春の時期になると出回る、ビビッドな色が特徴的なポピー。
ひとくちにポピーといっても、さまざまな種類があるのをご存じでしょうか。
この記事ではポピーの基本情報や品種、育て方のポイントなどをご紹介します。
ポピーの花言葉についても解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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目次
ポピーの特徴は?どんなお花?

ポピー(学名Papaver、和名ケシ)はケシ科ケシ属の仲間。
春から初夏の季節になるとポピー畑がメディアで取り上げられるほど、人気のあるお花です。
しかし、麻薬成分の元になるモルヒネが抽出されるため、栽培が禁止されている品種も中にはあります。
栽培が禁止されている品種
- ケシ(ソムニフェルム種)
- アツミゲシ(セティゲルム種)
- ハカマオニゲシ(ブラクテアツム種)
一方、栽培しても良い品種は「オニゲシ」の他、主に流通している以下の3種類などです。
- シャーレーポピー
- アイスランドポピー
- オリエンタルポピー
など
華やかでビタミンカラーが多いポピーですが、意外にも花びらは薄紙のようなデリケートな一面を持っています。
見る人を元気にしてくれるような色と繊細な花びらのギャップが、人気の秘密かもしれませんね。
ポピーの基礎情報

ここではポピーの基礎情報をお伝えします。
項目 | 内容 |
学名 | Papaver somniferum |
分類 | ケシ科ケシ属 |
和名 | 雛罌粟(ひなげし) |
原産地 | ヨーロッパ、アジア、トルコ、イラン北部 |
出回り時期 | 早春(1〜3月) |
旬の時期(開花時期) | 5月〜7月 |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 弱い |
花の色 | 赤、オレンジ、黄、白、青、ピンク、黒 |
花のサイズ | 5〜8cm |
値段相場 | 束10本で、300〜500円前後 |
お花屋さんでは、色が混ざったMIX(ミックス)で売られていることが多いです。
また、ポピーの色は種類が豊富にあり、色ごとに花言葉があります。
詳しくは「ポピーの花言葉は?怖いって本当?」で詳しく解説していますので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。
ポピーの種類や品種

日本で主に流通しているポピーは以下の3つ。
- シャーレーポピー
- アイスランドポピー
- オリエンタルポピー
次の項目で1つひとつ特徴を解説します。
シャーレーポピー
和名でヒナゲシと呼ばれ、耐暑性がないため夏の暑さで枯死する一年草です。
基本的な一重咲き以外にも八重咲きのものもあり、アイスランドポピーより背丈が高いのが特徴。
花持ちが悪く咲き始めてから3日ほどしかもたないため、切り花の流通が少ないお花でもあります。
東京にある昭和記念公園や埼玉の秩父郡にあるポピー畑は、シャーレポピーの大群生地として有名です。
アイスランドポピー

和名でシベリアヒナゲシと呼ばれる通り、シベリア〜極東原産のお花です。
他の種類に比べて流通量が多いのも、このアイスランドポピー。
というのも、寒冷地原産のために他の品種よりも開花時期が早く、咲いている期間も長いので、切り花に最適だからです。
特徴的なのは、分枝せずに1本の茎に1輪の花が咲くスタイル。
株元から茎を伸ばすので茎にも葉がありません。
すらっとした茎のラインは、ブーケにもぴったりですね。
オリエンタルポピー

上を向いて咲く大輪のオリエンタルポピーは、ボタンやシャクヤクのような存在感を思わせるお花。
なぜなら、他のポピー類はうつむくような下向きで生長しますが、オリエンタルポピーは最初から上を向いているからです。
大きなものだと花径が20cmほどになるため、ブーケにすると華やかで豪華な雰囲気に。
また多くの品種が栽培され、定番の赤やオレンジの他にピンクや白などの色があります。
茎も太く強い印象を与えるオリエンタルポピーですが高温多湿に弱いため、切り花で飾るときは風通しの良い場所に置くと良いでしょう。
アヘンやケシとの違い、関係性

春を思い出させる可愛らしいポピーですが、日本の法律では栽培が禁止されている品種もあります。
というのも、ケシにはアヘンの原料モルヒネを含む実がなるからです。
このため、同じケシ科の植物でも麻薬の原料になるものはケシ、そうではないものをポピーと呼んで区別しています。
しかし、オリエンタルポピー(和名:オニゲシ)とハカマオニゲシは非常に姿が似ているので、麻薬成分が抽出できるハカマオニゲシが園芸用に出回ってしまうこともあるそうです。
厚生労働省では、「大麻・けしの見分け方」というタイトルで注意喚起しています。
もし、なにかご心配な点があれば、上記内容を確認しておくと良いでしょう。
ポピーの育て方のポイント

ここでは、ポピーを植木鉢や花壇などで育てるときのポイントをお伝えします。
項目 | ポイント |
土 | ・水はけの良い中性〜弱アルカリ性土壌 |
日当たり | ・耐暑性が弱いため、日当たりが強すぎる場所は避ける |
水やり | ・乾燥気味を好む・基本的に地植えは水やり不要・鉢植えは表面の土が乾いたらたっぷりあげる |
肥料 | ・花つきなどをみながら、元肥の後に追肥を適宜与える |
病害虫 | ・湿気が多い場所は灰色カビ病に注意・春〜秋に発生するアブラムシに注意・見つけ次第アブラムシは駆除する |
増やし方 | ・種まきや根伏せ、株分け※などで増やせる |
※根伏せ、株分けとは : 寝伏せとは根を数センチほど切り分けて、土が入ったポットや鉢に横向きに伏せておくこと。根の半分くらいに土をかぶせ、乾燥させないように管理すると葉がでてくる。順調に育てば翌年に花を咲かせる。
ポピーは高温多湿に弱いお花です。
そのため、表面の土がしっかり乾いているのを確認してから、水やりをするようにしましょう。
また、開花したポピーは数日で散ってしまうのが特徴。
ですので、開花後は早めに切り取り、ご自宅のお部屋に切り花で飾って楽しむのもオススメです。
ポピーの花言葉は?怖いって本当?

ポピーの花言葉は色別につけられています。
中にはドキッとしてしまう、少し怖い意味合いのものも。
ここでは、それぞれの色の持つ花言葉や由来などをご紹介します。
どのような花言葉があるのか、ぜひチェックしてみてください。
ポピー全般の花言葉
ポピー全般の花言葉は以下の通りです。
- 慰め
- 妄想
- 夢想家
- 思いやり
- いたわり
- 恋の予感
- 陽気で優しい
ポピーには鎮痛作用があることから、これらの花言葉がつけられたと言われています。
ポピー色別の花言葉
色別の花言葉は以下の通り。
色 | 花言葉 | 由来 |
赤 | 感謝慰め | 愛する人を失った悲しみで自害してしまった中国の虞美人を慰めるように咲いたことから |
白 | 眠り忘却疑惑推測わが毒 | ・ギリシャ神話より・眠りの神が豊穣(ほうじょう)の神を眠りにつかせるために作った花 |
ピンク | 恋の予感いたわり思いやり | とくになし |
オレンジ | 願いをかなえて陽気で優しい | とくになし |
青 | 底知れぬ魅力 | ・別名「ヒマラヤの青いケシ」・かつてヒマラヤに咲く幻の花と言われていた |
このように見ると、白いポピーの花言葉は少し怖い意味を持っているのがわかります。
しかし、全体的には「眠り」や「いたわり」など、リラックスを与えてくれる花言葉がほとんどです。
ピンクのポピーは、花言葉が「いたわり」なので、自分をねぎらう目的でお部屋に飾るのも良いですね。
まとめ

この記事では、ポピーの基本情報や育て方のポイント、花言葉についてご紹介しました。
この記事のポイントは以下の通りです。
- ポピーは華やかでビタミンカラーの品種が多い
- 国内の栽培が禁止されている品種もある
- 高温多湿に弱い
- 花言葉は「慰め」「いたわり」「恋の予感」など
春の季節を色鮮やかに告げるポピー。
切り花をお部屋に飾れば、つぼみが開く様子を楽しめます。
ぜひこの機会に、ポピーを愛でる生活をスタートしてみてくださいね。
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