このようなお悩みをお持ちではないでしょうか?
フラワー装飾技能士の1級・2級は、実務経験が必要な資格です。
スクールによっては、コース取得で受験資格免除になるものもあります。
この記事では、フラワー装飾技能士の難易度やメリットを詳しく解説します。
あなたにフラワー装飾技能士の資格が合っているかがわかりますので、ぜひ参考にしてください。
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目次
フラワー装飾技能士とはどのような国家資格?
フラワー装飾技能士は、花き業界で唯一国が認めている国家資格です。
都道府県職業能力開発協会が実施する学科と実技試験に合格すると、資格が与えられます。
資格の取得後、以下の業務でフラワー装飾技能を発揮できます。
- ブライダルブーケの製作
- パーティーや葬儀場の飾り
- フラワーショップで花束などの製作
- ワークショップの指導
など
アレンジメント教室も開催できるなど、さまざまな活躍の場がある資格です。
3級から2級、1級までの違い
フラワー装飾技能士は3級から1級まであります。
各級 | 3級 | 2級 | 1級 |
---|---|---|---|
受験資格 | ・とくになし ・実務経験があればよい | ・2年以上の実務経験か3級合格者 | ・7年以上の実務経験 ・3級合格者の場合、4年以上の実務経験 ・2級合格者の場合、2年以上の実務経験 |
認定 | 都道府県知事による認定 | 都道府県知事による認定 | 厚生労働大臣による認定 |
この表からもわかるように、3級は誰でも受けられるのですが、2級と1級は一定年数の実務経験が求められます。
たとえば2級を受験する場合、2年以上の実務経験が必要です。
該当する実務経験がなくても3級に合格していれば2級を受けられるため、実務経験がない人は3級から受けることをオススメします。
試験内容は?
フラワー装飾技能士の各試験の内容は、以下の通りです。
各級 | 3級 | 2級※ | 1級 |
---|---|---|---|
学科試験 | ・フラワー装飾一般 ・フラワー装飾作業法 ・材料 ・植物一般 ・安全衛生 | ・フラワー装飾一般 ・フラワー装飾作業法 ・材料 ・植物一般 ・安全衛生 | ・フラワー装飾一般 ・フラワー装飾作業法 ・材料 ・植物一般 ・安全衛生 |
学科試験の時間 | 1時間 | 1時間40分 | 1時間40分 |
実技試験 | ・花束及びリボンの製作(35分) ・バスケットアレンジメント(30分) ・ブートニア(20分) | ・花束(45分) ・アレンジメント(30分) ・選択A:ブライダルブーケ(45分) ・選択B:籠花(スタンド花)(25分) | ・骨組み付花束(50分) ・フラワーアレンジメント(30分) ・ブーケ及びコサージュ(35分) |
2級と1級の学科試験は真偽法(◯×式)と多肢択一式で、それぞれ25問出題されます。
3級の学科試験は30問すべて真偽法(◯×式)のみです。
費用はいくらかかる?
フラワー装飾技能士の検定費用は、各都道府県において定められています。
どの自治体であっても、実技手数料と学科手数料を合わせた受験手数料が必要です。
- 実技と学科:21,300円
- 実技のみ:18,200円
- 学科のみ:3,100円
※金額はすべて税込
都道府県によって異なる場合があるため、詳細は「都道府県職業能力開発協会」でご確認ください。
フラワー装飾技能士の難易度は高い?
フラワー装飾技能士の合格基準は、以下の通りです。
- 実技試験は100点満点中60点以上で合格
- 学科試験は100点満点中65点以上で合格
難易度は、各級以下の通りです。
1級 | 難しい |
2級 | やや易しい |
3級 | やさしい |
学科試験は過去問題集を解くことで練習できます。
問題集は「神奈川県生花小売商協同組合」などで販売しているので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。
フラワー装飾技能士の合格率
1級は国家資格のため、合格率が全国平均30%前後と狭き門です。
しかし、2級3級は70%から80%前後と高めなので、1級のみ難易度が高いと言えるでしょう。
フラワー装飾技能士になるメリット
フラワー装飾技能士になると以下のようなメリットがあります。
- フラワーアレンジメント製作に特化した働き方ができる
- 教室などの講師として働ける
- イベント向けの特殊装飾に携われる
フラワー装飾技能士の資格を取得することで、花の専門家としていろいろな場面で活躍できます。
一般のフラワーショップで働く以外にも、冠婚葬祭の特殊装飾用アレンジメントフラワーの製作に携わったり、ホームセンターなどのフラワーコーナーで教室を開くこともできます。
お花が好きな人に向けて、プロ目線でフラワーアレンジメントのアドバイスができるので、人に教えることが好きな人にもオススメな資格です。
フラワー装飾技能士になるには?
フラワー装飾技能士になるためには、以下の2つの方法がオススメです。
- スクールに通う
- 通信講座で独学する
それぞれの特徴を次の章で詳しく解説します。
スクールに通う
実技試験の対策重視なら、スクールに通うことをオススメします。
というのも、スクールだと最新のカリキュラムによる指導が受けられるから。
以下は、フラワー装飾技能士資格の取得コースがあるスクールをいくつかピックアップしたものです。
スクール名 | ベル・フルール | SAKANASHI フローラルマスタースクールジャパン | Vivoフラワーデザインスクール |
---|---|---|---|
入校金 | 該当なし | 10,000円 | 5,000円 |
レッスン料 | 【1級】22,000円+花材費 【2、3級】17,600円+花材費 | 【1、2級】 ・基本レッスン:100,000円 ・追加レッスン:40,000円 【3級】 ・基本レッスン:80,000円 ・追加レッスン:32,000円 | 3,000円 |
所要時間(1レッスン) | 約120分 | 【1、2級】240分【3級】180分 | 120分 |
レッスン回数 | 月4回 | 記載なし | 月2回あるいは3回 |
特徴 | ・毎年連続合格率100%(1から3級) ・通学しやすいシステム ・試験直前の強化講習 ・マンツーマン教育 | ・レッスン日は希望日で実施できる ・2020年度まで過去5年間の実績は合格実績100% ・駅近で利便性が高い | ・公益社団法人日本フラワーデザイナー協会(NFD)に公認登録 |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
実務経験がなくても受験資格免除になるコースもあります。
実務経験がない・少ない人は、スクールで学ぶと資格の取得に一歩近づけるので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。
通信講座で独学する
スクールに通う時間がない人や自宅・職場の近くにスクールがない人は、通信講座で独学するのも一つの手です。
なぜなら、通信講座であればオンラインや教材を在宅で自分の都合の良いタイミングで学べるから。
通信講座で学べるコースをピックアップしましたので、参考にしてください。
TAKAI YOSHIKO フラワーアートスクール | Iwahashi フラワーデザインスクール | |
---|---|---|
入校金 | 該当なし | 該当なし |
レッスン料 | 33,000円 | 【3級】55,000円 【2級】77,000円 ※1級はなし |
所要時間(1レッスン) | 動画による | 動画による |
レッスン回数 | 回数制限なし | 回数制限なし |
特徴 | ・オリジナルテキストがもらえる ・特別レッスンや特別コースも受講可能 | ・担当講師とLINEでやり取りできる ・チェックテストで学科試験にも対応 ・個人の理解度に合わせた動画作成も可能 |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
動画を視聴するコースなら、何度も繰り返し視聴できるので反復学習で実技対策もできます。
通信講座で学ぶ場合、花材の調達やアレンジメントの技術など自分で行わなくてはならないデメリットがあります。
そのため、講師と直接やりとりできるサービスがある講座を選ぶとよいでしょう。
フラワー装飾技能士に関するよくある疑問
最新の試験日程は?
令和5年の試験日程は以下の通りです。
受付開始日 | 4月3日(月) |
受付締切日 | 4月14日(金) |
実技試験問題公表日 | 5月30日(火) |
実技試験実施期間 | 【3級】6月6日(火)から8月13日(日)まで 【1、2級】6月6日(火)から9月10日(日)まで |
学科試験日 | 【3級】7月9日(日) 【1、2級】9月3日(日) |
合格発表日 | 【3級】8月25日(金) 【1、2級】9月29日(金) |
受験資格・受験条件は?
フラワー装飾技能士の受験資格・受験条件は以下の通りです。
3級 | 2級 | 1級 |
---|---|---|
・とくになし ・実務経験があればよい | ・2年以上の実務経験か3級合格者 | ・7年以上の実務経験 ・3級合格者の場合、4年以上の実務経験 ・2級合格者の場合、2年以上の実務経験 |
フラワー装飾技能士はフラワーアレンジメントの国家資格!
この記事では国家資格のフラワー装飾技能士について、各級の違いや試験内容などを解説しました。
- 花き業界で唯一国が認めている国家資格
- フラワーアレンジメント製作に特化した働き方ができる
- 1級・2級は、実務経験が必要
- 2級3級の合格率は70%から80%前後
- 実技試験の対策重視なら、スクールがオススメ
フラワー装飾技能士の1級は合格率30%台と、難易度が高めです。
しかし、2、3級はしっかり学科と実技対策すれば取得しやすい資格です。
そのため、初めてトライする人は2、3級から初めてみるとよいでしょう。
この記事を通して、あなたにフラワー装飾技能士の資格が合っているか検討材料の一つになれたら幸いです。
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国家資格のフラワー装飾技能士を受けてみたいが、実際どれくらい難しいのか、よくわからない・・