フラワーアレンジメントの資格を取って、講師になってみたいと憧れを持つ方は多いのではないでしょうか?
でも、同時に以下のような疑問も出てくるはずです。
自宅でフラワーアレンジメント教室を開くためには、何から始めたらいいんだろう?
そこで、今回はフラワーアレンジメント講師になるためにオススメの資格をご紹介します。
また、フラワーアレンジメント講師に必要な知識やスキルについても深掘りしていきます。
ぜひ、参考にしてみて下さいね!
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目次
フラワーアレンジメントの講師になるのに資格は必須?
フラワーアレンジメント講師になるには、やっぱり資格が必須なの?
という疑問がありますよね。
実は、フラワーアレンジメントの講師になるのに、資格は必須ではありません。
例えば、以下のような職業は、高いスキルや知識が必要とされるため資格が必須です。
- 医師
- 看護師
- 弁護士
- 美容師
- 建築士
一方で、フラワーアレンジメントの講師は資格が必須ではないため、初心者でも挑戦しやすい職業とも言えます。
ただ、お花が好きなら誰でも簡単にフラワーアレンジメント講師になれるわけではありません。
あくまでも資格が必須ではないというだけで、身に付けておくべき知識やスキルはたくさんあります。
フラワーアレンジメントの講師になるのに有利な資格は?
フラワーアレンジメントの講師に資格は必須ではありませんが、資格を持っていれば有利になることは間違いありません。
資格を取得していれば、フラワーアレンジメント講師として生徒さんからの信頼度が高まります。
特にオススメの資格は、以下の5つです。
- フラワーアレンジメントデザイナー認定試験
- 国家資格:フラワー装飾技能士
- フラワーデザイナー資格(NFD)
- DFAフローリスト認定資格
- FADA認定資格
1つずつ解説していきますので、参考にしてみて下さいね。
フラワーアレンジメントデザイナー認定試験
フラワーアレンジメントデザイナー資格は、日本デザインプランナー協会(JDP)が認定する資格です。
日常のインテリアや服飾、イベントなど、多様なシーンでデザインできる技術を習得していることを認められます。
フラワーアレンジメントの講師を目指すのなら、まずは取得しておきたい資格です。
以下のような、フラワーアレンジメントの知識とスキルを身に付けられます。
- フラワーアレンジの基礎・応用
- ブーケやリース、コサージュのアレンジ
- 花材の扱い方・切り分け方
フラワーアレンジメントデザイナー認定試験は、初心者向けの資格で挑戦しやすいのも魅力です。
独学でも勉強は可能ですが、通信講座を利用して学ぶのがオススメです。
特に、SARAスクールの通信講座なら、短期間で丁寧な添削のサポートを受けながら資格を取得できます。
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国家資格:フラワー装飾技能士
フラワー装飾技能士は、お花の資格の中で唯一の国家資格です。
下記のような、お花の装飾技術や専門的な知識やスキルを持っていると証明できます。
- ブライダルブーケやコサージュなどの花束
- パーティー会場、宴会場の装飾花
- 葬斎場の祭壇の装飾
1級から3級まであり、2級と3級に合格すると都道府県知事から認定され、1級に合格すると厚生労働大臣から認定されます。
フラワー装飾技能士は、国家資格であるうえにプロ向けの難易度の高い資格です。
資格を取得していれば、講師として信頼度が上がることは間違いありません。
フラワーアレンジメントの講師を目指しているのなら、ぜひ取得を目標にしてみましょう。
フラワーデザイナー資格(NFD)
フラワーデザイナー資格(NFD)は、公益社団法人日本フラワーデザイナー協会が認定する資格です。
1967年に「花文化の普及」を事業目的として始まった認定制度で、お花の資格の中でも人気の資格のひとつです。
フラワーデザイナー資格(NFD)は、公益社団法人日本フラワーデザイナー協会に入会することで、フラワーデザイナーとして登録・認定がされます。
花卉業界の中でもフラワーアレンジメントの技術の基準として、広く認知されている資格です。
NFD認定スクールや教室に通い、受験に必要な知識と技術の習得をする期間が必要です。
必修科目を認定してもらうことで受験可能になり、3級から1級まで段階を踏んで受験することが決められています。
フラワーアレンジメントの講師にとって、有利な資格になるはずですよ。
DFAフローリスト認定資格
DFAフローリスト認定資格とは、フラワーデコレーター協会(FDA)が認定する花実務のライセンスのことです。
DFAフローリスト認定資格を取得するためには、DFA認定校に通って学ぶ必要があります。
筆記と実技の試験で一定の基準を満たした方は、教師として認定されます。
DFA資格認定試験に合格後は、以下のように認定教師と会員教師それぞれに方向性を決めることも可能です。
DFAフローリスト認定資格に合格すると、DFAが認定教室開校のサポートをしてくれるのも嬉しいポイント。
さらに、市場での花の購入や、業者専用の仕入れルートで花材の購入も可能になります。
DFAでは資格取得後の地域別の活動も盛んに行っているため、講師同士で情報交換をしたりとスキルアップにも繋がるでしょう。
DFAフローリスト資格認定協会という大きな組織が認定している講師と証明されれば、生徒さんに信頼感や安心感を与えられる魅力もありますよ。
FADA認定資格
FADA認定資格とは、FLOWERアート&デザイン協会(FADA)が認定している資格制度のことです。
通常の資格のように、試験を受けるのではなく、フラワーアートやデザインのカリキュラムを段階的に学ぶことで資格が認定されます。
資格認定のためには、FADA認定校や認定教室に通って学ぶ必要があります。
FADA認定校や認定教室で必修の単位を取得したり、認定講師に修了課題を提出することで、資格の認定がされるというわけです。
FADA認定資格を取得すれば、FADAの認定教室として自分のスクールや教室を開校できます。
フラワーアレンジメントの作品展やイベントは個人での開催は難しいですが、FADA主催のイベントに参加できるのも魅力です。
上記のように、FADA認定講師にもレベルがあるのも特徴的です。
FADA認定資格を取得すれば、FADA認定教室として生徒さんからの信頼度が高まるのも魅力のひとつ。
また、FADAの手厚いサポートやサービスを受けられるのも嬉しいポイントです。
フラワーアレンジメントの講師になるには?
フラワーアレンジメントの講師として働くには、大きく以下の2つの方法があります。
- フラワーアレンジメント教室で働く
- 資格をとって自分の教室を開く
フラワーアレンジメントの講師と言っても、外部に所属して講師として働いたり、自分で教室を開いて働いたり、自分に合った働き方を探すのも大切です。
それぞれのメリット・デメリットを理解しながら、参考にしてみて下さいね。
フラワーアレンジメント教室で働く
まずは、フラワーアレンジメント教室で働いてみるという方法があります。
フラワーアレンジメント講師の求人情報は意外と多いので、まずは求人サイトをチェックしてみるのがオススメ。
おもに、以下のような場所の求人情報が多いです。
- お花屋さん
- カルチャースクール
- 個人のフラワーアレンジメント教室
- 結婚式場
他にも、自分が通っていたフラワーアレンジメント教室や、知人の紹介などもあるかもしれません。
フラワーアレンジメント教室と言っても、働く場所によって雰囲気が異なります。
フラワーアレンジメント教室のアシスタントとして、アルバイトやパートから始めてみるのもオススメ。
フラワーアレンジメントの講師は資格が必須ではないので挑戦しやすいのが魅力です。
現在、本業がある方でも、可能であれば副業でフラワーアレンジメント教室で働くのもオススメですよ。
資格をとって自分の教室を開く
自宅またはレンタルスペースを借りて、自分のフラワーアレンジメント教室を開く方法です。
フラワーアレンジメントの講師を目指しているのなら、目標としたい憧れの働き方ですよね。
様々なお花の認定資格がありますが、組織や協会に所属することが苦手な方もいますよね。
自分のカラーを出して、自由に挑戦してみたい方にはピッタリの方法です。
一方で、自分の教室を開くには、多くの配慮も必要です。
家族と同居している方が自宅で教室を開く場合は、家族の同意や協力も必要です。
自宅以外でレンタルスペースを借りて教室を開く場合も、管理費のことも考えなくてはいけません。
完全に1人で行うのか、アシスタントを雇うのかなど視野に入れることも大切です。
フラワーアレンジメントの講師になるのに必要なスキル
フラワーアレンジメントの講師になるため資格は必須ではありませんが、資格を持っていることで有利になります。
では、資格を持っていればいいかと言うと、そうとも言い切れません。
資格以外にも、以下のようなスキルが求められる場合が多いのです。
- フラワーアレンジメントをはじめとするお花の技術や知識
- 生徒さんへ技術を教えるスキル
- 一般的な接客スキルや教室運営の知見
1つずつ解説しますので、参考にしてみて下さいね!
フラワーアレンジメントをはじめとするお花の技術や知識
フラワーアレンジメントの講師には、お花の技術や知識が必要不可欠になります。
基礎的なことから応用なことまで、知識が豊富であればあるほど役に立つのは間違いありません。
フラワーアレンジメントと言えば、生花を使うことが多いので、生花の仕入れや管理方法の知識は重要です。
一方で、最近では造花を利用したフラワーアレンジメントも人気です。
ドライフラワーやプリザーブドフラワーの知識があると、講師としてさらに重宝されます。
お花が好きなのに、花粉やアレルギーのせいで生花を扱えない生徒さんもいるはずです。
そんなときに、生花だけでなく造花の扱い方のスキルや知識もあれば、視野の広いフラワーアレンジメント講師として、生徒さんから信頼されるのではないでしょうか。
生徒さんへ技術を教えるスキル
フラワーアレンジメント講師として、お花に関する知識やスキルは、もちろん大切です。
一方で、講師として生徒さんへ教えるスキルも重要になります。
生徒さんの中には、初心者から経験者までいるほか、年齢層も様々なはずです。
一人一人に、分かりやすい教え方や配慮も大切にしなければいけません。
フラワーアレンジメントのスキルが素晴らしくても、人に教えたり人と話すことが苦手な方もいるでしょう。
自分でフラワーアレンジメントを楽しみたいだけ
フラワーアーティストとして独自に楽しみたい
上記のような想いが強い方は、講師よりもアーティスト向きかもしれません。
ただ、何事も挑戦してみなければ分かりません。
フラワーアレンジメント講師のパートやアルバイト、アシスタントからお試しで働いてみるのもオススメですよ。
一般的な接客スキルや教室運営の知見
フラワーアレンジメントの講師には、お花の基本的な知識や技術が必要です。
一方で、講師になるためには、接客スキルも大切です。
生徒さんに上手に教えるための、コミュニケーション能力も大切になります。
ブライダル業界やお花屋さんはもちろん、お花関連ではなくとも接客経験のある方はプラスになることが多いでしょう。
人と話すことや人に何かを教えることが好きな方にも、オススメです。
また、ただお花が好きな気持ちだけでは、上手に経営ができません。
教室の利益を考えたり、運営にかかる諸経費も計算しておかなければいけません。
フラワーアレンジメント講師として稼げるようになることはもちろん、教室運営のための冷静な経営力も大切になるでしょう。
フラワーアレンジメントの講師に関するよくある疑問
講師の平均的な収入は?
上記の求人ボックスの情報によると、フラワーアレンジメント講師の平均年収は361万円と言われています。
ただ、経験値や地域によっても差があるため、一概には言えません。
さらに、同じ講師でも以下のように働く場所によっても収入は異なります。
- カルチャースクールの講師
- 自宅でフラワーアレンジメント教室の講師
- 高校や専門学校などの部活やサークルの講師
例えば、カルチャースクールの講師料の1時間の目安は5,000円〜10,000円と言われています。
また、先にご紹介した国家資格のフラワー装飾技能士を取得していれば収入がアップする可能性もありますよ。
フラワーアレンジメントの講師としての資格取得をしていれば、収入の面でも有利に働くはずです。
フラワーアレンジメント教室は儲かる?
フラワーアレンジメント教室が儲かるかどうかは、教室を開く環境によって異なると言えます。
生徒さんを増やせば儲かるかというと、そうとは言い切れません。
まず、フラワーアレンジメント教室を開く際には以下の費用が発生します。
- 花材費
- 資材費
- 諸経費
- 場所代
フラワーアレンジメントには、お花や資材の仕入れは欠かせませんが、初心者の場合は花材や資材を安く仕入れることは難しい場合も多いです。
一方で、お花の資格があれば、一般的に知られていない業者専用のルートで仕入れることも可能になる場合もあります。
自宅で教室を開く場合は場所代を考えなくてもいいですが、レンタルスペースを利用する場合は、レンタル料以外にも管理費など諸経費も必要です。
このように、経費全般で考えると儲けに繋がらないこともあります。
初心者の状態でいきなり教室や開業を目指してしまうと、赤字になってしまう危険性もあります。
まずは、フラワーアレンジメント講師として役に立つ資格取得をしながら慎重に考えていくのがオススメですよ。
フラワーアレンジメント講師に資格は必須ではないが、資格があれば有利で信頼度が上がる!
フラワーアレンジメントの講師になるためには、資格は必須ではありません。
ただ、資格を取得していることで有利になることが分かりましたよね。
今回ご紹介したオススメの資格を取得していれば、フラワーアレンジメントの講師として、生徒さんからの信頼度が高くなるはずです。
また、幅広いお花の資格を取得していることで、講師としての視野が広がる魅力もあります。
これからお花の勉強をしたい初心者の方は、SARAスクールで、まずはフラワーアレンジメントデザイナーの資格を取得することがオススメです。
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フラワーアレンジメントの講師になるには、資格が必要なのかな?