バイク専用のトランクルームがあることはご存知でしょうか。
自宅でバイクを保管しようと考えたとき、以下のような悩みをお持ちではありませんか?
いくらロックしても屋外なので防犯面で心配
ガレージが無く駐車場も高いので、安く安全に保管する場所が欲しい
この記事では、バイク収納型トランクルーム・バイクコンテナの特徴や選び方を解説します。
オススメのサービスについても記載しているので、バイクの保管場所を探している方はぜひチェックしてみてください。
バイクは防犯面などで保管場所に困ることも多いので、トランクルームを利用すればそうしたストレスも軽減できます。
バイクを快適に保管するのに特化したサービスなので、かゆいところに手が届くオススメの収納方法です。
目次
バイクコンテナ・バイク収納型トランクルームとは?
バイク収納型トランクルームは、その名の通りバイク収納に特化したトランクルームのことです。
バイクガレージやバイクコンテナと呼ばれることもあり、各社少しずつ特徴は異なるものの基本的にはバイクを収納するためのトランクルームのことを指します。
バイク専用なので、バイクを収納しやすい形状や設計になっているのが特徴。
搬入に便利なスロープや、防犯体制が整っており盗難防止に効果が見込まれます。
通常のコンテナ・トランクルームだと、バイクを収納するには以下のようなデメリットが考えられます。
- 通路が狭い
- 入口との段差がある(スロープがない)
- 2階以上のトランクルームもある
- 入口がシャッターではない
上記のようなポイントは、通常のトランクルームとして利用する分にはあまり気にならない部分ですが、バイクを収納するにあたってはデメリットになります。
バイク収納に特化しているバイクコンテナを利用し、愛車を安全かつ便利に保管できるよう利用を検討してみてください。
トランクルームやコンテナにバイクを格納するメリット
トランクルームやコンテナにバイクを格納するメリットを解説します。
内容は以下の2点です。
- 盗難やいたずら、事故のリスクが減る
- 風雨からバイクを守れる
いずれもバイクを屋外駐輪場や自宅に置いておく場合にネックとなる部分です。
バイクを持っている人の自宅全てにガレージがあるわけではないので、トランクルームのメリットをうまく活用することでバイクを安全で便利に格納しておけます。
ひとつずつ解説していきます。
盗難やいたずら、事故のリスクが減る
自宅の駐車場にバイクの保管をするのは、盗難やいたずらのリスクを抱えることになります。
もちろん、必ず盗難に遭うということはありませんが、道路に面した場所や誰でも入れるマンションの駐輪場などに置いておくのは不安も大きいのではないでしょうか。
バイク収納型トランクルームを利用すれば、小型のガレージのようなスペースにバイクを格納することが可能です。
ほとんどのバイク収納型トランクルームでは、バイクの保管場所にシャッターなどで鍵をかけられるだけではなく、防犯カメラの設置によって安全な防犯体制を構築しています。
いくら自宅でバイクをロックしていたからといっても、バイクは車よりも本体ごと持っていかれるケースが多く、ましてや部品だけ盗るのは簡単です。
万全のセキュリティ体制を売りにしているバイク収納型トランクルームを活用して、バイクを盗難やイタズラから守りましょう。
風雨からバイクを守れる
屋外でのバイク保管に関わるリスクは、何もイタズラや盗難だけではありません。
大雨や台風などの影響により、故障や転倒のリスクも常に抱えています。
全方位を壁に守られたバイク収納型トランクルームなら、少なくとも雨や風による影響を大きく避けられるはず。
バイクは精密機器の塊なので、頑丈とはいえ濡れたり倒れたりすればすぐに故障してしまいます。
普段のメンテナンスを楽にするためにも、屋内保管ができるバイク収納型トランクルームを利用しましょう。
また、雨の翌日などシートが渇いていない状態だと拭くのも面倒ではないでしょうか。
せっかくの愛車に長く乗るためにも、ぜひ屋内保管ができるバイク収納型トランクルームを検討してみてください。
トランクルームやコンテナにバイクを格納するデメリットや欠点
トランクルームやコンテナにバイクを格納するデメリットや欠点について解説します。
具体的には以下の2点です。
- 屋外駐輪場よりも費用がかかる
- 自宅から遠いと不便
気軽に使える屋外駐輪場とはまた違ったデメリットが出てくるので、契約する前に上記の点は必ず押さえておくようにしてください。
メリットと合わせて考えることで、自身がバイク収納型トランクルームを利用したほうがいいかどうかが見えてくるはずです。
メリットがデメリットを上回っていると感じる場合には、利用を検討してみましょう。
屋外駐輪場よりも費用がかかる
バイク収納型トランクルームも商売なので、当然利用するには料金がかかります。
普段屋外駐輪場に料金を払っている方は、単純に料金を比べてみて、どちらがお得かを比較してみましょう。
一方で、利用料金がかからないからと言って、防犯面で不安を抱える駐輪場に置いておいたがためにバイクが盗まれたり、転倒して破損した場合はどの程度の被害額になるでしょうか。
盗難や破損リスクを抑える投資の面もあると考え、そのうえで自宅や屋外駐輪場保管とどちらがコスパが良いか考えてみましょう。
また、バイク収納型トランクルームにもピンからキリまであるので料金は千差万別です。
オプションや立地などによっても料金は左右されます。
自宅から遠いと不便
バイク収納型トランクルームは、自宅よりも遠い場所に保管しなければならないので、当然特定の場所までバイクを運ぶことになります。
自宅やマンションなどの屋外駐輪場に格納するのに比べれば、バイクを取り出すまでに距離があるのはデメリットです。
週末だけにしかバイクには乗らないという場合だと、トランクルームまで徒歩や自転車で向かうこともそこまで大変ではないでしょう。
一方で、毎日通勤などに利用する方にとっては、通勤時間が余計に増えることにもなってしまいます。
自身の利用頻度やトランクルームとの距離をあらかじめ比較したうえで、契約するかどうかは検討したほうがよいでしょう。
逆に、自宅からトランクルームまでが近いという場合は、デメリットのひとつがほぼ無くなるようなものなので利用をオススメします。
トランクルームやコンテナにバイクを格納する注意点
トランクルームやコンテナにバイクを格納する際の注意点について解説します。
主に以下の2点です。
- 盗難されないよう防犯をしっかりとする
- バイクを出せない・入れられないスペースではないか確認
上記はどちらも契約前に確認ができる部分です。
必ず一度現地を見に行って、上記内容をスタッフに確認しておくようにしましょう。
上記に問題がなく、料金や距離に折り合いがつけばバイク収納型トランクルームの契約を検討してみてください。
ひとつずつ解説していきます。
盗難されないよう防犯をしっかりとする
バイク収納型トランクルームにバイクを格納する際の注意点として、盗難防止のロックなどはきちんと行うようにしてください。
「バイクコンテナはセキュリティが売りじゃないの?」と思うかもしれませんが、バイクコンテナやトランクルームにもピンからキリまであります。
防犯がしっかりしたところを選ぶようにするのがオススメ。
具体的には、防犯カメラが設置されている、チェーンロックを巻き付ける部分があるなどのセキュリティが整っているところです。
さらに、バイクを格納した後もチェーンでロックなどはきちんと行うようにしましょう。
念には念をいれて対策すると、もしものときも安心です。
バイクを出せない・入れられないスペースではないか確認
バイク収納型トランクルームやバイクコンテナを契約する際には、バイクを出せない・入れられないスペースではないか確認するようにしましょう。
バイクの収納を謳っているところであれば、ある程度動線の確保や通路の広さはあるはずですが、バイクの車種によっても入るかどうかは異なります。
バイクといっても原チャリより小さいものからハーレーのような大型バイクまで、自身のバイクがそのコンテナに入るかどうかは必ず確認するようにしてください。
また、コンテナにはバイク用コンテナだけでなく普通の荷物も入れられる汎用コンテナもあります。
汎用コンテナはバイク専用ではないため、入り口に段差があるなどバイクの搬入に苦労するかもしれません。
バイクは出し入れする機会が多いかと思いますので、バイク用にコンテナやトランクルームを契約する際には、日常的に格納がしやすいかどうかという視点でチェックしていくようにしましょう。
バイクを格納できるトランクルームやレンタルコンテナの選び方
バイクを格納できるトランクルームやレンタルコンテナの選び方を解説します。
主に以下2点のポイントを元に選ぶようにしましょう。
- 相場と比較して、月極料金が安いか高いか
- 自分のバイクにとって十分な広さかどうか
簡単に言えば「料金」と「広さ」です。
ある程度事前にリサーチしておいて、どのトランクルーム・コンテナを選ぶか検討していくようにしましょう。
それぞれのポイントについて簡単に解説していきます。
相場と比較して、月極料金が安いか高いか
バイクコンテナやトランクルームの月額料金は、おおよそ8,000円~20,000円程度です。
立地や設備によって料金が変わるので、近場に複数ある場合は比較してみるとよいでしょう。
屋外駐輪場でも月額5,000円程度かかることはざらにあるので、防犯面を考慮すると高すぎるということはありません。
ただし、月額料金以外にも以下のような料金がかかります。
- 事務手数料
- 鍵交換代
- 管理費
- 安全保障費
サービスによっては不要な場合もありますが、月額料金以外にも初期費用があるという点は覚えておきましょう。
自分のバイクにとって十分な広さかどうか
バイクコンテナやバイク収納型トランクルームの広さは、自身のバイクの大きさに応じて選ぶようにしましょう。
小型のバイクに大きなコンテナは不要ですし、逆に大型のバイクで小さなトランクルームだと出し入れしにくくなってしまいます。
次項では排気量ごとに目安となる大きさを解説します。
排気量別に必要なサイズを比較
バイクコンテナやトランクルームを選ぶ際には、車体の全長と全幅よりも少し大きいサイズを選びましょう。
以下に表でまとめます。
排気量 | 車体サイズ | 目安 |
---|---|---|
原付(50cc) | 全長1.7m前後 | 1.5畳 |
原付2種(~125cc) | 全長2m前後 | 1.5畳 |
中型バイク(~250cc) | 全長2m~2.4m前後 | 2畳 |
中型バイク(~400cc) | 全長2.2m~2.5m前後 | 2畳~3畳 |
大型バイク(400cc~) | 全長2.3~2.7m前後 | 3畳~ |
車種やカスタム具合によっても異なるので、最終的には実際の収納場所を確認してから契約するのがオススメです。
バイク用のトランクルームやコンテナであれば正しいサイズ感のものを選べばあまり心配いりませんが、汎用コンテナに入れる場合は間口の広さも重要なので、必ず現場を確認しましょう。
バイクを格納できるトランクルームやレンタルコンテナ
バイクを格納できるトランクルームやレンタルコンテナについて、おすすめを解説します。
内容は以下2つのサービスについてです。
- ドッとあ~るコンテナ
- 加瀬のレンタルボックス
いずれもバイク格納用のトランクルーム・コンテナとしては知名度・信頼性ともに高いのが特徴です。
どちらも広い地域に渡って展開されているサービスなので、近くでレンタルできるかどうか検索してみてください。
各サービスの特徴についても簡単に解説していきます。
ドッとあ~るコンテナ
公式サイト | https://www.r-contena.jp/ |
月額料金 | 3,300~41,800円 |
初期費用 | ・事務手数料:月額賃料1ヶ月分 ・メンテナンス費:5,500円 ※退去時の鍵交換や清掃費 ・使用料:当月日割り+翌月分 ・補償料:1,600円(当月分+翌月分) ・管理費:1,000円(当月分+翌月分) |
24時間出し入れ | 可能 |
セキュリティ | 防犯カメラ |
スロープ | 有り ※レンタル費用5,500円 |
対応エリア | 東京、千葉、埼玉、神奈川 茨城、愛知、岐阜、福岡 |
特徴 | ・レイアウト変更可能な収納棚 ・6ヶ月以上の契約で最大6ヶ月間値引き ・ウェブ契約で初期費用3,000円引き |
「ドッとあ~るコンテナ」は関東近郊を中心に展開するバイク収納型トランクルームです。
レイアウトを変えられる収納棚もついているので、パーツや工具などを収納しておくのも便利。
ウェブ契約や6ヶ月以上の長期契約だと料金が値引きされるキャンペーンなども行われているので、近場にあるという人はぜひ検討してみましょう。
加瀬のレンタルボックス
公式サイト | https://www.kase3535.com/ |
月額料金 | 3,850~16,500円 |
初期費用 | ・事務手数料(1ヶ月分の月額) ・翌月使用料 |
24時間出し入れ | 可能 |
セキュリティ | ALSOK |
スロープ | 有り |
対応エリア | 全国 |
特徴 | ・屋外や共同駐輪場も有り ・ネット申込で最大3,300円割引 |
「加瀬のレンタルボックス」は全国に展開されているトランクルームサービスで、「バイクヤード」というプランでバイク用のコンテナサービスもあります。
広さが2畳~2.1畳で簡易な収納棚も搭載されているのが特徴。
また、別途屋外駐輪場などもあるので、原付などコンテナに入れるほどではないと考えている人も利用しやすいプランとなっています。
ホームページ上でお得なキャンペーンがよく行われているので、申し込みを検討中の方は都度チェックしてみてください。
バイクをトランクルームやコンテナに置く際のよくある疑問
バイクの整備はできる?
バイク収納型トランクルームやバイクコンテナには、収納場所としてだけでなく、ガレージのように整備を行える場合もあります。
ただし、各社の規約によって異なるのであらかじめ確認しておくようにしましょう。
そもそもバイク一台を格納するのが精一杯で、物理的に整備するほどのスペースが無い場合も多くあります。
契約前の確認を行うのがオススメです。
バイクコンテナと通常のコンテナの違いは?
バイクコンテナと通常の汎用コンテナの違いは、バイクコンテナは「バイクを格納するのに特化している点」です。
前述の通り、スロープの有無や設備・通路の広さ、防犯設備などバイクを格納しておくのに適した環境になっているのが特徴です。
汎用コンテナはバイクを入れられない場合もあるので、こちらも契約前に確認するようにしましょう。
バイク収納型トランクルームを使えば安心かつお得にバイクを保管可能!
本記事ではバイク収納型トランクルームやバイクコンテナのメリット・デメリットについて解説しました。
上手く活用すればバイクを安全かつ綺麗に格納しておけるので、近場で利用できそうな方はぜひ利用を検討してみましょう。
バイクは盗難や傷みなど、屋外駐輪場に停めておくと多くの悩みを抱えることになります。
バイク用のトランクルームなどを活用することでそうした悩みの一部を解消できるかもしれません。
予算や立地などを比較しつつ、バイクの置き場所に困っている方は、本記事の内容を参考に探してみてはいかがでしょうか。
屋根が無かったり、吹きさらしで外装の傷みが気になる