簿記3級は資格試験の中でも、とても人気のある資格の1つです。
簿記3級を持っていると、就職や転職に有利とか、経理のお仕事に役立つなどのコメントを見たり聞いたりすることも多いです。
ただ、実際に簿記3級を取得する前までは「自分が目指している職種とは関係ないし」とか「簿記3級を取ったところで人生そこまで変わらないでしょ」と感じる人も多いでしょう。
ですが、簿記3級を取得すると、お金に対する向き合い方が変わったり、家計管理の改善につながったり、世の中を俯瞰してみることができるようになったりと、仕事以外のシーンでも沢山のメリットを享受することができます。
簿記の世界へ足を踏み入れたことで、今まで自分が見てきた世界が一変したと感じる人もいるでしょう。
自分自身も簿記3級の資格を取得する前と後では、世の中にあふれている情報の見方が変わりましたし、簿記の概念を取り入れることで家計も大幅に改善することができました。
簿記3級という資格はなぜこれほどまでに人々を魅了するのか?その秘密を紐解いていきます。
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もはやメリットしかない簿記3級の10個の魅力

世の中には色々な資格が山のようにあふれています。
そんな沢山の資格の中でも簿記3級は私たちの生活や仕事に密接に結びついており、この資格を持っているか否かで、その先の人生が大きく変わってしまうくらいの影響力があります。
ここでは「実際に簿記3級を取得するとどんなメリットがあるのか」について10個ほど列挙してみましたので、1つずつ詳しく見ていきましょう。
就職活動や転職活動に活かせる
簿記の資格を保有していると就職活動や転職活動に有利と言われることが多いですが、2級や1級ではなく、簿記3級も有利に働くのでしょうか?
結論からいうと、営業や企画などの一般的な職種を目指す場合、ある程度は目を引くかも知れませんが段違いに有利に働くかというとそうではありません。
ですが、採用基準の判断材料として活用される余地はおおいにあるでしょう。
ただし、経理の専門職を目指すのであれば簿記3級の資格は持っていて損は無いどころか、かなり有利に働きます。
会社経営に関する専門用語や専門知識を持っていれば、面接時のやり取りがスムーズになって会話が盛り上がるかも知れません。
そもそも企業は資格を持っているからという理由だけで人材を採用するわけではありません。
面接でのコミュニケーション能力や志望理由、会社の方針とその人の目指す方向が合致しているかなど、総合的に判断されます。
その時に簿記3級の資格を持っている人と持っていない人で、それ以外の能力がほぼ一緒の2人で迷っているとしたら簿記3級を保有している人のほうが採用の可能性が上がるのは当然です。
この点については、簿記3級以外の資格についても同様のことがいえるでしょう。
どんなに素晴らしい資格、沢山の資格、専門的な資格を保有していたとしても、コミュニケーションに難ありと判断されてしまったら採用される可能性はかなり低くなってしまいます。
したがって、簿記3級の資格を保有していると、就職活動や転職活動において段違いに有利に働くという訳ではないけれども、ある程度は採用の決め手となると言えるでしょう。
財務諸表が読めることで、会社の経営状態が分かる
就職活動や転職活動に活かせるということとも関連して、財務諸表が読めると会社の経営状態が分かるというメリットがあります。
財務諸表とは、簡単にいうと企業の経営状態を示すいくつかの決算書のこと。
簿記3級では主に、P/Lと呼ばれる損益計算書とB/Sと呼ばれる貸借対照表についての学習をします。
もし、簿記3級を取得していたら就職活動や転職活動の際に、志望する企業のP/LやB/Sをみて財務が健全かどうかを確認したうえで、筆記試験や面接試験に臨むことも可能です。
もし、将来自分が働くかも知れない会社の財務が健全でない場合、たとえ就職したとしてもリストラや経営破綻などの可能性も想定できるでしょう。
簿記3級を取得しているだけで避けられるリスクを事前に回避することができ、就職活動や転職活動の際には財務が健全な企業に絞って動けます。
大きな名前やブランド名に惑わされることなく、数字で本当の経営実態をみて希望の会社を吟味できるようになるのです。
新聞やニュースの内容が深く理解できる
新聞やニュースをみていると、時々簿記3級で出てくる用語が普通に報道されていたりします。
P/LやB/S、決算書というような用語も当たり前のように出てきます。
用語の意味がわからないと、普通に聞き流してしまうのですが、もし、それらの内容についてきちんと理解できていれば各社の業績の良し悪しが、数字からすんなりと理解できるでしょう。
日経新聞やワールドビジネスサテライトなどの経済番組は、どうしてもこうした専門用語が多く使われたりするので、馴染みがないと取っ付きにくいかと思います。
ですが、専門用語や数字の意味が分かり始めると、徐々に報道の内容に興味が湧いてきます。
数字が読めないと、なんとなく景気がいいとか、なんとなく景気が悪いという曖昧な情報でしか判断ができません。
新聞やニュースの内容を深く理解するためにも、簿記3級の資格は実はとても役に立つのです。
資産形成や株式投資に役立つ
企業のP/LやB/Sなどの財務諸表が読めるようになると経済ニュースを観れるようになるだけでなく、株式投資など自分が会社の株を保有しようとするときにも役立ちます。
個別株投資では、会社の営業利益や決算書などの情報から、この会社の株が上がっていくか下がっていくかの判断をします。
さらに、簿記3級は株式会社の仕組みについても試験範囲となっていますので、これから株式投資をやってみたいという方にはうってつけの資格です。
何の知識もなく株式投資をするのと、きちんとした知識をもとに株式投資をおこなうのでは、リスク管理の点で雲泥の差があります。
むしろ、簿記3級の知識が何もない状態で株に手を出すというのは、かなりリスクがある行為だと言わざるをえません。
株式投資に興味がある、やってみたいという方は、自分の資産を守るためにも簿記3級は必ず取得しておきましょう。
上司や社内での評価が上がる
簿記の資格を持っていると、経理に詳しい人からの見る目が一変します。
簿記3級の知識や専門用語を知っているだけでも、前提条件や共通言語が背景となってコミュニケーションもスムーズになり、同僚・上司からの信頼も厚くなります。
会社によっては資格手当が出たりすることもありますので、自分の会社の制度がどのようになっているかを調べてみると良いでしょう。
もし資格取得のための制度があれば、受験料が実質無料になったり、合格した後も資格取得手当が支給されて、お給料アップが望めるかもしれません。
お金の知識が身につく
簿記3級の知識は会社の仕事だけでなく自分自身のお金の知識の習得という意味でも、とても効果があります。
簿記のルールを知るだけで世の中の経済の仕組みが分かりますし、自分の勤めている会社の経営状態も気になってくるはずです。
最初は分からなかった経済用語やニュース、新聞記事の内容も、簿記3級の知識を習得していることで分からないことが分からないという状態から抜け出すことができます。
他にも、お金に関する書籍を読んだときには、必ずと言っていいほど簿記の概念を引用して説明がなされたりします。
このように日常生活で役立つお金の知識が自然と身に付くというのも、簿記3級の魅力なのです。
家計管理に役立つ
より実戦的に簿記3級の知識を普段の生活の中で活かすのであれば、簿記3級の概念を家計に取り入れ管理してみるのも良いでしょう。
携帯電話や車を購入したときは、一般的には家計簿から現金をマイナスして残った分を貯蓄として記録するかと思います。
ですが、携帯電話や車は所有するだけではなく、最終的に売ることによって再度、現金にすることもできます。
ですので、もし、携帯電話や車を簿記の概念で記帳するとしたら、「資産」として計上することになるでしょう。
持っているものも資産として記録することで、自分が保有している資産は「現金」だけではないことに気づきます。
ここでは簡単な一例を挙げましたが、反対に「負債」となるものもあります。
借金やローンなどが一般的には負債といえるでしょう。
これら資産と負債の差額が「純資産」となり、この純資産こそが自分が保有している真の資産ということになります。
税理士などの上位資格を目指せる
簿記3級を取得することができたら、次は簿記2級、簿記1級とステップアップしていくこともでき、簿記1級まで取得すれば税理士の道も開けてきます。
なぜなら簿記検定に必要な知識と、税理士試験の会計科目に必要な知識は深く関係しており、税理士試験の会計科目の学習には、簿記の知識も必要となるからです。
他にもファイナンシャルプランナーなどの資格と組み合わせれば専門職としての需要も高まり、まさに鬼に金棒といえるでしょう。
個人事業主や経営者になる道が広がる
もし会社員や公務員の道ではなく個人事業主や経営者になろうとする場合、簿記3級の知識は絶対に外すことはできません。
なぜなら会社の経営について、すべて自己の責任においておこなうことになり、利益が出ていなければ生活の基盤を築くことも危うくなってしまうからです。
逆に簿記3級の知識を持っているだけで、自分自身が会社の経営状態を正確に把握することができますし、対外的にも自信を持って説明ができます。
もし、会社が大きくなってきたら従業員を雇うことにもなるでしょうし、税理士さんと一緒に仕事をすることにもなるでしょう。
何も知識が無い状態では会社の数字を見ても、どこに無駄があってどの分野を伸ばしていけばいいのかを判断することもできません。
簿記3級の知識があれば、きちんとP/LやB/Sの数字を分析したうえで、業務改善を図っていくことも可能となるでしょう。
自分の力で確定申告ができるようになる
簿記3級を習得すれば、基本的に確定申告は自分の力でできます。
特に、事業として行う確定申告では65万円の控除が使える青色申告一択とも言えます。
ただし、青色申告では複式簿記の理解が必須のため、簿記3級の知識は絶対に欠かすことができません。
どんなに便利なソフトやパソコン、通信環境等が整っていたとしても、最後は自分の目で見て申告内容をチェックをする必要があるからです。
簿記3級を取得して確定申告もサクッとできるようになれば、申請作業自体に苦手意識を持つことも無くなるでしょう。
それでも簿記3級のデメリットをあげるとしたら…

ここまで簿記3級取得のメリットを10個ほど挙げてきましたが、やはりデメリットの部分で気になる方もいるかと思います。
そこで、今度は簿記3級を取得するにあたってのデメリットについてみていくことにしましょう。
習得するために、かなりの時間を要する
簿記3級の内容については、かなりの時間を要することを覚悟しておかなければなりません。
一般的に、簿記3級合格に必要な勉強時間は100時間前後だと言われています。
学生ならまだしも、社会人で簿記3級の取得を目指すのであれば、基本的には平日夜と土日にまとめて学習時間を確保することになるでしょう。
あるいは、隙間時間を活用するということであれば、電車のなかの通勤時間をあてることもできるかも知れません。
ただし、簿記の問題については自分の手で仕訳をしたり、電卓を使用したりする場面が多いため、電車の中でこれらの作業をおこなうというのは至難の業です。
もちろん、スマホやタブレットなどで講義動画などを視聴するくらいはできると思いますが、簿記試験の対策では手を動かすことの方が大事です。
そのため、きちんと机に向かって学習する時間をどれだけ確保できるかが、合否を分けるポイントとなってきます。
なかなか机に向かう時間を確保できない場合、少し前に勉強した単元を忘れてしまったり、問題集をまわす時間がなかったりと、合格までの期間がどんどん伸びてしまいます。
教科書や問題集、受験料などの費用が合格するまでかかる
一般的に、市販で売られている簿記3級のテキストや問題集は1冊あたり大体1,000円〜1,500円くらいでしょうか。
これはあくまでも独学で学習して上手くいった場合のコスト計算です。
もし、独学で理解が追いつかない場合は、通信教育や資格試験予備校に通うための授業料等が上乗せされます。
さらに、1回で簿記3級に合格することができなかった場合、古いテキストや問題集を買い直すコストが発生するかもしれません。
また、合格するまでの間は再試験のための受験料が必ずかかってきてしまいます。
ちなみに、現在の簿記3級の受験料は、2,850円(消費税込)となっています。
参考:日商簿記検定試験(2級・3級)ネット試験について | 商工会議所の検定試験
簿記3級は、自分の人生の選択肢や可能性を広げる資格

これまで見てきたように、簿記3級の資格は他の資格試験を凌駕するほどのメリットが盛り沢山です。
即効性は無いかもしれませんが、ジワジワと自分の人生に影響を与えていくことでしょう。
簿記3級を取得するだけで自分の人生の選択肢や可能性は無限大に広がっていくのです。
会社員や専門職に就くにしても、個人事業主や経営者になるにしても、簿記の知識は必ず役に立ちます。
これだけメリットがあるのに、簿記3級の資格を取らない理由はほぼありません。
簿記3級を取得して、これから新しいことにもどんどんチャレンジして自分の人生を変えていきましょう!
なお、繰返しになりますが、簿記3級をゼロから学ぶには、独学よりも通信講座の利用が効率的です。
というのも、独学では勉強のモチベーションが続きづらいうえに、わからないところを自由に聞くこともできず、挫折しやすいからです。
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