポイントについてお伝えしてきました。

大学1・2年生から勉強を始めるか、 大学3・4年生から勉強を始めるかによって、どれ位の比重を試験対策に割けばいいのかが決まってきます。

大学1・2年生から始める場合は、授業・アルバイト・サークル・試験対策をバランスよくこなしていく必要があります。

もし、この2年間でしっかりと長い時間をかけて対策をおこなっていた場合は、大学3・4年生のどこかのタイミングで合格を掴み取り、卒業までの時間は思い切り遊べるかもしれません。

それとは逆に、大学3・4年生から勉強を始めたという場合は、大学1・2年生の間は授業とサークル活動等に専念すると決めていた人も多いでしょう。

この場合、卒業に必要な単位はほぼ取得し終わっていることが多いため、大学3・4年生になる頃には集中的に公認会計士試験対策に取り組めるかも知れません。

どちらが正解という訳ではありませんが、いずれにしても、公認会計士を目指す大学生が遊べるか遊べないかは、勉強を始めたタイミングにもよるということです。

前半で勉強を頑張った人は後半に遊べますし、前半で遊んでいた人は後半に試験勉強に集中しなければなりません。

どのような手段を取るかは、自分の性格や大学でのカリキュラム、アルバイトの種類によっても異なります。

自分の体力や精神力などとも相談しながら、総合的に判断しなければなりません。

大学生活で遊べるか遊べないかは、公認会計士合格までの自分で決めたスケジュールに左右されると言っても過言ではないでしょう。

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