1st studyz（ファーストスタディーズ）は学研運営で過去問が無料？理由を徹底解説

1st studyz（ファーストスタディーズ）は、学研グループが運営する資格試験の過去問学習サービスで、完全無料で利用できるのが最大の魅力です。

試験の過去問題を1問1答形式で解いたり、スワイプ学習機能で実践演習ができたりと、ゲーム感覚で手軽に合格を目指す学習ツールをコンセプトとしています。

ただ、会員登録も不要なうえに学習し放題で、なぜ無料なのか気になる方も多いですよね。

1st studyz（ファーストスタディーズ）は実績のある学研グループが運営しているため、事業の販促に繋げたりブランディングしたりすることで無料で提供ができることが最大の理由です。

そこで、この記事では1st studyz（ファーストスタディーズ）が無料で使える理由の深堀りをすると共に、メリットやデメリット、評判などを解説します。

ぜひ参考にしてみて下さい。

なお、1st studyzの最大のデメリットは、アウトプット対策しかできないので、教材は別途用意する必要があることです。

簿記3級や2級、1級であれば、CPAラーニングというサイトで、無料で講義動画を見ることができるので、1st studyzとあわせて利用すると完全無料で勉強ができます。

将来的に公認会計士の取得に興味がある方は、CPA会計学院の資料請求をして、講義動画・教材（簿記）を利用する手もあります。

1st studyz（ファーストスタディーズ）とは？

1st studyz（ファーストスタディーズ）は「隙間時間に1クリックで1番手軽に合格を目指す学習ツール」をコンセプトにした資格学習ツールサービスです。

最短数秒で知識量を確認する単語帳学習や、どの機能も1タップで回答できる手軽な仕様が魅力です。

会員登録は不要で無料で学習し放題で、有識者による解説が掲載されているなど、サービス内容は非常に充実しています。

ここで、以下の4つのおすすめポイントをご紹介します。

• 17個の資格試験の対策がでできる
• 6万問の過去問が無料で解ける
• 暗記カードで頻出単語を覚えられる
• スマホでのスワイプ学習でゲーム感覚で学べる

1つずつ解説していきます。

17個の資格試験の対策ができる　

1st studyz（ファーストスタディーズ）では、以下の通り幅広い17種類の資格試験の対策に活用できます。

• ITパスポート
• 基本情報技術者試験
• FP3級
• FP2級
• 宅建
• 行政書士試験
• 国内旅行業務取扱管理者試験
• 保育士試験
• 介護福祉士国家試験
• 社会保険労務士試験（社労士試験）
• 社会福祉士国家試験
• 美容師国家試験
• 理容師国家試験
• 第一種衛生管理者試験
• 第二種衛生管理者試験
• 日商簿記3級

通信講座のように、講義動画やWebテキストはないので、インプットが済んでいる方がアウトプット用に活用するのが特におすすめです。

ただ、会員登録不要で閲覧できるので、気になる資格の過去問を気軽にチェックすることも可能です。

6万問の過去問が無料で解ける

1st studyzでは、資格学習において約6万問の過去問を無料で解くことが可能です。

例えば、ITパスポートの場合は以下の通り出題数や細かい条件を選択可能です。

【STEP1】

出題数は5問から150問で選択可能です。

【STEP2】

出題条件は細かく設定することも可能です。

【STEP3】

試験開催回を過去まで遡り、範囲を自由に選択できます。

また、出題カテゴリを細かく選択できるので、苦手な分野や科目があれば重点的に学習することも可能です。

選択が完了したら、以下のような実際の過去問に取り組むことができます。

回答度は数秒後に判定が出て、以下のような解説も表示されます。

また、簿記3級の場合は以下の通り答案用紙をWordやPDFでダウンロードができ、仕訳や計算の練習に活用できます。

暗記カードで頻出単語を覚えられる

1st studyzでは、暗記カードで頻出単語を覚える機能もあります。

試験でよく出題される用語を中心に問題が出題されるので、重要な単語を覚える際に非常に便利ですよね。

参考までに、簿記3級の暗記カードをご紹介します。

◯◯◯の部分をクリックすると、数秒後には以下のように解答が表示されます。

ちょっとした隙間時間でも、暗記のアウトプットをスマホで気軽にできるのが大きな魅力です。

スマホでのスワイプ学習でゲーム感覚で学べる

1st studyzは、スマホで学習しやすい○×形式の2択学習機能があり、ゲーム感覚で学べるのも魅力です。

過去問に取り組むよりもサクサク答えられるため、通勤時間や移動中などの隙間時間に活用できます。

スマホ上では、以下の通りスワイプしてリズミカルにスピーディーに学習ができるので、学習している感が薄くなるのも嬉しいポイント。

片手で指1本でスワイプできるので、電車で移動中などに操作がしやすいのも魅力です。

一方、パソコンの場合は、以下のように選択肢をクリックして利用できます。

1st studyzはなぜ無料で使える？

1st studyzは完全無料で利用できるのが大きな特徴ですが、なぜ無料で使えるのか気になる方も多いですよね。

結論、1st studyzが無料で使えるのには、以下のような理由が挙げられます。

• 運営会社Gakkenの出版物やスクールの販促につなげるため
• 広告収入で儲けているため
• ブランディングのため

1つずつ解説していきます。

運営会社Gakkenの出版物やスクールの販促につなげるため

1st studyzは学研ホールディングスのグループ会社である、Gakkenが運営しています。

Gakkenは教室関連を中心に、学習参考書や児童書の発行や販売、スクール運営や学習塾向けの教材の販売など、幅広く事業展開しています。

1st studyをまずは無料で利用し、もう少し踏み込んで学習したいという方が増えれば、Gakkenの出版物やスクールへの販促に繋げることが可能です。

Gakkenは知名度が高く、長年の実績があるため、販促にも繋がりやすいのも魅力です。

広告収入で儲けているため

1st studyzの公式サイト内では広告が掲載されているため、広告への閲覧やクリック、購入が発生すると広告収入で儲けることが可能です。

サイトへのアクセスが多ければ多いほど広告収入で儲けることが可能なので、無料で提供できていると言えます。

そのため、ユーザー側は無料で利用ができて、運営しているGakken側にも広告収入が入るため、双方にメリットがあるという仕組みです。

Gakkenは広告事業も行っており、雑誌メディアやWebメディアなど、ターゲットや目的に合わせた広告提案をしています。

知名度の高いGakkenが運営する学習コンテンツのため、サイトを訪れる方も多く広告収入が得られやすいと考えられます。

ブランディングのため

ブランディングは企業の信頼性や専門性を高めるために重要ですが、学研グループも新規事業を通して学習コンテンツとサービスの多様化に取り組んでいます。

学研グループは1946年の創立以降、教育分野を中心に幅広い事業展開をしていますが、少子高齢化に伴い、園や学校事業を中心としたビジネスモデルでの収益化は厳しい時代です。

子供向けの教室や塾の需要が下がってきているなか、大人向けの教育事業を強化することにより、オンライン資格学習サービスやeラーニングなど、新たにコンテンツに力を入れています。

時代のニーズに合わせて学び方のスタイルは変化させつつも、高品質なデジタル教材やコンテンツサービスを全世代へ一貫して提供しているのは、新たなブランディング戦略と考えられます。

1st studyzを無料で提供することはブランディングの一環として、幅広い世代に認知してもらうことに繋がると言えるでしょう。

1st studyzの口コミや評判

1st studyzを実際に利用した方の口コミや評判をご紹介します。

株式会社Gakken運営の1st Studyzの宅建、行政の問題少しだけ解いてみたけどまだ解説はないみたい。開発途中かな。単語帳は良い機能と思ったけど答えと伏せ字の文字は一緒じゃないかったから7文字ってなに？！ってなった。にしても色んな資格の勉強が無償でできるサイト、アプリが充実してる令和凄い

引用元：X

資格や問題によっては解説がない場合もありますが、少しずつ更新されているようです。

また、無料で利用できるので気にならない方も多いようです。

以前どっかで資格勉強に有用だと「1st Studyz」というサイトを知ったからちょっと見てみたら日商簿記3級だけリンク設定されてなかった。伝えてあげようと問い合わせフォームで送信ボタン押したけど自画面遷移する。テストしてないんか？次画面遷移するのはChromeじゃないからか？

メールに返信来てた。ちゃんと問い合わせ送られてたんか。まだリリース前だとのこと。もうちょっとわかりやすくしてよーという思いはありますが、納得。送信専用メールで送られたからお礼も言えない……。

引用元：X

疑問がある際は、問い合わせフォームで質問できるようですね。

順次リリースされているコンテンツもあるようです。

空き時間に「過去問 1st studys」で勉強してみようかなと思います。公開されている資格の中で
①比較的難易度が低い資格
②汎用性が高い資格
③取得及び就職にかかる費用が少ない資格
を、それぞれ教えてください。

引用元：yahoo!知恵袋

①の観点では、ITパスポート、FP3級あたりかと考えます。衛生管理者も難易度的には低い部類と考えますが、受験資格を満たす必要があるので、その点の敷居が上がります。（FP3級も厳密には受験資格はあるものの、実質誰でも受験は可能かと考えます）

②の観点では、ITパスポートかと考えます。位置づけが「ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験」となているからです。

③は就職の要素も含まれてきているので、正直分かりません。

引用元：yahoo!知恵袋

完全無料で利用できるので、気になる資格があれば気軽にチェックできるのが魅力です。

1st studyzのデメリットや注意点

1st studyzは完全無料でスマホで手軽に利用できるのが魅力ですが、以下のようなデメリットや注意点があります。

• アウトプット対策しかできないので、教材は別途用意する必要がある
• 解説が未掲載の過去問もある
• 解説文が短く、理解しづらい場合もある
• スマホアプリは無くブラウザで利用する必要がある

1つずつ解説していきます。

アウトプット対策しかできないので、教材は別途用意する必要がある

1st studyzは、過去問や暗記、スワイプ学習などが中心のコンテンツのため、すでに基本的な学習はインプットしている前提で、アウトプットに活用するのがおすすめです。

そのため、初学者が1st studyzのみの利用で学習したいという場合には不向きと言えます。

インプット対策をするのであれば、1st studyzよりもコンテンツが充実している学習サービスを利用したり、通信講座を利用したりすることがおすすめです。

そのため、1st studyzは他の教材や通信講座と併用してプラスワンとして利用するのがおすすめです。

あくまでも、過去問や暗記などのアウトプット用に活用するものと考えておきましょう。

解説が未掲載の過去問もある

1st studyzの過去問には、基本的に解説が掲載されています。

一方、問題によっては以下のように解説が未掲載の場合もあります。

理解できなかった問題の解説が見れないのは、少々気になるポイントですよね。

ただ、ほとんどの問題に関しては解説が掲載されています。

解説の準備などを含め、サイトは順次リニューアルを行っているようなので、今後解決される見込みはあると考えられます。

解説文が短く、理解しづらい場合もある

1st studyzでは、解説文が短く理解しづらいという注意点もあります。

参考までに、FP3級の問題をご紹介します。

上記の問題における解説は以下の通りです。

解説のボリュームに関しては学習レベルなどによって個人差があるので、気にならない方も多いかもしれません。

ただ、質問機能サービスはないので、疑問をきちんと解決したい方には不向きかもしれません。

解説文のボリュームや内容に関しては、実際に試してチェックしてみるのがおすすめです。

スマホアプリは無くブラウザで利用する必要がある

1st studyzは、スマホで利用ができますが、アプリはないのでブラウザで利用する必要があります。

操作する速度や通信料の消費などを気にする方にとっては、少々気になるポイントかもしれません。

講義動画が見れたり、学習時間の記録や進捗管理機能を把握できたりなどの機能が充実している他社の学習アプリと比較すると、物足りなさは感じられます。

ただ、アプリで使うことにこだわりがなく、ブラウザでも気軽に使いたい場合には気になるポイントではないかもしれません。

また、試験直前の学習やアウトプット用だけに気軽に利用できれば充分という方であれば、満足できる可能性もあります。

1st studyzの代わりに使えるサービス

1st studyzだけで資格取得の学習をするのは厳しいため、代わりに使えるおすすめのサービスもご紹介します。

• CPAラーニングは簿記や会計資格のテキストや問題集が無料
• YouTubeでの各資格の解説チャンネル
•  スタディング（無料体験コース）

1st studyzと併用するのもおすすめなので、参考にしてみて下さい。

CPAラーニングは簿記や会計資格のテキストや問題集が無料

CPAラーニングは、会計士予備校として知名度の高いCPA会計学院が運営している完全無料のeラーニングサービスです。

簿記や会計ファイナンスに特化しているのが特徴なので、会計や経理関連の資格取得を目指している方に特におすすめできます。

参考までに、1st studyzと内容を比較してみると以下の通りです。

CPAラーニングは、メールアドレスでの会員登録のみ必要ですが、講義やテキスト、問題集や模擬試験のコンテンツを完全無料で利用ができます。

CPA会計学院の講師による高品質な講義動画が1,500本以上配信されており、各種教材や問題集などのダウンロードまで、一切の料金が発生しません。

会計や経理関連の資格の勉強をしたい方は、CPAラーニングと1st studyzを併用するのもおすすめの方法です。

CPAラーニングに関しては以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみて下さい。

CPAラーニングはなぜ無料？安全で怪しいサイトではない理由や注意点、評判

YouTubeでの各資格の解説チャンネル

最近では、YouTubeで各資格の解説を行っているチャンネルも多く存在します。

1st studyzとYouTubeの詳細を比較すると、以下の通りです。

YouTubeで学習する魅力は、無料で好きな時に視聴できて、堅苦しくなく楽しく学習できることですよね。

ただ、YouTubeは運営者の独自の見解による解説も多く、正確性がない可能性もあるので選び方には注意も必要です。

先述したCPAラーニングの簿記3級問題集解説においては、簿記YouTuberのふくしままさゆきさんが、簿記3級問題集を解きながら分かりやすい解説をしています。

このように知名度の高いCPA会計学院の学習コンテンツで解説動画を配信しているYouTuberなら、信頼度は高まりますよね。

簿記YouTubeのおすすめ動画に関しては、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみて下さい。

簿記YouTubeおすすめ動画を比較！ふくしままさゆき一択？

 スタディング（無料体験コース）

スタディングは、1st studyzと同様にスマホ学習ができるコンテンツで、ITパスポートや宅建、簿記など38種類の資格のオンライン学習ができます。

無料登録をすることで、有料コースの講義や問題集の一部を、無料で体験できます。

参考までに、詳細を比較してみました。

1st studyzは過去問やスワイプ学習が中心ですが、スタディングは講義やテキストを体験できるほか、無料体験でもアプリをインストールして利用することも可能です。

気になる方は、スタディングの無料体験をして、1st studyzと比較してみるのがおすすめです。