FP1級の通信講座おすすめ6選を比較【2025】

金融や保険、ローンといったお金全般のサポートを行う資格「FP(ファイナンシャルプランナー)」。

なかでもFP1級は、高度な専門知識が必要となるFP資格の最高峰です。

FP1級に合格するためには400時間~600時間程度の学習時間が必要とされています。

FP1級は学科の合格率が10%前後と難関なため、働きながらFP1級の資格取得を目指すなら通信講座の利用がおすすめです。

そこで本記事では、FP1級の資格取得におすすめの通信講座ランキングを紹介します。

講座の選び方や、「きんざい」と「FP協会」2つの試験機関の違いも解説するので、FP1級取得を検討している方は参考にしてください。

FP1級・CFPのおすすめ通信講座ランキング

FP1級・CFPのおすすめ通信講座ランキングを6つ紹介します。

FP1級通信講座料金(税込)特徴
TAC133,000円~・唯一合格体験記が公開
・通信/通学から選択可能
LEC99,000円~・テキストから模試まで含まれる
・質問が無制限
アーティス55,550円~・料金が安い
・eラーニングを活用したカリキュラム
山田コンサルティング88,000円・Web講義とテキストを使用
・模擬試験もあり
FPK研修センター178,000円~・CFP講座のみ提供
・料金が高め
資格の大原25,400円~・CFPコースを提供し科目数を選べる
・自習室の利用可能

CFPとはFP協会が認定する民間資格なのに対し、FP1級は厚生労働省が管轄する国家資格です。

CFPの難易度はFP1級相当とされ、2年ごとに更新が必要など、細かな違いがいくつかあります。

CFPは世界各国で導入されている資格なので、FP1級よりもグローバルな金融市場などで活躍する機会を得やすくなるので、両方の取得を目指す方も多くいます。

上記講座はいずれも、FP1級講座・CFP講座としては人気で、料金やカリキュラムの特徴などを比較して自身に合ったものを選んでください。

迷ったときは、合格体験記が公開されており、実績豊富なTACから検討してみましょう。

TACは唯一合格体験記が公開されており実績豊富

料金(税込)・FP1級:133,000円~
・CFP:209,000円~
サポート体制メールで質問可能(10回まで)
特徴・唯一合格体験記が公開
・通信/通学から選択可能

大手資格資格予備校のTACでは、合格実績を出しているスクールが少ない中で、唯一合格体験記などを出しているのが特徴です。

合格までの道のりをイメージしやすく、実績豊富なのが分かるため、安心して受講できるのが魅力となっています。

また、講師は試験合格のプロフェッショナルとして、実務経験を交えながらわかりやすく合格のためのノウハウを提供しています。

教材は毎年改訂されており、過去の本試験を分析した上で、法改正や最新の試験傾向を反映したオリジナル教材を使用。

情報収集の手間を省き、受講生は学習に集中できるのが特徴です。

料金はやや高めですが、通学やWeb通信などライフスタイルに合わせたコースを選択可能で、自身に合ったものを選択しましょう。

基礎固めから始めたい方のために、2級の範囲から学習できる入門コースなども用意されているので、2級の取得から時間が空いてしまったという方にも向いています。

TACの教材は7年連続売上No.1の定番

講師満足度は91.5%!

LECは紙のテキストから模試まで含まれており安心

料金(税込)・FP1級:99,000円~
・CFP: 129,800円~
サポート体制回数無制限の質問対応
特徴・テキストから模試まで含まれる
・質問が無制限

LECはプラン内に紙のテキストから公開模試まで含まれており、コースの内容が分かりやすいのが利点です。

2級講座の復習から1級合格の知識を習得し、公開模試で本番に備えた練習ができる「1級FPパーフェクト合格パック」か、2級の復習がない「1級FP学科試験対策パック」から選択します。

他にも単科講座の提供もありますが、初めて学習する方は上記のいずれかを選択するとよいでしょう。

メールでの質問回数も無制限と、フォロー体制も万全なので、疑問を解消して効率的に学習を進められます。

また、LECのオリジナルテキストは過去問題を分析し、各テーマを出題頻度ごとに分類して、毎回出題される論点や今後も出題が予想される論点を中心に掲載しているのが特徴です。

期間限定のキャンペーンや再チャレンジ割など、割引も豊富なので、一度公式ホームページを確認してみてください。

アーティスは低価格でFP1級講座を受けられるのでコスパ良し

料金(税込)・FP1級:55,550円~
・CFP:31,350円~ ※1科目
サポート体制回数無制限の質問対応
特徴・料金が安い
・eラーニングを活用したカリキュラム

アーティスは低価格でFP1級講座を受けられるため、コスパ良く学習を進められるのがメリットとなっています。

プランも分かりやすく、冊子でのテキスト有無のみで料金が異なるため、選ぶのに迷いません。

基本的にはWeb講義やWebテキスト、eラーニングで学習を進められるため、冊子が無い方を選んでもOKです。

eラーニングでは理解度チェックテストや模擬試験などが行えるため、スマホでスキマ時間に学習を進めやすいのが利点です。

そのため、社会人など、働きながら合格を目指したい方にも向いています。

講義時間は10時間程度と短めですが、600問を超える問題集を繰り返し解いて実力アップを測ります。

また、メールでの質問回数も回数無制限なので、分からない部分があっても安心です。

料金を抑えてFP1級取得を目指したい方は、アーティスの利用を検討しましょう。

山田コンサルティングはオリジナルの教材を使用

料金(税込)・FP1級:88,000円
・CFP:38,500円
サポート体制学習サポートサイトで質問可能(各科目10回まで)
特徴・Web講義とテキストを使用
・模擬試験もあり

山田コンサルティングはFPの教育や研修を行う企業で、FP教育歴が30年以上と老舗です。

実務に基づくオリジナルの教材を使用しており、公開模擬試験やWebでの問題演習なども提供されています。

インプットのみやアウトプットのみのプランも選べますが、基本的には総合演習プランを選択するのがよいでしょう。

また、学習サポートサイトを使用した質問機能を利用可能で、各科目10回まで質問ができます。

資格試験の指導を専門としているわけではない点は留意が必要ですが、講師の方はFP1級やCFP資格を所持している方や税理士の方です。

実務に即した指導を受けたい方にはおすすめです。

FPK研修センターはCFPに特化した通信講座

料金(税込)CFP:178,000円~
サポート体制メールで質問可能
特徴・CFP講座のみ提供
・料金が高め

FPK研修センターでは、CFPに特化した通信講座を提供しています。

インプット特化やアウトプット特化、問題集の解説特化など、さまざまな料金プランがあるので必要に応じて選択しましょう。

Web講義とテキストを使用したオーソドックスなスタイルとなっており、CFPに特化した講座を探している方に向いています。

資格の大原は科目数ごとにコースが分かれている

料金(税込)CFP:25,400円~ ※1科目
サポート体制Webの質問フォーム利用可能
特徴・CFPコースを提供し科目数を選べる
・自習室の利用可能

大手資格予備校の大原では、CFP講座を1科目から選択できるのが特徴で、最大6科目までコースが提供されています。

Webの質問フォームや自習室利用といったサポート体制も充実しており、大手ならではの安心感があるのが特徴です。

FP1級の講座はありませんが、CFPの取得を目指す方にはおすすめです。

FP1級・CFPの通信講座の選び方

FP1級・CFPの通信講座の選び方は、以下の4つがポイントです。

料金相場と比較して安い通信講座を選ぶ

  • 合格実績のある通信講座を選ぶ
  • 質問対応などのサポートの充実度で選ぶ
  • 実技ではなく学科試験の対策講座を選ぶ

各講座それぞれ、料金以外にも特徴が異なるため、違いを押さえたうえで選ぶことが重要です。

料金相場と比較して安い通信講座を選ぶ

料金相場と比較して安い通信講座を選ぶ方法があります。

FP1級講座の相場は約93,000円で、CFP講座の料金は1科目当たり30,000円程度です。

【FP1級講座の料金】

通信講座FP1級料金(税込)
アーティス55,550円~
山田コンサルティング88,000円
LEC99,000円~
TAC133,000円~
FPK研修センター
資格の大原

【CFP講座の料金】

通信講座CFP料金
LEC129,800円~(1科目当たり21,633円~)
資格の大原25,400円~
※1科目
FPK研修センター178,000円~(1科目当たり29,666円~)
アーティス31,350円~
※1科目
TAC209,000円~(1科目当たり34,833円~)
山田コンサルティング38,500円
※1科目

FP1級講座の場合は、アーティスが安く受講できます。

また、CFP講座は単科で提供している講座も多いため比較しにくいですが、1科目あたりで考えるとLECがリーズナブルです。

ただし、いずれの講座もさほど大きな違いはないため、他の点も比較しながら選びましょう。

合格実績のある通信講座を選ぶ

通信講座実績
TAC合格者の声12件掲載
LEC記載なし
アーティス記載なし
山田コンサルティング記載なし
FPK研修センター記載なし
資格の大原記載なし

合格実績で比較する場合、TACに合格者の声が多数記載されている以外は公開されていないため比較は困難です。

ただし、指導歴30年の山田コンサルティングや、日本FP協会の認定教育機関であるアーティス、大手予備校のLEC・大原と、信頼性という観点ではいずれも問題ありません。

実績で選ぶならTACでOKですが、他の講座も実績が無いわけではない点は押さえておきましょう。

質問対応などのサポートの充実度で選ぶ

通信講座サポート対応
LEC回数無制限の質問対応
アーティス回数無制限の質問対応
TACメール質問10回まで
山田コンサルティング学習サポートサイトで質問可能(各科目10回まで)
FPK研修センターメールで質問可能
資格の大原Webの質問フォーム利用可能

サポート体制という面では、どこも質問対応は可能です。

ただし、回数などには制限がある場合もあるため、不安な方は回数無制限のLECやアーティスがよいでしょう。

実技ではなく学科試験の対策講座を選ぶ

通信講座対策内容
TAC学科
LEC学科
アーティス学科
山田コンサルティング学科
FPK研修センター学科(CFPのみ)
資格の大原学科(CFPのみ)

実技試験の合格率は90%を超えているので、基本的には学科試験の対策を行っている講座を選びます。

上記はいずれも学科試験対策講座なので、どれを選んでも問題ありません。

きんざいのFP1級と、FP協会のCFPはどちらを受けるべき?

FP試験はきんざいとFP試験の2団体が運営していますが、どちらを受けるべきか迷っていませんか?

ここでは、きんざいのFP1級と、FP協会のCFPはどちらを受けるべきか以下の観点から解説します。

  • 実施団体の違い
  • 受験資格の違い
  • 試験科目の違い
  • 合格率の違い

前提として、FP試験は学科と実技の2段階から成っており、実技試験を受けるにはFP1級の学科試験突破か、CFPの資格取得者といった条件を満たす必要があります。

学科試験はきんざいでのみ行われており、実技試験をFP協会かきんざいから選べるので押さえておきましょう。

実施団体の違い

FP1級の実施団体は、「きんざい(一般社団法人金融財政事情研究会)」と「NPO法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会」の2種類があります。

実施団体きんざいFP協会
試験方式(実技)面接試験×2回筆記試験
時間15分×2回120分
試験日2月/6月/10月9月
受験料28,000円20,000円

なお、あくまで違いがあるのは実技試験で、学科試験はきんざいのみ開催されます。

1月・5月・9月に実施され、受験手数料は8,900円です。

実技は面接か筆記か、好きな方を選びましょう。

FP協会の場合はいきなり実技試験から受けられるわけではないため注意が必要です。

詳しくは次項の受験資格で解説します。

受験資格の違い

きんざいとFP協会で受験資格の違いはありませんが、そもそもFP1級を受けるためには受験資格が必要です。

実技と学科それぞれの受験資格は以下の通りです。

試験受験資格
FP1級学科試験以下のいずれかを満たす
・FP2級合格+実務経験1年以上
・5年以上の実務経験
FP1級実技試験以下のいずれかを満たす
・FP1級学科試験の合格者
・CFP認定者
・CFP資格審査試験の合格者
・きんざいの「FP養成コース」修了者+FP実務経験1年以上

FP1級学科試験の受験資格には、もう一つ「金融渉外技能審査2級合格+1年の実務経験」がありますが、既に試験が廃止されており現在ではほとんど通らないルートです。

CFPの取得者は学科試験を免除され、いきなり実技試験から受けられます。

両方の取得を目指している方は、まずはCFPを取得してからFP1級を目指すのも有効です。

ただし、CFPを取得するにはAFP認定者である必要があるため、最初にAFPの資格を取得しなければなりません。

AFPはFP2級相当の難易度かつ、FP2級の取得が要件となっているため、順を追って取得していく必要がある点は注意しましょう。

なお、CFPとAFPはFP協会が認定する民間資格ですが、きんざいのFP2級所持者もAFP試験は受験できます。

試験科目の違い

実施団体きんざいFP協会
試験科目(実技)資産相談業務
・タックスプランニング
・不動産
・相続・事業承継
資産設計提案業務
・タックスプランニング
・不動産
・相続・事業承継
・ライフプランニングと資金計画
・リスク管理
・金融資産運用

試験科目はどちらもほぼ同じですが、近在のほうが面接ということもあり、範囲が絞りこまれている傾向にあります。

対してFP協会の方は6つの分野からまんべんなく出題されます。

得意な科目がある方を選ぶのもよいでしょう。

合格率の違い

実施団体学科(きんざい)実技(きんざい)実技(FP協会)
令和5年・9月:13.0%
・5月:3.52%
・1月:10.38%
・10月:80.1%
・6月:84.8%
・2月:86.07%
96.22%
令和4年・9月:12.29%
・5月:9.40%
・1月:6.67%
・10月:84.6%
・6月:85.98%
・2月:85.88%
99.0%
令和3年・9月:13.04%
・5月:20.06
・1月:9.95%
・10月:85.16%
・6月:85.27%
・2月:88.49%
93.76%
引用元:一般社団法人金融財政事情研究会
引用元:日本FP協会

学科試験の平均合格率は10%前後で、実技試験はきんざいが85%前後、FP協会が95%前後となっています。

実技試験の合格率は非常に高くなっていますが、これは実技が簡単なのではなく、学科を突破できる知識がある方なら実技にも活かせるということです。

FP協会の方が実技の合格率は高いものの、実際にプランニングを行う業務に即しているのは、面接試験が受けられるきんざいともいえるので、好みで選んでも問題ありません。

FP1級講座は価格や実績など自身に合ったものを選択しよう

本記事ではFP1級講座のおすすめ通信講座について解説しました。

FP1級は学科試験の難易度が高く、合格率10%程度の難関資格です。

CFP資格の取得者は学科試験が免除されるうえ、実務経験が無いと1級の受験資格が満たせないため、FP2級からAFP、CFPと取得してFP1級を目指す方もいます。

実務経験が1年以上ある方は。FP2級からFP1級の学科試験突破を目指すのが一般的なので、自身に合った講座を選択してください。

迷う場合は、合格実績が豊富なTACから検討してみましょう。

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